2019年W杯で28年ぶりとなる4位の好成績を残し、東京五輪に向け確かな手ごたえをつかんだ龍神NIPPON。今回は気になる対戦相手の国別注目選手7人をピックアップ!
ポーランド
超強力ベテラン選手がそろうなか、若手も台頭中! 東欧の古豪は45年ぶりの金獲得なるか
世界選手権では過去2大会金メダルを獲得。2019年よりキューバから帰化した新勢力、ウィルフレド・レオン選手が加わり、さらにパワーアップした布陣で、1976年以来となる栄光の金メダルを目指す。
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アウトサイドヒッター
ミハウ・クビアク (Michał Kubiak)
1988/02/23 192㎝
世界が恐れるポーランド代表主将。2016年よりVリーグでプレーし、パナソニックパンサーズを2連覇に導いた立役者。オールラウンダーで、日本でも憧れの存在として挙げる選手が多い。
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オポジット
バルトシュ・クレク (Bartosz Kurek)
1988/08/29 205㎝
最高到達点370㎝の高さとパワーを兼ね備えた世界的プレーヤー。五輪に向け、自らを高めたいという思いから2020年日本のVリーグに入団。早くもそのシーズンの得点王に輝いた。
イタリア
前回五輪銀・多彩なプレーと甘いマスクで人気のスター集団
五輪2大会連続メダル獲得の強豪。世界最高オポジットとも称される、イバン・ザイツェフ選手を筆頭に、五輪初の金メダルを狙う。日本は2019年W杯でストレート勝ちし、38年ぶりに白星を挙げた。
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セッター
シモーネ・ジャネッリ (Simone Giannelli)
1996/08/09 200㎝
弱冠17歳でセリエAデビュー、19歳で代表のセッターを務め、2015年W杯では銀メダル獲得に貢献。セッターながら200㎝の高身長を生かし、ツーアタックやブロックでも活躍する。
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ミドルブロッカー
マッテオ・ピアノ (Matteo Piano)
1990/10/24 209㎝
石川祐希選手と同じパワーバレー・ミラノに所属し、キャプテンも務める。身長209㎝という圧倒的高さを生かした“モンスターブロック”が日本の前に立ちはだかる。
アメリカ
前回五輪銅・出場国随一の高さを誇る強豪
世界ランキング上位の常連国。身体に不調をきたしている選手が多いのが心配だが、万全の状態で臨むことができればメダル争いの筆頭になること間違いなし。
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オポジット/アウトサイドヒッター
マシュー・アンダーソン (Matthew Anderson)
1987/04/18 208㎝
選手層の厚いアメリカで永らくエースとして活躍する大ベテラン。208㎝から放たれるスパイクは破壊力抜群。右手首のタトゥーは自閉スペクトラム症支援のマークで、認知度向上のための活動も行っている。
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アウトサイドヒッター
アーロン・ラッセル (Aaron Russell)
1993/06/04 205㎝
高速かつ強烈なサーブが武器のアメリカ屈指のポイントゲッター。リオ五輪でもスタメンとして活躍、2018年世界クラブ選手権ではMVPに選ばれた実績も。
ブラジル
世界ランキング1位前回五輪金・最強カナリア軍団
母国開催のリオ五輪では、準決勝・決勝ともにストレート勝利で金メダル獲得。絶対的エース、アラン・ソウザ選手、ポイントゲッター、イオアンディ・レアル選手を中心に、五輪2 連覇を狙う。
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セッター
ブルーノ・レゼンデ (Bruno Rezende)
1986/07/02 192㎝
前代表監督を父にもつブラジルの司令塔。リオ五輪では主将として金メダルに貢献。華麗なトスさばきで、ブラジルの代名詞ともいえる高速コンビバレーの舵を取る。
取材・原文/轟木愛美 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2021年6月号掲載