【クリエイター系おしゃれ男子に爆モテ中♡】tofubeats解体新書

2018-02-27 19:30
  • BAILA読者のみなさまは、tofubeats(とーふびーつ)さんをご存知ですか? この一風変わったお名前のアーティスト、神戸出身・若干27歳の、今いちばんアップカミングな音楽クリエイターなんです。
    エディター沖島にその名前をはじめて教えてくれたのは、なかよしのフォトグラファー、オノツトムさん。新進気鋭のミュージシャンやアイドルのグラビアをよく手掛けるオノさんが「スゲー才能ある奴だから! 要注目!!」と再三にわたり絶賛していたのがtofuさんなのです。その後、スタイリストやら、編集部のお隣にしばしばやってくるメンズノンノモデルやら、会うおしゃれ業界男子みんなが“推しメン”として挙げてくる“The トキの人”No.1、それがtofuさん。「男がかっこいいと思う男」って、女としても気になりません??? ...というわけで今回は、tofubeatsさんのことをご紹介させてください♡
  • イケてるメンズに徹底的にモテる男♡ tofubeats解体新書10
  • ① ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』の主題歌&BGMを監修!
  • 週刊少年ジャンプ(弊社刊)で1989年〜92年まで連載された桂 正和さんの名作漫画『電影少女(ビデオガール)』をご存知ですか? ビデオデッキから出現したヒロイン天野あい&高校生の弄内洋太(もてうちようた)と、その友人たちが繰り広げるSF的恋愛ドラマ。ちょっぴり(というかかなり)セクシーかつキャラの濃ゆ~い女子たちが、思春期男子をめちゃくちゃに翻弄するストーリーで、桂さんの伝説レベルな代表作でもあります。
    これが約25年の時を経て、現代バージョンの連続ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』として実写化! 主人公の弄内 翔(洋太のおい)を野村周平さんが、そしてヒロインのビデオガール・天野アイ(=あい)を、乃木坂46メンバーにして姉妹誌non-no専属モデル、西野七瀬さんがダブル主演している超話題作です。
    その主題歌『ふめつのこころ』&ドラマ全体を彩るBGM、すべての音楽を監修しているのが、今回ご紹介するtofubeatsさんです。PCを駆使し、作詞&作曲はもちろん、自分で歌って編曲までできてしまうマルチクリエイター&プロデューサーなんです。
  • ② 実は楽器が弾けなくて音痴。でも、僕にはPCがある!
  • tofuさんの音楽づくりを担うのはすべてPC。なんと、楽器はほとんど弾けないそうです。
    「楽器が演奏できなくても、パソコンがあれば誰でも音楽が作れる今の時代はホント最高なんです!!! あらゆる楽器って、才能あるなしの前に、時間をかけてひたすら練習しないと上手くならないし、さらにバンドを一緒に組む友達がいないと演奏自体が成立しない。音楽が好きでたまらないのに、そんな“練習と友達の壁”に阻まれて、音楽を楽しむことができないなんて、すごくもったいないと思うんです! そのギャップを簡単に、でも確実に埋めてくれるのがパソコンです。しかも僕みたいな音痴(!)でも、マシンボイスをかけちゃえば、きちんと形になる。自分で音楽をフルで作れれば、ゴールが見えてくるから、そのプロセスでギターやベースやドラムが必要になったら“練習しよっかな”というモチベーションにもなりますよね。パソコンが、世の中にある面白いことの量を圧倒的に増やしてくれるんです。僕のやっていることを見て、少しでも多くの人が“音楽、やってみよっかな♪”と思ってくれたらサイコーです!」。
  • ③ セカンドハンドで耳を肥やした少年時代
  • 幼いころからJ-POPを聴きまくって育ったtofu少年。まだ会員カードすら作れない小学生のころから、両親に頼んで、TSUTAYAやブックオフなどで中古のカセットテープやレコード、MD、CDなどの音源を格安で手に入れたりレンタルしたりと、とにかく“量”を聴き込んだそう。中島美嘉さんや(のちにコラボレーションを果たす)森高千里さんなどをエントリーに、中学生になるころには日本語ラップにドはまり。TVでは知り得ないコアなアンダーグラウンド音楽の世界にどっぷり浸かる毎日だったそう。
