音楽好きのライターが、バイラ読者におすすめの音楽をご紹介。今回は、竹内まりやの大人気アルバム『Quiet Life』の発売30周年を記念してリリースされた、最新リマスター盤『Quiet Life(30th Anniversary Edition)』をピックアップ! 恋愛に悩んだり、迷いがちなバイラ世代にこそ聴いてほしい、おすすめの一枚です。
ナビゲーター
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戸塚真琴
コロナ前は散々夏フェスに行っていたが、今夏はライジング・サンのみの参戦!
リアルタイムでは聴いていない読者もいるかもしれないが、最近ではtofubeatsやCHAI、Friday Night Plans、現在も第一線で活躍するアーティストがこぞってカバーした「プラスティック・ラブ」の原曲を歌っているのが竹内まりやだ。再燃中のシティ・ポップを代表するアーティストの一人であり、都会的な歌詞や音楽は今聴いても古さを感じさせない。
そんな彼女が1992年に発売した『Quiet Life』。今も幅広い世代に歌われている「シングル・アゲイン」や「マンハッタン・キス」、「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」などが収録された名盤は、当時ミリオン・セラーを記録。発売30周年を記念した今回のアルバムでは、最新のリマスターが施され、音質が格段に上がったのはもちろん、ボーナストラックも複数収録。甘く切ない、竹内まりやならではの曲調が歌詞とともにぐっと迫ってくる。
恋愛に悩んだり、迷いがちなバイラ世代にこそ聴いてほしい一枚だ。
『Quiet Life(30th Anniversary Edition)』
¥2420/WARNER MUSIC JAPAN
1992年に発売された人気名盤『QuietLife』のリマスター盤。CDはもちろん、同時発売される2枚組のアナログ・レコードにも注目が集まっている。
竹内まりや
シンガーソングライター。1978年に「戻っておいで・私の時間」でデビュー。山下達郎と結婚後は、作家として楽曲提供もしながら活動を続けている。
イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2022年10月号掲載