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学びのきっかけは「推し」でした! “好き”を軸に輝き続ける4人のストーリー

推し活をきっかけに新たな一歩を踏み出した人。仲間との輪と世界が広がった人。新しい仕事へとつなげた人。ブレない“好き”を軸に輝き続ける4人のストーリーをご紹介します。

目次

  1. 1.K-POP好きが高じて韓国人の彼と結婚。韓国雑貨のネットショップをオープン!
  2. 2.大手日用品メーカーを退社。本格的にお笑いの道へ入ることを決意!
  3. 3.映画『フラガール』に魅せられて始めたフラダンスを14年たった今でも続けています
  4. 4.タイドラマの推し活で出会った仲間とファン団体を設立、社会貢献も!

1.K-POP好きが高じて韓国人の彼と結婚。韓国雑貨のネットショップをオープン!

推し/K-POP全般 学び/韓国語&カルチャー

松尾正美さん

スタイリスト

松尾正美さん

10年ほど前、BIGBANGをきっかけにハマったK-POP。2015年のEXO日本デビューを機に熱はさらに加速。妹や友人と韓国旅行をしたり新大久保にごはんを食べに通いました。そこで韓国人の彼と知り合い、交際期間1年を経て入籍。日本語を話せない彼の家族と交流するため、韓国語教室にも通うように。そして同じ頃、妹も韓国人の彼と結婚! さらにK-POP好きを公言していたため、仕事でIZ*ONEのスタイリングをさせていただく嬉しい機会まで。’20年、コロナ禍の自粛期間中に時間に余裕が生まれ、韓国好きを生かしてできることを考え、韓国雑貨や韓国アイドルが衣装でつけているようなアクセサリーを扱うネットショップ「KITER(キテル)」をオープンしました。仕入れや輸入については、現地でインテリア会社を経営する義弟の家族に教えてもらいました。周囲の知恵や手を借りながらも、写真撮影や発送はすべて妹と二人で。大変なことも多いですが、売れるたび嬉しくてやりがいを感じます。

EXOのベクヒョンが好きでファンクラブにも入会

EXOのベクヒョンが好きでファンクラブにも入会

韓国語教室の教材。ハングルは読めますが、日常会話はまだまだです

韓国語教室の教材。ハングルは読めますが、日常会話はまだまだです

妹と頻繁に韓国旅行をしていた頃

妹と頻繁に韓国旅行をしていた頃

サバイバル番組をきっかけにIZ*ONEにハマりました

サバイバル番組をきっかけにIZ*ONEにハマりました

新大久保で知り合った彼と、結婚式は韓国で

新大久保で知り合った彼と、結婚式は韓国で

ネットショップ「KITER」のホームページ

ネットショップ「KITER」のホームページ

自宅の一室を倉庫にしています

自宅の一室を倉庫にしています

Instagramの撮影は私、更新は妹と、手分けしながら作業しています

Instagramの撮影は私、更新は妹と、手分けしながら作業しています

K-POP好きが高じて韓国人の彼と結婚&韓国雑貨のネットショップ経営も

2.大手日用品メーカーを退社。本格的にお笑いの道へ入ることを決意!

推し/東京03さん 学び/お笑い

金子江梨花さん(まるさんかくしかく)

お笑い芸人

金子江梨花さん(まるさんかくしかく)

幼少期からお笑いが好きで。あるとき日常の情景をコミカルに描く東京03さんにハマりました。大学卒業後はP&Gジャパンに入社し、本社勤務の後シンガポールに赴任、現地でコロナ禍に突入。自粛生活が始まると、シンガポールは外出に厳しく友人とも会えず。お笑い動画を見ては励まされていました。’21年4月に帰国が決まったので、興味のあった構成作家になる道を模索しようと様々な事務所の説明会に参加。そこでは「君は演者が向いている」と言われることが多くて。構成作家と演者って実は使う脳が同じなんです。であれば、演者を経験しようと決意。帰国後は仕事をしながら週末だけ養成所に通う生活に。仲間二人とトリオを結成しました。次第に週末だけでは時間が足りないと痛感し、本格的に学ぶため’21年10月に退職。不安や葛藤はありましたが、私をよく知る家族は意外とすんなり納得(笑)。現在はネタ作りをしつつ演技力を磨いたりと学びの日々、3人でデビューすることが目標です。

大好きな東京03さんのDVDはシンガポールにも持参

大好きな東京03さんのDVDはシンガポールにも持参

まだ会社員だった頃にシンガポールにて

まだ会社員だった頃にシンガポールにて

ワタナベコメディスクールに34期生として入学

ワタナベコメディスクールに34期生として入学。そこで出会った3人でトリオを結成

「女芸人No.1決定戦」に出場したとき

「女芸人No.1決定戦」に出場したとき

日頃から常に人間観察。気がついたことはスマホにメモ

日頃から常に人間観察。気がついたことはスマホにメモ

トリオ名は○△□(まるさんかくしかく)

トリオ名は○△□(まるさんかくしかく)。真ん中は本條愛奈、左は荒瀬めい。芸人ぽくない見た目ですが、新しいジャンルのお笑い芸人を目指して、コントに挑戦中です

東京03にハマり、大手メーカーを退社し、お笑い芸人へ!

