占星術において、冥王星とはどんな星?2024年下半期鏡リュウジの冥王星占いをチェックして変革の時代に、私たちがやっていくべきことを学びましょう!
占星術における冥王星とはどんな星?今、注目が集まる理由を解説!
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冥王星は、物事を根底から変えていく
今、大きな時代の変化を表す星として、その動きが注目されている冥王星。占星術では「死と再生の星」と呼ばれ、一つの星座に10年以上とどまる天体です。徹底的な破壊と希望の再生が同居するこの天体は、長い時間をかけて社会の変容を促し、それ以前とはまったく違う世の中を作り出します。
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2008年のリーマンショックの頃から山羊座に滞在していた冥王星は、2023年3月を皮切りに、いよいよ次の水瓶座への移動を開始。山羊座と水瓶座を行きつ戻りつしながら、2024年11月下旬、ついに水瓶座へ腰を落ち着けることになるのです。
これまで冥王星が滞在していた山羊座が象徴するのは「権力」「構造」「骨組み」。つまり、組織や決まった枠の中で強い力を持つことが正しく、社会のセオリーとなっていた時代。それらが土台からくずされ、エンタメの雄であった巨大な企業が消滅したり、政治の巨額な裏金が明るみに出たりと、この数年で膠着した組織のマイナス面が明らかになり「これまで通り」は通用しないと感じる出来事も多かったでしょう。
冥王星が世界や人に与える影響とは?
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冥王星がもたらした時代の変化
これから冥王星が腰を据える水瓶座は、「テクノロジー」「ネットワーク」「平等」などを象徴する星座。近年話題になっているAIの発展、ChatGPTやAR、VRといった現実と仮想空間の融合もより進んでいくでしょう。
過去の冥王星移動前後の出来事を見ていくと、蠍座滞在時にはHIV感染症が、射手座を運行時にはオウム真理教事件・阪神淡路大震災がありました。一方で、Windows 95が登場して今のネットワーク社会が産声をあげるなど、大きな希望もまた、見せてくれたのです。
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ただ、それらがよい形で人々の生活に着地し、なじんでいくには冥王星が次の魚座へと移動する2043~2044年頃までの期間、つまり約20年かかります。急激にテクノロジーが進むことによるバックラッシュも。人々が自分の肉体と意識とのバランスがとれなくなったり、何が本当の平等なのか、無意識の偏見をあぶりだされたりするといった場面も増えてくるはずです。
9月〜11月冥王星以降期に大切にしたいこと
当たり前だった価値観がくずされ、新たな時代に移り変わっていく時、人々の心には大きな不安が広がります。最新の情報や技術がどんどん出てきて、それについていけないと思うこともあるでしょう。
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そんな時、過去を全否定する必要はありません。なぜなら、冥王星は「死と再生」の星。つまり、一度は否定された過去も、そのよい点がきちんと見直され、再生されていく働きがあります。「時代」という名の宝箱の、最後の希望がそこにあるのです。
新しいこと・ものは楽しんで取り入れていきましょう。あなた自身に合わないものは見守り、無理に取り入れなくても大丈夫。また、過去にあったよいこと・ものは形を変え、今にブラッシュアップさせて活かしていけばいいのです。知識や情報に翻弄されていると感じたときは自然の多い場所で五感を活発にし、新しいものに疲れたら心と体になじむ古き良きものを見直して。
星と同じように、心も体も行きつ戻りつ。焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。
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