2018年3月の週刊少年ジャンプでの連載開始から話題となり、昨年10月のTVアニメ放送開始でますます人気に。そして今年12月には劇場版の公開も控えていて……と、ず~っと勢いがとまらない作品『呪術廻戦』。一ファンとして、その魅力について語らせてください。
『呪術廻戦』は人間に危害を加える”呪い”とそれを祓う”呪術師”の戦いを描く物語。とあることをきっかけに最凶最悪”呪いの王”と称される「両面宿儺」を体に宿してしまった高校生・虎杖悠仁が、呪術師としての訓練を積むため、東京都立呪術高等専門学校に転入し、そこで仲間や先生たちと鍛えあいながら呪いと戦っていきます。
「呪い」が大きなキーワードとなっている本作ですが、この作品を読んで思ったことの一つに、呪いって意外と身近なものだったんだな…ということがあります。深い愛も時には呪いとなり、誰かに言われたひとことや約束すら、常に自分を縛る呪いになることが。そう考えると、誰しもが何かしらの呪いを抱えて生きている、そして自分も誰かに呪いをかけてしまっているのでは?ということを考えたりもします。そして、呪い=怖いものと単純にまとめてしまうのはなんだか違う気もしてきます。だれかを守りたい気持ちだったり正義感だったり、呪いの根本にあるものはそういうやさしさだったりもするんですよね……。
ふわふわと語ってしまいましたが、この呪いの持つ二面性(?)もストーリーの面白さの一つとなっていると思います。
それから、語らずにいられないのがキャラクターたちの魅力。東京都立呪術高等専門学校には、同級生、先輩、先生、姉妹校生徒など個性的なキャラがわんさかいます。それぞれのよさについて語り出したらキリがないのですが……個人的に好きなポイントを一つ挙げるとすると、主人公・虎杖のまわりの「女性キャラが基本的に気が強い」こと。
同級生の釘崎 野薔薇、先輩の禪院 真希、呪術高専医師の家入硝子、などなど。これが読んでいて他にはない面白さ、気持ちよさがある気がしています。先生も生徒も、さばっさばしていて、いいな…!と思ってしまうというか。バトルシーンも圧巻で、女性の自分でも惚れてしまうほどかっこいい。
とにかく未読の人には、とりあえず1巻、いや2巻まで読んでみてほしいと伝えています。(アニメなら7話までとりあえず見て…)そうすれば気付いたころには渋谷駅でマップを見る度にドキドキしたり、深い沼にはまっていますので。本誌はもうさらにさらにすごいことになっていますが、12月の映画公開まで気持ちを高めていきたいです。
編集バタコ
本誌ではファッション、ヘルスケア、読み物を担当。ベーシックなアイテムが好きで、ワードローブはワンピース多め。銭湯での交互浴が日々の活力。最近、2次元に推しが増え続けています。
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