    「どちらかというとオタク寄りな子どもだったと思いますが、中高一貫の男子校だったので、女の子に対して見栄を張ったり、モテたいからってイキる必要もなく(笑)平和そのものでした。なので、心おきなく自分の好きなコトを追求できたのかもしれないですね」。
  • ④ “2ちゃんねる”がtofu少年のスキルを磨いた
  • 中学生のころからPCでの音楽づくりを始め、自作の音源をインターネット上にアップしていたtofuさん。共通の趣味を持つユーザーがネット上で集まる、いわゆる“掲示板”でのコミュニケーションに育てられたといいます。
    「掲示板では、好きなアーティスト談義で盛り上がったり、自分の音源にコメントをもらったり、すごく楽しくて。高校生になると、遠征して実際に会いに行ったりしていました。そのときの友達が、実は広告代理店の方だったり、映像関係の方だったり、業界のプロフェッショナルが多くて。その人脈が今の仕事にばっちり繋がってるんです! プロのノウハウを無償でシェアしてもらっていた当時の無邪気な自分が贅沢すぎる(笑)」。
  • ⑤ 実は、ふつうのサラリーマンになる予定だった
  • 大学に通いながら、趣味の音楽づくりで「ちょっとだけ」マネタイズしていたというtofuさん。しかし「音楽で食っていけるとは毛頭思わなくて」普通に就職活動をし、プログラマーとして内定まで獲得しますが、体調を崩してしまいます。
    「内定を辞退し、療養しなければならない事態に。幸い、少しですが貯金があったので、AAA(トリプルエー)の日高光啓くんなど好きなアーティストに声をかけて、社会人になる前に“思い出づくり”としてアルバムを作ることにしました。それが回り回って、なんとワーナーが販売してくれることになったんです(=2013年の1stアルバム『lost decade』)! 僕、ほんとラッキーでした(笑)」。
  • ⑥ 『ふめつのこころ』は、作品の徹底的な分析から生まれた
  • 『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』の主題歌『ふめつのこころ』はどうやって生まれたのでしょう。
    「ドラマのラストや、ここぞ!という重要な場面でかかる主題歌は“ゴール”なんです。なので、原作の漫画はもちろん、ドラマの脚本も読み込んで“ピン!”ときた言葉をひたすら紙に書き出し、分解していきました。そうしてたどりついたのが“不滅”というキーワードです。
    原作を読んだことのある方はわかると思うのですが、このドラマでは“すれ違い”からさまざまな人間模様が生まれます。すれ違いって、自分が思っていることを相手に100%伝えきれないから起こる。しかも、原作が連載されていた1980~90年代と、2018年の現代と、自分の他人の境界線の難しさはまったく変わりません。また、西野七瀬さんという実在のアイドルが、ビデオデッキから出てくるアイドルを演じるという“メタ構造”も表現する必要があった。そこに、ビデオの砂嵐の“ザーッ”というアナログの質感を盛り込んだりして。紙の文庫で読んでも、電子書籍で読んでも、ドラマを見ても変わらない『電影少女』という作品自体の面白さを伝えられたらと思って作りました」。
  • ⑦ 正直、主人公の翔がうらやましくて仕方ない!
  • 桂 正和さん原作の『電影少女』は、週刊少年ジャンプ連載当時は“お色気枠”。ダイレクトにエロティックな描写もあったりして、当時の少年読者たちをずいぶんドキドキさせました。
    「登場人物、とくに女の子はみんな、ものすごい可愛いうえに、相手の男に対して惚れすぎてますよね(笑)。主人公の弄内くんも“なんでこんなウジウジしとんのにモテるんや!?!?”って思います。しかも、ドラマは現代のお話にアレンジされてますけど、男女3人、しかもめっちゃ可愛い女の子とアニメ作ってるんですよ!? “オタクの幸せココに極まれり!!!”って感じで、だいぶ、イヤかなりうらやましい。妬ましくて作業の手が止まることもありました(笑)。でも、LINEのやりとりやなんかで悶々とイジイジする翔に、ビデオ時代生まれでセンスも80年代の昔のままのアイちゃんがグイグイ突っ込む構図が爽快です」。
  • ⑧ 大の男に「人生を預けたい!」と思わせる男、それがtofubeats!
