【 #川口春奈 さんインタビュー】最も視線を集めるヒトとイロ。Redな川口春奈とセキララQ&A

ハッと目を引く赤のように、川口春奈さんの言葉には心をつかむ引力がある。赤にまつわるワードを手がかりに、おしゃれで、お茶目で、愛情深い、心の内をひもときます。

A 普段はあまり選ばない色だけど、まとうとパキッと新鮮な気持ちになります。インパクトのある色だから、ちょっとだけ勇気がいるんですよね。でも靴や靴下、ポーチなどの小物は私も持っているし、組み合わせ次第で自分らしく取り入れられるのが好き。スペシャルな日とかスペシャルな空間で身につけたくなる色かな。

A 昨日、スタイリストの杉本さんがすごく上手に逆立ちをされていて（笑）。私もノリで真似したら、筋力と運動神経がなさすぎて全然できなくて。めちゃくちゃ顔が真っ赤になりました。

A 特別な場所に行くときや人に会うときは、リップやカラーアイライナーで遊びます。普段はラフな格好が多いから、唇だけ赤リップを塗るのが好きなんです。深めのボルドーが多いかな。

A 内面的な部分は影響されないけど、人からおすすめしてもらったことは速攻試すし、小さなことでも調べたり、誰かにシェアすることはよくあります。最近はインテリアコーディネーターの方と一緒にお買い物に行く機会があって、家具やインテリア、器に興味が向いているところ。布一枚でもガラッと印象が変わるし、置き方も含めてすごく勉強になるんです。自分にはないほかの人の発想に触れるのは面白いです。

A 麻婆豆腐！ 絹豆腐でいかに美味しく、くずさずに作れるかを日々研究してます。山椒を入れる日もあれば八角を入れる日もあるし、ラー油で攻めるときもあって。自分の好みの味を探っていくのが楽しいんです。お供はもう、お米。ご飯の上にどん！です（笑）。

A 平和主義の緑レンジャーかな。ただただ穏やかに過ごしたいから、トラブルが起きたら間に入って話を聞いたり、悩みを聞くことが多いかも。

A 年齢のせいなのか、最近は食べたものがダイレクトに体に現れるようになっちゃって。大好きだった激辛料理も控えるようになりました。自分で作る麻婆豆腐も“ピリ辛”くらいで抑えてます。

A 誕生日もクリスマスもまったく意識しないし、パーティもしないタイプだから意外にないかも。準備が面倒くさいって思っちゃう（笑）。

A よく食べよく笑う、チャーミングな人！

A お花屋さんか保育士さん。母がお花好きだったので、お花屋さんになったらたくさんプレゼントできると思って。あとうちは家族がみんな看護師や介護士、保育士の仕事に就いているから、自分も同じような仕事に就くと思っていました。

A 数学。難しい記号とか数字は今もトラウマです。逆に得意だったのは世界史。「ザビエル」とか、カタカナを覚えるのが得意でした（笑）。

A XG！ 友達がおすすめしてくれて最近オーディション映像を見始めたんです。日本人が世界を舞台に活躍していることに衝撃を受けたし、ファッションも含めてめちゃくちゃかっこいいと思って。見ているだけでテンションが上がるし、すごく気になる存在。全員好きだけど、特にかっこいいと思うのはリーダーのJURINちゃん。

A 赤いラグ。まさに今日の撮影で使ったラグを扱っているお店で買いました。決して安くない買い物なので、悩んで悩んで選んだお気に入り。

A 特にいないけど、コレクションを見てコーデを真似っこすることはあります。あと海外のコレクションに参加したときに、ケイト・モスやナオミ・キャンベルが同じフロントロウにいて感動！

A 信じます。あきらめようとしていたときにタイミングよく……みたいなことがよくあるんです。入荷に3年かかると言われていた欲しかった時計も、そのお店の前を歩いているときに「奇跡的に入荷しました」と連絡が来たことがあって鳥肌！

A 着替えが早いです。あとは何事においてもタフだと思います。その理由は、失敗を恐れないし、他人の目を気にしないから。自分の人生は自分のためのものですからね。悩んでいるんだったら買うし、食べるし、会いたいと思う人がいたら会いに行く。いつ死んでも後悔がないように生きたいと思っています。

A 病気。美味しくごはんが食べられることとか、無事に1日を終えられることは当たり前じゃないし、尊さを感じます。健康でいるために心がけているのは、自分の体と心にちゃんと耳を傾けること。特にメンタルがくずれるとつらいから、旅行をしたり、リラックスして自分をいたわる時間を意識してつくってます。

A 一緒にいる人たちに対していつも以上に「好き好きー！」って言っちゃいます。どこが素晴らしくて、どこが好きかを力説（笑）。弱点はほろ酔いで止められないこと。飲みすぎた翌日はテレビに出ちゃいけない顔をしてます……。

A 愛犬のアムを含めて、家族は人生の優先順位の中でめちゃくちゃ上にいます。仕事をしていても常にいちばんに思っているし、毎日テレビ電話もしています。昔から距離感は変わらないけど、年齢を重ねて大人になる中で、より家族のために費やす時間の大切さを感じるようになりました。最近会えていないけど、長崎にいるおばあちゃんにも会いたいですね。昔私が着ていた109ブランドのお下がりを着て、タバコを吸いながら毎日パチンコをしています（笑）。「週刊少年ジャンプ」が大好きなファンキーなおばあちゃん。愛おしすぎます♡

A 監督やプロデューサー、共演者の方たちに、作品が始まる前や撮影が終わったタイミングで手紙を書きます。あと誕生日にもよく書きますね。メールで送るより、手紙のほうがちょっと温度が違う気がするから。書いているうちに想いがあふれて、結局便箋にびっしり書いちゃいます。ファンの方からもらった手紙や、小学生のときに東京にいる姉としていた文通も大事に取ってあります。

A 家族とスタッフのみんな。あとは数少ない大切な友達。いつも本当に支えてもらっているし、私にとって絶対に必要な人たちです。最近ありがたみを感じたのは、5歳の甥っ子の言葉。私の仕事についてちょっと理解しはじめているみたいで、「どんなことしてるか知ってるの？」と聞いたら、「街のポスターに出たり、YouTubeに出たりしてるじゃん。はーちゃん、すごくかっこいいねー！」と言ってくれたんです。可愛いなって思ったし、キュンとしました。

撮影／伊藤彰紀〈aosora〉　ヘア＆メイク／笹本恭平〈ilumini.〉　スタイリスト／杉本学子　モデル／川口春奈　取材・原文／松山 梢　※BAILA2024年10月号掲載