休日もアクティブに色々楽しんでいる人と、オフの日は何もしたくない!という人。その違いはどこにあるのか? 働くBAILA世代の“休養”の最適解をひもときます! 実はNGな休み方もチェックして。
休むほうが“むしろ”疲れる人、“ちゃんと”休まないと疲れる人、何が違う?
Q.あなたはどっち?
※8月14日~17日、30代女性にアンケートを実施。47名が回答。

働くBAILA世代は、なんとじっとしているほうが疲れるという人が約7割! 「土日は休みたい」という人との差は一体?
休むほうが“むしろ”疲れる人
家でゆっくりしていると、土日ずっとエンジンがかからず何をするにも億劫に……。平日も週末もコンスタントに予定を入れたほうが効率よく動ける気がして、まったりする時間はとらなくていいかなと思います。(33歳・商社営業)
夜勤がある日、まずは朝4時半からゴルフ→帰宅する前にピラティスでリカバリー。夜勤は眠いけど、いくら寝てもどうせ眠いので予定を入れがちです(笑)。語学の習い事&ピラティス&美容皮膚科などをテトリスのように詰め込むと、パズルのようで楽しい!(32歳・看護師)
休日は自分のやりたいことをやることで、仕事中心にならず自分の人生を生きている感じがします! オフの充実感があってこそ仕事を頑張れます!!(34歳・教員)

リモートワークで体力が落ちやすいため、週3ピラティス+早朝ランに行きます。土日は友人との予定や美容デーを満喫! 適度に体を動かし筋力や持久力を維持しているおかげで、結果的に日々を快適に過ごせています。(39歳・人材系)
休みの日、何もせずに夜になると罪悪感で気持ちが疲れてしまうタイプ。週末も日曜は朝7時半のピラティスから一日をスタート! パンを焼いたりお出かけしたり、一日のうちに達成した出来事が多いほうが充実感で元気になれます♡(33歳・秘書)
“ちゃんと”休まないと疲れる人
出張のあと疲れすぎて20時間寝続けたのには自分でもびっくり。もっと体力があると思っていたけど、出張のあとはお休みデーをつくるようにしています。(38歳・不動産営業)
休みの日に仲のいい友達とごはんに行ったり遊んだりしても、どうしても少し気をつかってしまいます。休日は完全に一人でゆっくりする時間がないと休んだという感じがせず疲れが取れない。(30歳・秘書)
土曜に友達とのホームパーティがたまたま盛り上がって、深夜2時頃まで楽しんだ日。昔は朝まで飲んでも大丈夫だったのに、翌日起きられないどころか月曜日の仕事にも響いてしまいスタミナのなさを実感……。(35歳・広告系)

夜、友達とのごはん会や飲み会を入れた次の日は、必ず在宅や休みにしないと疲れてしまいます。次の日出社なのに前日に飲んだりできる人が羨ましい(涙)。(38歳・コンサル)
休日に予定を2つ入れただけで、翌日は「今日はもう何もできない……」状態に(笑)。旅行も大好きなのに、帰宅後は必ず“回復日”が必要です。連日色々な予定をこなしている友人を見ると、体力どうなってるの!?と思います……。(31歳・公務員)
結論! 休むほうが“むしろ”疲れる人、“ちゃんと”休まないと疲れる人の違いは、「何で活力を得るか」だった!
アンケートから浮き彫りになったそれぞれの休養適正。人によって休み方の正解が異なるのはなぜ? 休養学のスペシャリストに話を伺いました。

日本リカバリー協会代表理事 博士(医学)
片野秀樹先生
休養リテラシーの向上に努める。2024年に出版した著書『休養学 あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)は、シリーズ累計20万部を突破し、ベストセラーに。多数のメディアに出演し、正しい休養について啓発する。

