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【韓国ドラマ】主人公の成長をテーマにしたおすすめドラマ10選。少しずつ前に進む姿に、気づけば応援したくなる!

【韓国ドラマ】主人公の成長をテーマにしたおすすめドラマ10選。少しずつ前に進む姿に、気づけば応援したくなる!

仕事や恋で迷ったときにこそ観てほしい、心に響く成長ストーリーを10選ご紹介します。挫折や葛藤を乗り越え、少しずつ強くなっていく主人公たちの姿に、きっと勇気をもらえるはず!ぜひチェックしてみてくださいね!

※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください

韓ドラマニアのライターがおすすめ!

KAORU

ライター

KAORU


Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウルへ。10月25日の台湾LGBTプライドパレード「臺灣同志遊行」にも参加。

YUKI

ライター

YUKI


K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。

CONTENTS

  1. “身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』
  2. 月曜日から頑張れるパワーをくれる、若き起業家たちの成長物語『スタートアップ: 夢の扉』
  3. スタントなしのアクションシーンにも注目!『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』
  4. 主人公の成長に心打たれる! 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
  5. 経済危機の90年代韓国で困難に立ち向かう青年の成長を描いた『テプン商事』
  6. Netflixの申し子、美しく青きソン・ガンが高く舞う!『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
  7. スター弁護士×新米弁護士のシスターフッドがアツい! 『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』
  8. 弱者に寄り添う公益弁護人は踊る! 法廷ドラマ『プロボノ: アナタの正義救います!』
  9. セレブたちのお受験戦争を描いた『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
  10. 「弱さを抱えて生きる意味」を改めて問う『弱いヒーロー』シリーズ
  11. まとめ「主人公の成長をテーマにしたおすすめドラマ」のポイント

“身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』

『社内お見合い』 全12話 出演:アン・ヒョソプ、キム・セジョンほか Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中

『社内お見合い』
全12話
出演:アン・ヒョソプ、キム・セジョンほか
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中

あらすじ

「GOフード」の若きCEOのカン・テム(アン・ヒョソプ)は、創業者である祖父から結婚をせかされ、仕方なくお見合いをすることに。一方、平凡な会社員シン・ハリ(キム・セジョン)は、親友の財閥令嬢から自分の代わりに縁談を壊してほしいと頼まれる。ド派手な格好に生意気な性格の女性を演じて破談を試みるハリだったが、お見合い相手に現れたのは会社の社長・テムだった。

ここが見どころ!

原作は、総視聴回数3億回以上の大ヒット同名ウェブ小説&ウェブ漫画。容姿端麗で完璧なスペックを持つテムは、ワーカーホリックで恋愛への興味ゼロ。次々とお見合いを設定する祖父を止めるために、破天荒な財閥令嬢(を装っている)ハリに偽装カップルの契約を持ち掛けます。

偽装恋愛から始まるイケメン御曹司&部下の恋という、まさに韓国ラブコメの鉄板!!!近年は“かっこいい韓国ドラマ”が盛り上がっていたこともあり、久しぶりに“慣れ親しんだ韓国ドラマ”と再会した気分になりました。(どちらもそれぞれ魅力があって最高)

ラブコメの定番シーンがこれでもかと登場するのですが、コメディタッチな表現で笑いの要素たっぷりに仕上げているのが本作の魅力。脱げたスリッパがテムに当たってしまい顔を見られないように逃げるハリテムがダッシュで追いかけたり(会社の中なのに(笑))、キム・ミンギュ&ソル・イナが演じるサブカップルが出会うシーンはハートが弾けるCGで一目ぼれを表現したりと、全体的な雰囲気がとにかくポップ。恋愛ドラマは甘すぎるという人もライトに楽しめると思います。

『社内お見合い』 全12話 Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中 黄色い傘の下で見つめ合うハリとテム。

黄色い傘の下で見つめ合うハリとテム。

もう一つ新鮮なのが、展開の速さ。もう爆速です! 漫画を一気読みするような感覚で話が進んでいくから、もどかしさにモヤモヤする暇もありません(笑)。誤解からのすれ違いや三角関係といったラブコメの醍醐味はそのままに、間延びしない軽快なテンポのおかげで1時間があっという間! 面白さ&スピード感が韓国の若い視聴者に刺さり、初回4.9%でスタートした視聴率は最高11.6%を記録する大ヒット作となりました。

