美男子揃いのBLドラマで人気に火がつき、今世界中で大ブームを巻き起こしている「タイドラマ」。一度ハマると抜け出せない魅惑の世界を"推し男子"とともにピックアップ! 第8回は『Manner of Death/マナー・オブ・デス 』をご紹介。
【第8回】法医学者×容疑者の許されざる関係…!最後まで展開がまったく読めないLOVEサスペンス『Manner of Death/マナー・オブ・デス 』
最終回まで展開がまったく読めない上質な法医学サスペンス『Manner of Death/マナー・オブ・デス』。法医学者×事件の最有力容疑者という、決して惹かれてはいけない運命の二人が主人公の本作は、まさに“瞬き一つ許さない”、圧倒的な名作に仕上がっています。
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物語は、法医学者であるバン(トゥン)が、仲の良い友人である教師・ジェーンの不可解な死の現場に検視で立ち会ったことから始まります。
バン役・トゥン(右)© WeTV
その第一発見者でありジェーンの恋人と思われていたテーン(マックス)と出会い、この事件の真実を突き止めようと動きだすバン。しかし、なぜか警察はジェーンの事件を自殺と早く片付けたがり、またバン自身も何者かに命を狙われ始め…。
バンとテーンが真実を一つひとつ手繰り寄せていくたびに距離を縮め、いつしか心と体を交わしていくようになる過程はとても本能的で、情熱的。でもときに切なく、絶望的で…。本当に愛していいのか、信じていいのか、そんな疑いがありながらもどうしようもなく求めてしまう姿には、人間のどうしようもない愛の引力を感じてしまうはず…。
(左)バン役・トゥン(右)テーン役・マックス © WeTV
物語が進むにつれ、謎が謎を呼び、いったい誰を信じていいのかわからない展開に!そのなかでバンが確実に信じられるのは、“相手を想っている”という心だけ…。
その後バンとテーンは警察から犯人の疑いをかけられ、逃亡劇が始まります。陰謀から逃れるための激しい銃撃戦やカーチェイスなどハラハラの連続。どんな状況下でも相手を想い、愛を信じる二人に、本当に大切なものは何かを教えてもらえるはずです。
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本作の魅力のひとつである、驚くほどセクシーな二人のラブシーンは、主人公を演じる“タイBLのレジェンド”と呼ばれるマックスとトゥンによる名人芸。カップルを演じるのが本作で4度目という彼らだからこそできる、息のあった、そして力強く、言葉を失ってしまうほどのシーンは必見です!
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想像しがたい驚くべきラストシーンと、その結末を迎える二人の姿に、今までにない感覚を得られるはずです。キュンキュンなラブストーリーだけじゃ満足できないという人にこそ見てもらいたい、極上のクライムサスペンスを堪能してみてください!
推しタイ!Pick Up タイ美男子名鑑
トゥン(Tul/Pakorn Thanasrivanitchai)
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嘘と妥協を許さない、正義感の強いバンを演じたのは"Tul"(愛称:トゥン/本名パーコーン・タナシーワニットチャイ)。1992年10月8日生まれ。目を奪う圧倒的な肉体美と、強さのなかに愛らしさが入り交じるビジュアルが魅力。テーンを演じたマックスとは、『Bad Romance』『Together with Me』『Together with Me:The Next Chapter』、そして本作で4度目のカップル役を演じています。すでにお互いの細部までわかり合っているからこその芝居は圧巻。『Together with Me』では二人の初々しい姿を見られるのでぜひそちらも見てみてくださいね。
【作品情報】
『Manner of Death/マナー・オブ・デス』
Rakuten TVとビデオマーケットにて配信中
監督:チューキアット・サックウィーラクン『ミウの歌~Love of Siam~』
原作:Sammon『Manner of Death』
出演:
バン役:パーコーン・タナシーワニットチャイ(トゥン/Tul)
テーン役:ナッタポン・ディロックナワリット(マックス/Max)
エム役:サポン・アッサワマンコーン(グレイト/Great)
ルンティワー役:ナットワラー・ウォンワーサナー(ミント/Mint)
ジェーンジラー役:チョンニカーン・ネーチュイ(メーコ/Meiko)
プード役:パタラ・エークセンクン(フェーイ/Foei)
オート役:ナッタポン・ピブーンタナキアット(エムディー/MD)
タット役:プーディス・ウィセーチット(プー/Bhu)
ソラウィット役:デートピシット・チャールコーンアピワット(パッター/Putter)
ポー役:スラパン・チャーオパークナム(エー/A)
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音楽や映画を中心に執筆中。推しは日に日に増える推し増し型。
Twitter:@knysd1980
構成・文/吉田可奈 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