【韓国ドラマレビュー】「ザ・ファビュラス」韓国ファッション業界の大人の青春。登場キャラのコーデに注目！

ファッション好きならもう「ザ・ファビュラス」は見た？　本記事では、洋服大好きライターが今年夢中になった韓国ドラマを熱く語ります。
華麗なるファッション業界が舞台のドラマをチェック！

「ザ・ファビュラス」の主要登場人物はこちら！
＜左から＞
イェ・ソノ（パク・ヒジョン）：スーパーモデル。ヒロインの親友で正義感が強く、仲間想い。自身のモデルの仕事に強い誇りを持っている。

ジョセフ（イ・サンウン）：自身のファッションブランドを持つ、新進気鋭のデザイナー。オリジナリティあふれる繊細な感性と素直な性格の持ち主で、4人の中でも愛されキャラ。

ピョ・ジウン（チェ・スビン）：本作のヒロイン。ファッション専門の広告会社に勤務。おしゃれも仕事も大好き！で、今は恋愛は二の次。
チ・ウミン（アイドルグループSHINeeのメンバー、チェ・ミンホ）：フリーのカメラマンで、ヒロインの元彼。

続いては、ファッション業界が舞台の「ザ・ファビュラス」にちなんで、登場する女性キャラクターの華麗なるファッションコーディネートをご紹介します！
ヒロインのピョ・ジウン、ヒロインの親友でモデルのイェ・ソノ、ジョセフの秘書であるエスター（イ・シウ）の3人。
それぞれのキャラクターと個性あふれる着こなしをチェック！

動きやすさが大事な仕事の日、VIPをアテンドする日、ここ一番のイベントがある日……。自分のテンションも上げつつTPOに応じてファッションを思いっきり楽しむピョ・ジウン。

最初にご紹介するこの写真は、ピョ・ジウンが想定外の場所で目覚める衝撃的なシーンから始まる、第一話で着ているコーデ。
この日は大事なイベントがあったピョ・ジウン。ブラックのミニワンピースに白のボアコートを羽織って上から太ベルトでウエストマーク、足もとはブラックのニーハイブーツで決めてスタイルアップ！　アシンメトリーデザインになっているワンピースを着た首元には、物語のキーになるパールのネックレスがキラリ。
大事なイベントの日は華やかさとスタイルアップを重視するピョ・ジウンのコーディネートです。

続いて紹介するのは、うってかわってカジュアルコーデ。
第二話、ワガママな歌手のスタイリングに同席してやらかしてしまい、その後さらなる事件が……!?という散々な日に着ていたコーディネートです。
アクティブに動き回る日は思いっきりカジュアルなコーデに振り切るピョ・ジウン。この日はデニムシャツ×細身デニムのデニムonデニムの上級者コーデ。
人気歌手のスタイリングに同席するからトレンド感はマスト！　アウターはデニムと相性ばっちりのショート丈のMA-1をチョイスしています。
ななめがけのミニバッグにボリュームスニーカーで、トラブルに振り回されても走り回れる機動力を確保！

そしてぜひドラマを実際に見てチェックしてほしいのは、第三話のカラーコーデ！
このシーンでは室内でもコートを着たままなので（韓ドラあるある）インナーに何をあわせているかは不明ですが、ブルーのマドラスチェックのロングコートにぎゅっと巻いたイエローのマフラーの、カラーの組み合わせが可愛すぎる！　
ボトムは白いパンツでクリーンな要素も入れて好印象なコーデに仕上がっています。

この日はモヤモヤすることがあり落ち込んでいるピョ・ジウンですが、少しでも元気を出そうと一人思い出の遊園地へ。遊園地のカラフルな色合いにも負けないカラーコーディネートです。
そのあと、元彼のチ・ウミンがピスタチオとチェリーのアイスクリームを持ってやってくるのですが、そのカラフルなアイスクリームとコーディネートが相まってとっても可愛いので、その点もぜひ注目してみてください！

