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27歳の美容部員が17歳の高校生にタイムスリップ!マンガ『青春シンデレラ』の著者・夕のぞむ先生にインタビュー!

集英社が運営する電子漫画アプリ『マンガMee』で7000万PVを記録した大人気コミック『青春シンデレラ』。美容部員としてデパートで働く27歳の紫苑が高校生時代にタイムスリップし、初恋をやり直すストーリーが人気を集めている。10月からは人気女優・久間田琳加さん主演で連続ドラマ化もされている本作の著者・夕のぞむ先生に、作品の製作秘話を特別インタビュー!

主人公の最初の設定は“地味な女子高生”ではなかった

―『青春シンデレラ』が生まれたキッカケを教えてください。

最初のキッカケは、担当編集さんから「タイムスリップして初恋をやり直す」というテーマをいただいたことでした。でも、当初はそれ以外の目立った設定はなかったんです。主人公は今の“地味な女子高生”とは真逆のギャルの設定でした。大人になった主人公の職業も美容部員ではなく、普通のOL。“インパクトが欲しい”という話になり、主人公の職業をもう一度考えていった結果、今の設定になりました。

青春シンデレラ、ハツコイの呪い、紫苑、1話、夕のぞむ

紫苑の名前は花言葉から。 紫苑は「追憶」「君を忘れない」、萩は「内気」「過去の思い出」。“初恋を忘れられない”イメージから考えられたそう!

―そうして誕生した紫苑を描く上で大事にしていたことはありますか?

とにかく一途なキャラクターが私自身好きなので、紫苑の長谷川への想いだけはブレないようにしたいと思いながら描いていました。あとは、ひたすら可愛く描くことを意識!
 
―連載中、紫苑を描く上で苦戦したシーンはありましたか?
個人的に気が強い性格のキャラが好きなんですが、そうするとついセリフが強い口調になってしまい……。でもそれだと読者の方には「(紫苑は)性格が悪そう」と感じてしまうと指摘され、修正していた記憶があります。とは言え、聖人にはしたくなくてそのバランスが難しかったです。
 
―では、紫苑の初恋相手・長谷川颯真を作る上で大事にしたことはありますか?
最初の設定では普通に優しい男の子だったのですが、直していくなかで“主人公をひどい言葉でフった”という設定ができてしまい、かなり性格に難がある男の子に…! どうにか読者さんに嫌われないように気を付けようとしていました。

青春シンデレラ、ハツコイの呪い、紫苑、長谷川、1話、夕のぞむ

中身は大人だからこそ長谷川をあしらえるように

―中身は27歳の紫苑と高校生の長谷川、10歳以上年齢差のある二人のやり取りを描く上で気をつけていたことはありますか?
会話は流れを重視して、キャラクターに任せながら描き進めるタイプなので、あまり意識したことはないかもしれません。紫苑は確かに大人なのですが、ちゃんとした恋愛経験が少ないのであまり大人らしくはなっていなかったように思います。ただ大人であるがゆえに、長谷川の軽口を簡単にあしらえるようになってはいました。だからこそ昔はできなかった自然なやりとりが成立していたし、心を通わせることができたんだと思います。
 
―製作過程の中で思い出深いシーンを教えてください。
2話で、紫苑が長谷川のことを未だに好きだったことに気づくシーンでしょうか。理由は、このシーンの絵というかトーンの感じが気に入っているだけなのですが、紫苑にとってはとても重要な場面だったと思います。再会して恋愛感情が再燃することはあっても“ずっと好きだったことに気づく”というのはなかなか現実ではないような気がします。

青春シンデレラ、今の私ならできる、紫苑、長谷川、2話、夕のぞむ
青春シンデレラ、今の私ならできる、紫苑、長谷川、2話、夕のぞむ

―『青春シンデレラ』の連載中に起きた忘れられない珍事件はありますか?
初めてのキスシーンを描くときに、疲れなのか牛肉にあたったのかわからないのですが、今までの人生で経験のないほど激しくおなかを壊して1日をつぶしてしまいました。“原稿落とすかも”と思いましたが、なぜかなんとかなりました。
 
―『青春シンデレラ』の絵作りで大事にされていたことを教えてください。
主人公の立場になって読めるように“主人公の視点”を大事にしていました。できるかぎり1人称視点にして、主人公がいないシーンは必要最低限にしたり。長谷川のアップなど大事なシーンは、極力主人公の視点からの絵になるように意識していたんですが、逆に主人公から見えない角度のときは、読者さんにもほとんど見えない絵柄にしていたので、「顔、見せて!」とツッコまれた方もいたと思います。個人的に大事なことだったので致し方ないと思いながら描いていました。

青春シンデレラ、醒めない夢、紫苑、長谷川、3話、夕のぞむ

昔のケータイやポスターを見られるドラマが楽しみ!

―『青春シンデレラ』は最終回までのエピソードはすべて決めた上で描いていたのでしょうか? 
 
一応、ざっくりですが最後までのあらすじを考えていました。ですが、打ち合わせで急に修学旅行にいくことになったりと大部分が変わって、あらすじどおりになったのは最終回だけだったと思います。
 
―先生はタイムスリップしてみたいですか? もしするとしたらいつに行き、何をやり直したいですか?
タイムスリップはご遠慮したいです…学生時代に変えたい黒歴史が数えきれないほどありますが、そこからやり直すとなると大学受験までやり直すことになってしまうと思うので…。
 
―『青春シンデレラ』は、現在ドラマも放送中! 脚本を読まれた感想を教えてください。
マンガでは説明不足になってしまっていたところを補完してわかりやすくしてくださっているように感じました。あと、わかりにくかったであろうタイムスリップのシステムをかなり理解して脚本を作ってくださったとも感じて“すごいなぁ”と思いました。私は人の作品は深く考えず物語を楽しんで、あとで考察サイトを見てびっくりするタイプなので…。
 
―先生が映像として見るのが楽しみなシーンはどこでしょうか。
“過去の世界であること”の描写です。昔のガラケーや昔のポスターなどを、再放送の作品ではなく今の映像としてみられるのが楽しみです。

青春シンデレラ、なぐさめてくれる?、紫苑、長谷川、4話、夕のぞむ

―先生の“自分の人生に欠かすことができない1冊”を教えてください。
人生に影響与えられたのは、高屋奈月先生の『フルーツバスケット』です。主人公の透のように“優しくなりたい! ”と思って心を入れ替えようとしたのですが、1時間ほどで挫折し「私には無理だ」と幼いながら悟った記憶があります。大人になって読み直したときに、自分の考え方や物の価値観の大部分がこの作品で書かれていたセリフを根幹にしていたと気付きました。

夕のぞむ先生から直筆メッセージ!

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貴重なお話をありがとうございました!

取材・文/上村祐子

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