休養=睡眠にあらず。適度な負荷で休養効率は上がる
休養と聞いてまず思い浮かべるのは、睡眠をはじめとする体を休める動作。でも、休養学のプロフェッショナル、片野先生は「必ずしも、休むこと=寝ることではない」と語る。
「疲労とは、日常生活の中で受けるストレスから生まれるもの。仕事はもちろん、自分のペースで進めることができないすべての事柄がストレスにあたります。たとえば、通勤ラッシュ時の乗り換えで自分の歩調で歩けない、パートナーや子どもの都合に合わせて思うように食事のタイミングを取れないなど、些細なことも疲労につながります。さらにスマホなどの連絡ツールの発展により、退勤後に業務連絡が来る場合もありますよね。ONとOFFの区切りが曖昧になり、脳は常にストレスにさらされた状態です。そのため、しっかり睡眠を取っても充分に回復ができず、休んでもすっきりしない、と感じる人が増えているのです」
では、休むほうが疲れる人と、休まないと疲れる人の違いはどこから?
「疲労の回復には、体の休息のほかに“活力”を加えることが必要なんです。休養=睡眠ではなく、さらに活力を高められるアクションをプラスするだけで、心身ともにリフレッシュすることが可能。そのアクションが人によって実に様々なので、“休日もアクティブに活動する人”と“オフの日は家で何もしたくない人”に分かれているように見えるんでしょうね。人とコミュニケーションをとる、ピラティスで体を動かす、家で好きなドラマを見る……自分が心からリラックスできるのであればすべてが休養につながります。大切なのは、自分がどうしている状態がいちばんストレスフリーであるかを知ることなんです。ただ休むだけでなく前に進む活力を得られるような休養方法を、ぜひ見つけてください」
休養には2段階ある!
休息で体力を回復させ、活力を加えて心身ともにフル充電に導くのが、現代社会における休養の基本!
1.守りの休養で体をリカバリー! 「休息」して体を回復させる
□休息=フィジカルを回復させることが目的
□人によって元の電池の大きさが違うので回復のスピードも異なる
□休息だけでは充電しきることはできない

「休息とは、睡眠に加え、仕事や家事の合間の休憩、自宅でゴロゴロと過ごす時間を指します。活動を中止し、エネルギーの消費を抑えて心と体を落ち着かせる大切な時間ですが、疲れを自覚している現代の日本人は、これだけでフルリカバリーするのはほぼ不可能。その人の生活習慣や疲れの度合いによって得られる効果も異なるため、休息だけに心身の回復を委ねるのは得策とは言えません」(片野先生・以下同)
2.攻めの休養で心身をリフレッシュ! 「活力」を加えてフル充電する
□「人に会う」「運動をする」など、活力を得るパターンは様々
□自分にとって最適な“休み方”を知っておく
□あえて軽い負荷を与えて活力を高める手も!

「休養の過程において何かしらの負荷=活力を加えることで、心身ともにフル充電へ近づきます。自分に合う活力を得るパターンを見つけるには、過去を振り返り“何をしているときがいちばんストレスフリーだったか”を考えるのが近道。バッテリーそのものの容量を増やすには、ストレスにならない程度の心地よい負荷をかけてみるのも手。休息の効率が高まり、ただゴロゴロと過ごすよりも翌朝のリフレッシュ感が目に見えて変わるでしょう」
勘違いしているかも!? 実はNGな休み方をCheck!
よかれと思ってしている休養行動に、実は思わぬ落とし穴が!? 片野先生が注意すべきNG行動を解説。
スマホでSNSをぼーっと眺める

「ぼーっとしているつもりでも、目から得る情報量はとても多く、脳がストレスを感じる要因になります。スマホの画面を白黒に設定して色数を減らすだけでも、情報量がグッと少なくなり疲労感が減るのでおすすめです。」
一日中ベッドで眠る

「休養を考える上で適度な睡眠は欠かせませんが、寝すぎはNG。24時間ずっと寝ていると筋肉が1〜2%減少することもわかっており、体によくないことは明白。昼にしっかり活動することで、睡眠の効率も高まります。」
甘いものをご褒美にする

「甘いものを食べると血糖値をコントロールするためにコルチゾールが分泌されます。すると一時的に元気になったと錯覚するのですが、摂取しすぎるとコルチゾールが枯渇し、逆にぼーっとしてしまうこともあるんです。」
イラスト/澤村花菜 取材・原文/野崎千衣子 ※BAILA2026年11月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。






















































