マンガMeeで連載中、高瀬わか先生の『かわいすぎる男子がお家で待っています』が今、働く女性に大人気!それもそのはず、だって今、こんな子と同居したら…!
「家賃全額出します。お嫁に来てください!」から始まった同居生活
主人公の山本麗央は、「大体いつもヒモ男と同棲」している、働くアラサー女子。男にフラれた上に10万円のタンス貯金を盗られる日々ですが、あるとき「オタ友」の飯尾遥希との同居を思いつきます。
私が生まれた昭和は、一般家庭において、多かれ少なかれ家父長制度が当たり前のように存在していた時代。このシーンを見たときに「この手があったか…!」なんて思ってしまいました。
麗央は料理と掃除が苦手。遥希はどっちも大得意。麗央は収入が多い。遥希は収入が少ない。そういえば本来、同居生活において「お互いが得意なこと」「苦手なこと」に男女は関係なく、補い合えればよいのですよね…!
麗央がうらやましすぎる…!リアルな描写の中に、裏切らない妄想ファンタジーが目白押し。
それにしても、ページをめくるたびに「うらやましい…」の連続。遥希はすれ違う人が振り返るほどの美形の男子で、お料理がとっても上手。「水曜日は週の半ばだから、好きなもの食ったらちょっと気分アガるかと思って」と、麗央の大好物のから揚げを作ったりします。それで「今日もお仕事お疲れ様」だなんて!
いや、こんな男子いないだろ、いや、いたらいいな、最高…と、うっかり妄想が止まりません。このへんは漫画に欠かせないお楽しみのひとつ!
ちなみに、作品中の「メビウス」とは、麗央と遥希が「ガチオタ」としてハマっているグループ。この一連の「推し活」の描写や、今ドキのデジタルカルチャー描写のリアルさも、作品の見どころ。デジタルネイティブの世界で起こっていることが、こと細かにわかります。リアルな描写があるからこそ、「この同居、本当にあるかも」なんて妄想にひたってしまうのです。
めちゃめちゃ鈍いけど、心が澄み渡るほど美しい麗央が与えてくれる、‟気づき”の数々
物語は、麗央のことを意識し始める遥希、それい気づかない鈍すぎる麗央という展開に。「いやそれは普通気づくでしょ!」とやきもきさせられる漫画のお楽しみもたっぷりと味わえます。ドキっとする、させられるシーンの描写もまたリアル。
作品は、単に男女の役割が変わったギャップや恋愛の駆け引きを描いているのではありません。
麗央に尽くす遥希、遥希を明るく支えて励ます麗央。「同居」って、普通の日常でお互いを幸せにできることが大切だなぁとしみじみ。麗央は(鈍いけど)心が本当にきれい。こうした‟思いやりのやりとり”って素敵だな、と思う描写がたびたびあります。
1巻から究極の同居にたどり着いてる2人。この後のストーリー、一体どうなる…!?
1巻の時点で、「こんな人にはもう一生会えないのでは?」と思うくらい、最高の同居をしている2人。愚痴を聞いてくれる、ずっと抱えていたコンプレックスや悩みを打ち明けられる、同じ趣味で心から一緒の時間を楽しめる。たしかに、「ハルちゃんがいればそれでいい」ではないですか!
すっかりこの2人の「オタ友うっかりラブ」の応援団になってしまいますが、ここからがはじまり。2人を取り巻く環境は変化し、恋のゆくえにも進展が!物語がすすむにしたがって、これまた令和とシンクロしているリアルなカルチャー描写が見どころです。
大人なのに、漫画でじりじり、ドキドキしちゃうって幸せ。ぜひ皆様も読んでみてください!
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試し読みは2021年11月8日(月)~2021年11月21日(日)まで