2017年に「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」フォトジェニック賞・明色美顔ボーイ賞受賞後、「男劇団 青山表参道X」に加入。そして2018年9月より、テレビ朝日「仮面ライダージオウ」にて、若手俳優の登竜門である主演を務める、俳優の奥野壮さんを直撃。俳優のお仕事のことから、プライベートまで、超注目の若手イケメンに気になることを根掘り葉掘りインタビュー! 奥野さんが所属するイケメン俳優軍団「男劇団 青山表参道X」の第二回公演「ENDLESS REPEATERS ーエンドレスリピーターズー」の魅力についても語ってくれました。
若手俳優の登竜門・仮面ライダーの主役に抜擢
「実は、仮面ライダーのオーディションに合格したとは言われずに、事務所の社長に『次のオーディションについての打ち合わせがある』と呼び出されて。だからその時は『あ、もしかしたら不合格だったからそのことについて怒られるんじゃないか』と思って、正直かなりダメージを受けながら打ち合わせ場所に向かったんです。案の定そこにいた人たちからは「お疲れさま、どんまい」みたいな雰囲気が漂っていて(笑)。『次は頑張ろう』って気を保つので精いっぱいでした。そうしたら『撮影いつ始まるの?』って急に言われて、もうパニックですよね。結果合格していたんですけれども、いわゆるドッキリみたいな。一度ダメだったんだって思ったから感情の高低差がありすぎて涙が出てきたし、帰りに思わず物影でこっそりガッツポーズしちゃいました(笑)」
そんなエピソードと共に始まった仮面ライダーの主役としての日々。そんな中、奥野さんは戦隊物の演技には通常の芝居とは異なる点があることに気付いたそう。
「日常生活では使わないような台詞の言い回しが多いんです。例えば僕が演じる常盤ソウゴの口癖は『王様になりたい』。こんなこと、普通の人生ではまず口にしないですよね(笑)、だから最初は違和感を感じていました。でもあるときから少しずつソウゴの気持ちを汲めるようになって、それからはある種の非現実的な台詞に対しての「迷い」みたいなものはなくなりました」
初めは戸惑うことももあった仮面ライダーの主役だったけれども、歴史ある作品だからこその素晴らしい体験も。
「これは仮面ライダージオウ特有のことなんですが、歴代のレジェンド達が番組に登場するんです。僕はまだ役者として一年目なのに、視聴者として見ていたような大先輩方と一緒に演技をすることができるというのは恐れ多くもやっぱりとても嬉しいし、すごくありがたいことだなと実感しています」
実は内気な一面も!?
仮面ライダーの作中で、常盤ソウゴは思ったことをはっきりと言うポジティブな性格ですが、実際の奥野さんのキャラクターはというと・・・・・・
「僕も自分の夢を周りに発するようなところはあって、そういう面ではソウゴに似ていると自分でも思いますし、共演者の方や、作品のプロデューサーの方に言われることもあります。ただ、実際はソウゴみたいに底抜けにポジティブで積極的ではないんです(笑)。この仕事を始める前はクラシックバレエを11年間やっていて、学校でもほとんどしゃべらない性格・・・。休みの日もインドア派ですよ。撮りためた映画を見たり、ゲームしたり、漫画見たり。あと一人カラオケにも最近はよく行ってます。こんな感じで実際は結構引っ込み思案な性格だから、反対にそういうところが全くないソウゴには演じていて楽しい。そしてたまに羨ましいです(笑)。ソウゴのイメージが強い人にとっては意外かもしれないですが」
男劇団 青山表参道Xとしての活動
仮面ライダーに出演しながら、所属する「男劇団 青山表参道X」としても活動する奥野さん。
「男劇団には、後から加入したこともあり、周りも年上の先輩が多いんでまだまだ緊張する場面も多いけれども、これからどんどん自分のキャラクターを出して行ってチームの一員として認めてもらえるようになりたいです。20日から始まった第二回公演『ENDLESS REPEATERS –エンドレスリピーターズ-』の稽古の現場では、ひとりひとりが真剣な雰囲気で、劇を自分のものにしようという熱い気持ちが伝わってきて、メンバー同士がお互いに刺激しあえる、いいチームだと感じました」
この第二回公演「ENDLESS REPEATERS –エンドレスリピーターズ-」で男劇団のメンバーは完全オリジナルの”笑いあり、涙あり、歌あり、踊りあり”の密室劇に挑戦する。
「幼なじみで結成された強盗集団ZOOがストーリーの中心。彼らはダイヤモンドを手に入れるべく、屋敷に忍び込みますが、セキュリティーに引っかかり、皆が壮絶な死を遂げてしまいます。でも気が付いたら元いた場所に全員が戻っていて、そこで作戦会議をして、再び屋敷に忍びこむ。「ENDLESS REPEATERS –エンドレスリピーターズ-」というタイトルの通り、同じ場面を繰り返しながら物語が進んでいきます。序盤はコメディータッチだけれども、徐々にシリアスな雰囲気に。不思議な世界観のシナリオはもちろん、360度回転する、舞台の躍動感も見どころ。見ている方もめまぐるしく感情が変わっていく、この感覚はぜひ劇場で感じてほしいです!」
これまで数々の有名俳優を排出してきた仮面ライダーの主役を務める奥野さん。ブレイクを感じさせる勢いはもちろん、その一方で18歳の少年感をあわせもったところが何とも魅力的でした! 今後の活動からも目が離せない!
男劇団 青山表参道X 第2回公演「ENDLESS REPEATERS –エンドレスリピーターズ–」
【公演日】2019年7月20日(土)~7月28日(日)
【劇場】東京・品川プリンスホテル クラブeX
【出演】ルビー:飯島寛騎、栗山 航、小沼将太、立花裕大
サファイア:西銘 駿、塩野瑛久、村上由歩、松本健太
エメラルド:定本楓馬、中村嘉惟人、湯本健一、長田翔恩
【日替わりゲスト】水江建太、奥野 壮、岩田知樹 他