美男子揃いのBLドラマで人気に火がつき、今世界中で大ブームを巻き起こしている「タイドラマ」。一度ハマると抜け出せない魅惑の世界を"推し男子"とともにピックアップ! 第15回は『Lovely Writer The Series』をご紹介。
【第15回】タイBL界の裏側まで分かる!BL作家と俳優の胸キュンラブコメ『Lovely Writer The Series』
©2020 Lovely Writer The Series
毎話ごとに思わず叫んでしまうほどの胸キュンシーンが満載の本作。
ダークファンタジー作品を書きたい自分の意思に反して、編集者に薦められて書いたBL作品が大ヒットしてしまったGene(Up)と、その作品の映像作品で主演することとなったNubsib(Kao)。ドラマ化に興味のないGeneは無理やりオーディション会場に連れていかれ、二人が出会うところから始まります。
ドラマ化にまったく興味のないGene。
©2020 Lovely Writer The Series
後光がさすほどの王子様感満載で登場のNubsib。
©2020 Lovely Writer The Series
その後、ひょんなことから二人は同居生活を始めることに。最初は嫌がっていたGeneですが、Nubsibの献身的な世話や気づかいに、徐々に心を開いていきます。
一度観たら忘れないエプロンをつけるNubsib。
©2020 Lovely Writer The Series
とはいえ、“芝居の練習に付き合ってほしい”という理由をつけてキスシーンを迫るNubsibの積極性には思わず「カーッ!」と声が出てしまうほど。まだ序盤にもかかわらず、SNS上で2話が“体感5話”という感想が並ぶのにも納得!
©2020 Lovely Writer The Series
まったく失速することのないNubsibの積極的なアプローチにほだされていくGene。果たしてこれは恋なのか…。
本作を手掛けるのは、『Tharn×Type/ターンタイプ』で、同性愛者への偏見問題に切り込んだTee監督。それもあって、タイで実際に行われているBLドラマに出演する出演者の“カップル営業”や、ドラマ撮影の裏側など、知りたかったことが事細かに描かれています。さらには、ただキュートなラブストーリーを描いていくのではなく、カミングアウトの問題、家族の問題なども描かれ、前半に出てきた伏線を回収する後半の展開もさすがのひと言。
Gene作のBL作品内でNubsibの相手役を演じるAey(Bruce)(左)とカップル営業中のNubsib(右)。
©2020 Lovely Writer The Series
©2020 Lovely Writer The Series
途中途中に挟まれる二人の甘くて可愛いじゃれ合いや、Geneの隙がありまくりな姿にNubsibが独占欲を爆発させたりするシーンはほほえましさが満載! 最初から最後まで“可愛い…”という言葉を言わずにはいられないシーンであふれています。
本作こそ、『2gether』が大好きな人たちにオススメしたい名作です!
推しタイ!Pick Up タイ美男子名鑑
カオ(Kao/Kao Noppakao Dechaphatthanakun)
©2020 Lovely Writer The Series
積極的で、大好きなGeneにだけ甘い顔を見せ、いつもは完全に塩対応という分かりやすく、愛すべきNubsibを演じたのは“Kao”(愛称:Kao/本名:Kao Noppakao Dechaphatthanakun)。1994年9月9日生まれ。『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』では、Nubsibとはまったく異なる、切なくも苦しいマフィアの息子役を熱演。苦しい悲恋を演じていた姿が印象的でした。現在はMILLION BOYSの一員としてアーティスト活動も行っています。
【作品情報】
『Lovely Writer The Series』
U-NEXTにて配信中
全12話
監督:バンティット・シンタナパーラディー
キャスト: カオ・ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン(Nubsib役)、アップ・プーンパット・イアン=サマン(Gene役)
©2020 Lovely Writer The Series
音楽や映画を中心に執筆中。推しは日に日に増える推し増し型。
Twitter:@knysd1980
構成・文/吉田可奈 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