3.映画『フラガール』に魅せられて始めたフラダンスを14年たった今でも続けています

推し/蒼井 優さん 学び/フラダンス

河原沙季さん

会社員

河原沙季さん

20歳の頃、大好きな女優・蒼井優さんが出演する映画『フラガール』を観て感動! たまたま同じ映画を観た親友から「フラやってみない?」と誘いを受け、フラダンス教室に体験入学。行ってみると先生がすごく素敵で「こんな可愛い先生に教えてもらうなんて!」と緊張。実際に踊ってみると、想像以上に難しくキツかったのですが、短大を卒業し大阪で社会人1年目だった私は、友人と過ごせる時間も嬉しくて毎週通うことに。フラダンスは、ハワイ語で歌われる自然や景色を理解することも重要。ハワイのカルチャーを学ぶうちに、日本の文化や自然への関心が高まったのも嬉しい発見でした。数年後、地元の三重に戻ることになったのですが「フラダンスを続けていることでつながっているから」と先生から愛のあるお言葉をいただいて。三重に戻っても続けよう!とリサーチし、現在も通っている教室を見つけました。もともとは蒼井優さんや可愛い先生に憧れて始めたフラダンスですが、長い間続けてこられたのは、大阪でも三重でも、幸運にも出会えた教室の素晴らしい先生や仲間の温かさがあったからこそ。年を重ねてもずっと続けられる趣味なので、これからも長くたずさわっていけたら、と思っています。

フラダンス教室に一緒に通い始めた親友と

フラダンス教室に一緒に通い始めた親友と。二人とも今も変わらずフラを学び続けています

大阪の教室の先生親子。とてもきれいで優しくて憧れです

大阪の教室の先生親子。とてもきれいで優しくて憧れです

本場のフラを見たくて親友とハワイへ

本場のフラを見たくて親友とハワイへ

ハワイで購入した衣装

ハワイで購入した衣装

サーフィン大会やお祭りなど地元のイベントでフラダンスを披露

サーフィン大会やお祭りなど地元のイベントでフラダンスを披露

教室の生徒さんたちと一緒に

教室の生徒さんたちと一緒に。年上の友人が多いのですが、フラを通して出会えた私の大切な宝です

大好きな女優・蒼井優さんに魅せられ、フラダンス教室に通い続けて14年

4.タイドラマの推し活で出会った仲間とファン団体を設立、社会貢献も!

推し/ガルフくん 学び/団体運営と社会貢献

Cさん

会社員

Cさん


インスタグラム @GulfKanawutJFC

コロナ禍で今までの推し活の現場がことごとくクローズ。その頃、TwitterでバズっていたタイのBLドラマを視聴し、「TharnType/ターン×タイプ」で主役を務めるガルフくん(カナウット・トライピパタナポン)にハマりました。役とは真逆のふわっとした性格も魅力的で。その後SNSで出会った仲間に誘われて、日本から彼の活動を応援するファン団体を立ち上げました。タイでは「徳を積む」という仏教の教えが根づいており、寄付などの社会貢献活動が日常的に行われているそう。ガルフくん自身も医療従事者への寄付を募っていたこともあり、日本のファンである私たちも見習いたいと考えました。ファンの皆さんの大切なお金を預かって寄付するからには、責任を持ち100%役立てたくて寄付先や方法を仲間と協力して徹底リサーチ。また、タイのオフィシャルからガルフくんの写真をお借りして制作したポスターを、日本赤十字社協力のもと、日本全国72カ所の献血ルームに掲示する献血企画も実現。ガルフくんを通して仲間の輪がつながり、微力ながら社会貢献活動に加わったことで、世の中の見え方が変わりました。今では「次はあれをしてみよう!」「これもできるかも?」と常にアンテナを張り巡らせる毎日です。

ファンからの寄付を募りタイのショッピングモールに特大応援広告を

ファンからの寄付を募りタイのショッピングモールに特大応援広告を

タイのオフィシャルが快く許可をくださったおかげで、ガルフくんのポスターを献血ルームに貼っていただきました

タイのオフィシャルが快く許可をくださったおかげで、ガルフくんのポスターを献血ルームに貼っていただきました。献血に協力してくださったファンの方には運営サイドから粗品を

生活困窮者の支援を目的とする雑誌『ビッグイシュー』に日本初の誕生日広告を掲載

生活困窮者の支援を目的とする雑誌『ビッグイシュー』に日本初の誕生日広告を掲載

誕生日イベントでは、カフェに協力していただきカップホルダーを配布

誕生日イベントでは、カフェに協力していただきカップホルダーを配布

タイ俳優ガルフくんにハマり、ファン団体を設立し、社会貢献にまで発展!

取材・原文/道端舞子 ※BAILA2022年2月号掲載

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