続いてはヒロイン、ピョ・ジウンの親友、イェ・ソノ。トップモデルとして活躍していますが、正義感が強く芯のある性格のため仕事では人とぶつかることも……。でも、ピョ・ジウンをはじめ仲間のことを常に想い、寄り添い、ときにはおしりを叩いてあげる、そんな姉御肌な女性です。

モデルの仕事に関してはとにかくストイックなイェ・ソノ。ランウェイやステージではその魅力を存分に披露します。

この第六話のシーンは私の大のお気に入り！　何回見てもイェ・ソノの登場のしかたがかっこよすぎて痺れます！　
思い出のあるドレスを身にまとい、圧巻のオーラと堂々としたウォーキングでその場にいるすべての者の目を奪うイェ・ソノ。彼女の華奢さをより強調する透け感たっぷりのデザインにきらびやかな胸元のあしらい。裾に向かって広がるブラックのチュールが華やかさをさらに格上げしています。
まさにトップモデル、イェ・ソノのためのドレス！　彼女のモデルとしての価値を世に知らしめるとっても印象的なシーンです。

「イェ・ソノの私服は？」というと、抜群のスタイルを生かしたコーディネートが印象的（写真左）。第七話で、次の撮影に向けて食事制限をしていたイェ・ソノ。「今日は久しぶりにたくさん食べる！」と4人で食事へ。
体に沿うタイトな柄ワンピースがとってもよく似合います。デニムライクなライダースジャケットを羽織ってストリートっぽく味つけするのもお手のもの。
他の人なら「ちょっと勇気がいるかも……」と思ってしまうようなこんな洋服を、ドラマ中何度も堂々とかっこよく着こなす彼女の魅力に釘づけです。

最後にご紹介するのは、デザイナーであるジョセフを支える超敏腕マネージャー、エスター。主要人物ではないのですが、このドラマの私の推しキャラです！
エスターはジョセフの大事な右腕。大きいレース襟のブラウスやチェックのワンピース、ベロアのリボンなど、お人形さんのようなスタイリングが定番。

そんな外見の彼女ですが、ジョセフのすべてを支えているといってもいい超優秀な仕事ぶり。スタイリストや代理店、インフルエンサーなど様々な（やっかいな）業界人がジョセフのお店に訪れる中、その対応や商品・スケジュール管理、ジョセフのおしりを叩いたり、ときにはメンタルケアも。
トラブルが起こるとすぐ弱気になるジョセフをいつも力強い言葉で支え、「先生！」と慕うエスターがかっこよくてたまりません。二人の出会いが気になるところですが、それは第七話をぜひご覧ください！

このシーンは第三話。ぱっつん前髪にふわふわに巻いた栗色のロングヘアがトレードマークのエスター。この日はレースの透け感が可愛いこっくりとしたパンプキンカラーのブラウスとミニスカートのセットアップを着ています。
ファッション業界のVIPの相手をすることも多い彼女は、ドーリーな自分らしさはしっかり残しつつもきちんとさをキープしたコーディネートが定番です。

このシーンでは、ジョセフとエスターの関係性がよくわかり、思わずクスリ。ジョセフが苦手なスタイリストがお店に訪ねてきますが、ジョセフは相手をするのを嫌がります。
そんなジョセフを、子どもに言い聞かせる母親のように説得するエスター。嫌味を言ってくるスタイリストの接客からお見送りまでそつなく対応し、ジョセフの面倒も見るしっかり者。彼女みたいな人が仕事のパートナーだったら最高！と思わずにはいられません。
ときにはジョセフの成功に涙するシーンも。誰よりもジョセフのことを尊敬し大事にしていることが伝わる、一生懸命なエスターの虜になること間違いなしです！

「ザ・ファビュラス」はファッションが好きな人ならきっとハマってしまうドラマ。今回紹介した女性陣以外のキャラや他の登場人物たちのファッションも語りたいほど、どのキャラのコーディネートも個性が出ていて思わず見入ってしまいます。
ドラマ中何度も出てくる、韓国のファッション業界の華やかなシーンやまぶしいほどにきらめくショーやステージも見ていてテンションが上がります！
ファッション好きの人はぜひチェックを！