そして、なんといっても主演の2人のケミが抜群♡。テム役を演じたアン・ヒョソプは、『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズ、最新作『いつかの君に』といった話題作に立て続けに出演している若手トップ俳優。ハリ役を『悪霊狩猟団:カウンターズ』シリーズ、日本のドラマ『重版出来!』の韓国リメイク版『今日のウェブトゥーン』などに出演し、ソロ歌手兼俳優として活躍するI.O.I出身のキム・セジョンが演じています。

原作漫画から飛び出してきたかのような2人のビジュアルはもちろんのこと、ハリの正体を知ってわざと意地悪をするテムと、正体がバレていないと思って会社員と偽装恋人の二重生活をするハリのやりとりが愉快。アン・ヒョソプもキム・セジョンも本作がラブコメ初挑戦でしたが、振り切った演技でときめきと笑いを届けてくれます。

理性的なテムハリに惹かれていくツンデレっぷりは沼落ち必至。テムに似ているという始祖鳥(恐竜)のCGもいいスパイスになっているのでご注目ください(笑)。

配信サイト

『社内お見合い』
全12話
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中

社内お見合い | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
『徹子の部屋』で話題のアン・ヒョソプ主演! 『社内お見合い』は胸キュン&笑いが満載♡【韓ドラオタクおすすめの1本】

月曜日から頑張れるパワーをくれる、若き起業家たちの成長物語『スタートアップ: 夢の扉』

スタートアップ:夢の扉 主演スジ、ナム・ジュヒョク

『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
主演:スジ、ナム・ジュヒョク
Netflixシリーズ「スタートアップ:夢の扉」独占配信中

あらすじ

祖母と二人で暮らしてきたダルミスジ)。幼い頃に両親の離婚によって姉と離れ離れになり、ナム・ドサンナム・ジュヒョク)という少年と子供の頃に交わした文通が心の支えになっていた。それから15年後、韓国のシリコンバレーといわれる「サンドボックス」の講演会で財閥令嬢となった姉と再会するダルミ。対抗意識から会ったこともないドサンと起業をすると嘘をついてしまい……。

スタートアップ:夢の扉 主人公ダルミを演じるスジ

姉の会社が主催する交流会にドサンと出席すると宣言してしまう。

ここが見どころ!

成功を夢見る若者たちがスタートアップに飛び込んで困難に立ち向かいながら成長していく姿を描く。爽快感のある物語で“明日も頑張ろう”と思わせてくれる青春ドラマ。

“国民の初恋”の異名をとり、最近は『イ・ドゥナ!』で演じたあざとかわいいドゥナ役で再び視聴者をとりこにしたスジと、『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』『二十五、二十一』などに出演し、繊細な演技に定評のあるナム・ジュヒョクがW主演。コロナ禍真っただ中だった2020年に配信され、おうち時間を盛り上げてくれると日本でも注目を集めました。

スタートアップ:夢の扉 ナム・ドサン役のナム・ジュヒョク

ダルミと起業を目指すことになるドサン。

ダルミにとってドサンとの文通は大切な思い出。会ったことはないけれど、初恋の相手でもありました。しかし、その正体はジピョン(キム・ソンホ)という少年でした。身寄りのないジピョンは、養護施設を出た高校生の頃にダルミの祖母ウォンドクに助けられ、その恩からダルミの文通友達になることに。たまたま新聞に載っていたドサンの名前を借りて手紙を書いていたのでした。

その後、投資家として立派な男性に育ったジピョン。ダルミがドサンを探していると知ったジピョンは本物のドサンを探し出し、文通相手だったフリをしてほしいと頼みます。

スタートアップ:夢の扉 キム・ソンホは二番手のジピョン役で大ブレイク

ジピョン役を演じたキム・ソンホは本作をきっかけに大ブレイク!

