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【鏡リュウジさんの星座占い】2022年の運気はどうなる?幸運に乗るには?

人気占い師・鏡リュウジさんが、去年に続き変化の多かった2021年を総括するとともに、2022年の見通しを教えてくれました。頑張ってきた自分をいたわり、来年の夏頃にやってくる幸運期に良いリスタートを切れるように心の準備をしておこう。

鏡リュウジさん

鏡リュウジさん


1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新刊『鏡リュウジの実践タロット・テクニック ケルト十字法大辞典』(朝日新聞出版)。

《2021年の振り返り》刻々と移り変わる光と影。カギとなったのはバランスをとる力

いつまでこの生活が続くのかと思われたコロナ禍での暮らしも、予防行動の広がりとワクチンの普及で少し光が見えてきた2021年。しかし、第5波のときには、収束までの光がまた消えてしまうのではと、心が揺れたことでしょう。  

2021年は、5月に癒しと溶解の星座である魚座に木星が入り、余裕を失っていた人々の心に、思いやりや医療への感謝の気持ちの高まりが見られた一方で、この一年に3回形成される、試練の星・土星と変革の星・天王星の厳しい角度によって、古い伝統と新しい生き方との衝突、すり合わせが繰り返されました。  

たとえば、せっかくテレワーク中心の生活に慣れてきたのに、コロナが落ち着いて出社日が増え、かえって効率の低下を招くなど、「どこにいても働ける」というメリットが「やはり顔を合わせて働くべき」という慣習とぶつかるといった具合です。  

また、多くの人が幸せを願って見つめたロイヤルウエディング。伝統に沿った降嫁とは言い難いものでしたが、お二人は長年の思いを貫きました。対等なパートナーシップをつかさどる天秤座生まれらしい結婚だったのではないでしょうか。  

この土星と天王星の厳しい角度は、クリスマスイブにも形成されます。難しい星の配置ではありますが、振り子のように揺れる物事への判断は一長一短。満員電車での通勤が減ればワークライフバランスは改善しますが、誰とも顔を合わせずに仕事を進めるのも不安が募ります。大切なのはそのバランス。それぞれが声を上げ、柔軟に意見を出し合ってベターな落としどころを見つけることが、2021年の学びだったのでしょう。

【鏡リュウジの星座占い】

《2022年の見通し》頑張ってきた自分を抱きしめ、これから始まる未来と生きていく

これから迎える2022年は、初夏を境に運気が大きく変化します。5月までは幸運の星・木星が魚座を運行し、2021年に広がった思いやりの力がより強まっていきます。それは、他者に対してだけでなく、あなた自身にも向けられるもの。ここまで過ごしてきたこと、ただそれだけに対し「よくやってきたね」と自分で声をかけてあげてください。そうしてほぐれた心は安心と共感する余裕を生み、生きるのがつらい人、疲れている人、一見平気な顔をしているけれど、実は無自覚のうちに傷ついている人を少しずつ癒していくはずです。みんなの心にパワーを与えてくれる、素晴らしいエンターテインメントの隆盛や新しいコミュニケーションの形も見えてくるでしょう。  

一時的には、ちょっと怪しげな癒しビジネスも目立ちそうですが、5月に木星が牡羊座に入り、誰もがリスタートの意欲を心に燃やし始めると、社会全体が活気づき、不審なものはパッとはねのける力がついてくるはずです。広い意味での人道主義、博愛主義に裏打ちされた、人間が持ち合わせている様々な「でこぼこ」を愛し、ダメなところも適度に許容して、それぞれのいいところはもっともっと伸ばしていこうといった、パワフルなアクションが増えていくでしょう。

コロナ禍での生活の振り返り、心のまとめは4月中に終えておくのがおすすめ。同時に、自分が何に喜び、何を大切にして生きていくのかをクリアにしておきましょう。未来へのアクセルが踏み込まれるのは一瞬。そのチャンスを逃さず、スピードに乗っていけば、2022年の幸せはより大きなものになるはずです。

イラスト/mutsumi illustrations 原文/浅島尚美(説話社) ※BAILA2022年1月号掲載

鏡リュウジの12星座別【2022年上半期星占い】あなたの運勢は?

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