最近、毎日パッとしないなぁ……なんてボンヤリ過ごしているとしたら、足りないのは『スナックバス江』かもしれません。
「バス江」は札幌の北24条にあるスナック。どこにでもありそうな場末の酒場を舞台に繰り広げられるギャグ漫画なのですが……。とにかく焼酎の水割り片手に1話目を読んでみてください。
魅力1)逃れられない圧を感じるコマ流れ
1ページめから逃れられない感がものすごいですね。
「三顧の礼!! 三顧の礼!!」(誤用)だけすでにLINEスタンプにしたいですし
「近いから次のページには着くぞ!」というベタなメタ台詞もたまりません。
1コマめの「焼鳥フェニックス」の看板もじわじわきます。
ちなみにメインの登場人物はバス江ママ(2ページめ右)とチーママの明美さん(同左)ですのでお見知りおきを。
魅力2)こんな人いるいる! 多彩で濃すぎるお客たち
サラリーマンだけでなく、スナック「バス江」には実にさまざまなお客さんが訪れます。
あるときは勇者……
あるときは昔話の主人公一派……
どんなお客さんが来てもシームレスに会話が続くのは、ひとえにバス江ママ&明美さんの類稀なる接客スキルのたまものと言えるでしょう。
魅力3)バラバラなようで、たまに通じあう常連客たち
スナック「バス江」に足繁く通う常連客もまた個性的。てんでバラバラなようで、心が通じ合う瞬間もあったりなかったり……。
ジャンプ&ヤンジャン連載の漫画を読んでいるとより楽しめる面もありますが、読んでいなくても何となくグルーヴが伝わるのが『スナックバス江』の居心地の良さかもしれません。
とにかく1コマの情報量が多い『スナックバス江』、なんとSNS用の画像集が公式で存在するのでぜひ使ってみてください。(「三顧の礼!」もあった!)
https://youngjump.jp/info/bazue/
個人的に、作者のフォビドゥン澁川さんというお名前を見るだけで笑いが込み上げてくるのでちょっとズルイなと思います。以前にヤンジャンで連載していた『パープル式部』もげに(マジ)傑作なので、バス江に通い疲れたら(?)ぜひ読んでみてください♪
編集
たま子
6年ぶりにBAILA編集部にカムバック。甘いものと泡に目がない高糖質派だけどおしゃれはシンプル寄り。本誌ではファッションと美容を担当。
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試し読みは2021年10月25日(月)~2021年11月7日(日)まで