  • 大学在学中に現在のマネージャーと進路を検討し、現在は“若社長&若旦那”として二人三脚で歩んでいるtofuさん。なんと、マネさんはtofuさんを手掛けるために、それまで勤めていた大手レーベルを30歳で退職し、起業に踏み切ったのだとか。大人の男に人生を掛けさせる魅力がtofuさんにはあふれているのですが、実はプロの音楽家として絶賛“育成期間中”なのだそう。
    「実はいまだに、音楽で一生食べていけるとは思っていないんです。メジャーデビューして4年目ですが『5年やって、あかんかったら身を引くという選択肢もある』という覚悟でやっているので、あと一年が勝負です。大手に所属するのもメリットはありますが、自分たちで経営しているほうが、辞めたいときに辞められるし、自由度が高いんです。30歳までなら転職もできるし! 健康第一で頑張りたいと思います」。
  • ⑨ 巻き込み力が高すぎる。
  • ドラマ『電影少女』のサウンドトラックには、tofuさんが集めたさらに若手のアーティストが多数参加しています。
    「プロデューサーには“好きな人を誰でもいいからブッキングしていい”と寛大なお言葉をいただいたので、遠慮なく(笑)まだ無名ですが好きな若手に声を掛けました。みんな、今音楽が上手なわけじゃないけれど、TVにクレジットが載ることで強い責任感が生まれて、クォリティの高い音源を上げてくるようになる。結果的に、自分が聴きたいと思う、イイ音が集まってくるんですよね」。
    また、神戸出身&在住なのに、東京のモード男子にモッテモテ♡のtofuさん。なんと、CD購入層の7割は男性で、うち8割は関東在住というデータが出ているそう。
    「僕の音楽はマイナー路線です。でもメジャーデビューしているということは、マスマーケットに向かってマイナーの網を大きく投げてるってことです。そこから僕の音に引っかかって、うっかりクラブとかに来てくれちゃうのとか、大歓迎です! そこからちょっとずつDJやクラブミュージックが好きになってリスナーの人口が増えたり、僕みたいにPCひとつで音楽を作ろうという人が増えてくれれば、僕にとっても生きやすい世界に変化していく。そうすれば、僕はもう少しプロとして生きる意味があるな、と思います」。
  • ⑩ 占いが大好き♡
  • 思いっきり縁起に縛られるタイプだそう。なので、取材時にお持ちしたBAILA2月号の別冊付録、鏡リュウジ先生のビブリオマンシー(書物占い)をいそいそとバッグにしまっていました♡
  • 「CDが売れなくなって、音楽業界はとても厳しい」というのがここ数年の定説ですが、tofuさんと話していると「現実はイバラの道なれど、現代の便利なツールを賢くうまく工夫して使えば、なんとか道が拓けそうじゃん!?」と何やらワクワクと希望が持ててきたりするのです。同じく試行錯誤するのが仕事なクリエイター男子にモテる秘密は、この“ネガティブを反転させたうえでのポジティブな姿勢”にあるのかもしれません。そして彼は今まさに発展途上の進化中。今後の活躍がとっても楽しみです♡
    読者のみなさんと同じBAILA世代でもあるtofubeatsさんの世界に、ぜひ一度触れてみてくださいね。
  • 【tofubeats(とーふびーつ)】
    1990年兵庫県神戸市出身。中学生の頃からPCやインターネットを駆使した音楽活動をスタート。学生時代から佐々木希、YUKI、ももいろクローバーZなどさまざまなアーティストのリミックスを手掛ける“平成生まれのトラックメイカー”として着実にキャリアを構築。2013年春、アルバム『lost decade』を自主制作にてリリース後、秋に森高千里をゲストボーカルにフィーチャーした『Don't Stop The Music』でメジャーデビュー。これまで3枚のアルバムをリリースするほか、コラボレーションも精力的に行う次世代の音楽プロデューサー。
撮影/中澤真央 取材・文/沖島麻美
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