〈射手座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》乱れやすい恋の運気。年末が近づくと安定していきそう
恋をしようと思ったら結婚のことばかり考える羽目になったり、いざ結婚をと思ったら迷ってばかりで決断できなかったり、紆余曲折ありそうな射手座の恋愛運。チャンスは比較的多いのですが、恋心が長続きしないことが問題です。8月から9月は、本来なら恋をして結婚をという流れもあり得るときですが、いまいち納得できないかも。無理をして決めると悔いが残りますので、ここは焦らないほうがいいでしょう。
でも、いいなと思った人とは連絡先を交換しておいたり、結婚の条件にぴったりの人がいたら目をつけておいたりと、好機をつかむ努力は大切。その気になれないからとばっさり縁を切ってしまうのではなく、ちょっと余韻を残しておくと運気が高まってきたときに恋をつかみやすくなるはずです。
出会い運は10月にピークが。ひと目ぼれのように恋に落ちますが、その関係はまるで長年寄り添ってきた親友のよう。「実は知り合いだったのかな?」なんて軽口をたたくほど気兼ねのない交際ができるようになりそうです。
11月からの運気は安定運。この流れは金星が移動する2022年の3月まで続きます。ですから、出会いを求めるなら10月までに恋の駆け込みアクションを起こすのが重要だといえるでしょう。
ただ、小さな出会いのチャンスは年末にもこっそり訪れます。恋愛以外の出会いも引き寄せるときであるため、そっと送られてくる恋のオーラに気づかない可能性があります。10月に恋をする機会がなかった場合は、年末もアンテナを張り巡らせ、素敵な人との出会いを待っていてください。
仕事などの運気が活気づくため、どうしても忙しくなりやすい下半期の射手座ですが、情報キャッチ力では12星座の中でも群を抜く運気。本気になれば何人もの恋人候補を見つけられるはずです。
少し気をつけておきたいのは、頑固になってしまいやすいところ。せっかく出会った人とたまたま意見が食い違ってしまったとき、自分の意見を曲げられない場合が。それがもとで心が離れ、だんだん疎遠になってしまうこともないとはいえません。相手の意見を尊重するように意識していたり、言いすぎたときは、あなたから早めに謝ったりするようにすると、恋を手放さずにすむでしょう。
射止めたい相手ができたものの、どうアプローチしていいかわからないときは、ネットや友人のアドバイスを参考に、恋の駆け引きをしかけて。情報をうまく取捨選択できるときですから、相手の心をつかむ最善の方法が見つけられるはずです。
恋に関しては少し飽きっぽいのが難点ではありますが、幸運の星・木星が年末に移動すると、安らぐ恋がしたくなる射手座。恋愛運も安定するため、誠実であなたを大切にしてくれる人と素敵な交際ができるでしょう。あなたも出会った人を心から大切にすると良縁に恵まれるはずです。
鏡リュウジさん
1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新装版『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン著 鏡リュウジ翻訳 朝日新聞出版)が好評発売中。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載