ドサンに憧れを持ち続けているダルミを傷つけないために、ジピョンの全力のサポートによってスタイリッシュな好青年に変身したドサン。交流会でぽつんと佇むダルミの前に現れるシーンは、まさに救世主! 王子様かと思うほどの輝きを放っています。

こうしてダルミはジピョンの存在を知らないまま、ジピョンは自分が文通相手だと言い出せないまま、ダルミと本物のドサンはお互いに好感を持つように。さらに、ダルミとドサンは「サンドボックス」で同じチームとして起業を目指していくのですが、そのメンターをジピョンが担当することになるという。複雑な三角関係から目が離せなくなること間違いなし!!

ちょっと頼りないけれど、一緒の方向を向いて走ってくれて、持ち前の優れたプログラミング能力でピンチを支えてくれるドサン。ビジネスでは時に厳しく時に優しくアドバイスをしながら、プライベートもそっと見守ってくれる大人なジピョン。どちらも素敵すぎて選べない!!! 放送当時もSNS上でドサン派かジピョン派かで議論が起こるほど、大きな反響を呼びました。

スタートアップ:夢の扉 ドサンとダルミが出会うシーン

ばっさり髪を切ってモデル級イケメンになりダルミの前に登場!

お仕事とラブストーリーのバランスが絶妙なところも本作の魅力。「サンドボックス」で信頼できる仲間と出会い、時にすれ違いながらも力を合わせて数々の困難を乗り越えていく様は、熱くて、爽やか。どんなピンチにも果敢に前向きに立ち向かっていくダルミがかっこよく、内気な理系男子から実力・自信ともにめきめきと成長するドサンも頼もしく、ポジティブな気持ちにさせてくれます。

最終話まで主人公たちを応援しながら楽しめる『スタートアップ: 夢の扉』。モチベーションを上げたい時におすすめの作品です。

配信サイト

『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
Netflixシリーズ「スタートアップ: 夢の扉」独占配信中

スタートアップ: 夢の扉 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
『スタートアップ: 夢の扉』で仕事に恋にパワーをチャージ!【韓ドラオタクおすすめの1本】

スタントなしのアクションシーンにも注目!『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』

アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~

『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』
全16話
出演:イ・ジュンギ、イ・ギョンヨン、キム・ジウンほか
配信情報:Netflix、U-NEXT、Hulu、Prime Video
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【DVD情報】
DVD-BOX1(第1話~第8話)DVD好評発売中
DVD-BOX2(第9話~第16話)2024年10月2日(水)発売
各17160円
発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
提供:COPUS JAPAN, 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 
©Licensed by SAMHWA NETWORKS CO., LTD.
©SAMHWA NETWORKS. All Rights reserved
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あらすじ

熱血検事のヒウ(イ・ジュンギ)は、巨悪である政界の大物チョ・テソプ(イ・ギョンヨン)を捕まえようとしたところで無念にも殺されてしまう。そこに冥土の使者が現れ、チョ・テソプを捕まえることを条件に人生をやり直すチャンスを与えられる。リベンジを誓ったヒウは、1度目の人生の記憶をもとに完璧な復讐を果たすために奔走する。

ここが見どころ!

本作は、2022年に韓国で放送され、主演を務めたイ・ジュンギが「2022 SBS演技大賞」で最優秀演技賞を獲得した話題作。“イ・ジュンギ主演”というだけで韓ドラ好きにはたまらないですし、勧善懲悪×華麗なアクションシーンは彼の魅力が輝く最高のマリアージュです!

アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~ 主演 イ・ジュンギ

数々の悪事を暴いてきたヒウだが、思いもよらぬ死を遂げる。

韓国社会を裏で操る大物政治家チョ・テソプの逮捕まであと一歩というところで、彼の手下に襲われるヒウ。ビルの屋上から突き落とされて一度は死んでしまうものの、死神から「あの男に地獄を見せてやれ」と2度目の人生を与えられ、15年前の高校生から人生をやり直します。

ちなみに、死神を演じるのはチャ・ジュヨン。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のへジョンです。本作ではチョ・テソプの秘書役も務めています。

アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~ イ・ギョンヨン

司法や世論まで牛耳る国会議員チョ・テソプ(イ・ギョンヨン)。

ヒウは正義を追い求めすぎるあまり、暗黙のルールや組織の圧力を無視して突っ走るところがありました。2回目の人生では、1回目の人生で得た教訓を生かしてしたたかにターゲットを追い詰めていき、過去の悲しい出来事やピンチを回避したり、先読みして罠を仕掛けたりと、記憶が残っているからこそ可能な快進撃がかっこよくて痛快。

もともと強かったけれど、自分を殺した超怪力男に負けないように、2回目の人生ではトレーニングを積んでさらにパワーアップ。武道家では?ってくらいに腕っぷしの強い最強の男になっちゃいます。

第1話からイ・ジュンギが得意とするアクションシーンが登場するのですが、スタントなしで演じているとのこと! イ・ジュンギといえばテコンドー有段者で、『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2017)など、過去の出演作品でも難しいアクションシーンにスタントなしで挑んできました。本作でも華麗で迫力のある身のこなしを披露していますが、1982年生まれなので放送当時すでに40歳! キレキレのアクションだけでもすごいのに高校生役も違和感なく演じていて、年齢を逆行してる? 不老不死の能力がある? と、その若々しさに終始驚かされます。アクション演技のために7年以上炭水化物を絶っているそうで、20年以上第一線を走り続ける俳優のプロ意識に感服するばかりです。

アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~ イ・ジュンギ

スタイリッシュなスーツ姿がかっこいい。

リベンジする人生では、ヒウに協力する仲間たちも登場。最近メインキャストを務める『となりのMr.パーフェクト』がスタートしたキム・ジウンが財閥令嬢役に扮し、『SNL KOREA』でおなじみのチョン・サンフンが超優秀なヒウの同僚検事役、キム・ジェギョン(RAINBOW)が記者役を演じています。

悪を裁くために孤軍奮闘していた1回目の人生から、2回目の人生で仲間がいることや彼らとの絆の大切さに気づいていくヒウの成長も見どころです。

  • アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~

    ヒウに助けられて不良から更生した恩がある。(ハンミ役/キム・ジェギョン)

  • アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~

    超優秀だが変わり者。ヒウのことを気に入る。(ミンス役/チョン・サンフン)

記憶があるなら楽勝と言いたいところですが、チョ・テソプも手強い!! 彼の息がかかった権力者たちがヒウの前に立ちはだかり、チョ・テソプ本人はなかなかしっぽを出しません。表向きは国民に寄り添う“良い”政治家として上品に振る舞いながら、裏では大統領よりも権力を持っているという圧倒的なラスボスを、ベテラン俳優のイ・ギョンヨンが重厚感たっぷり演じ、ラストまで緊張感のある展開が続きます。

ヒウとチョ・テソプの闘いの結末やいかに。リベンジしていく爽快感と手に汗握る頭脳戦がやみつきになりますよ!

DVD情報

  • アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~

    DVD-BOX1(第1話~第8話)DVD&Blu-ray好評発売中

  • アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~

    DVD-BOX2(第9話~第16話)2024年10月2日(水)発売

DVD-BOX1(第1話~第8話) DVD好評発売中
DVD-BOX2(第9話~第16話)2024年10月2日(水)発売
各17,160円(税込)
発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
提供:COPUS JAPAN, 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 
©Licensed by SAMHWA NETWORKS CO., LTD.
©SAMHWA NETWORKS. All Rights reserved

アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~ DVD BOX | ハピネット メディアマーケティング

配信サイト

『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』
全16話
Netflixで配信中

アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
復讐劇が痛快!イ・ジュンギが2度目の人生を歩む検事を熱演する『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』【韓ドラオタクおすすめの1本】

主人公の成長に心打たれる! 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 主演 パク・ウンビン

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

全16話
出演:パク・ウンビン、カン・テオ、カン・ギヨンほか
Netflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」独占配信中

あらすじ

一流法律事務所で働き始めた新米弁護士のウ・ヨンウ(パク・ウンビン)。自閉スペクトラム症とIQ164の天才的な頭脳を持ち、さまざまな壁に挑みながら一人前の弁護士として成長していく。

ここが見どころ!

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 主演 パク・ウンビン

視聴率0.9%からスタートし、最終話で自己最高視聴率17.534%をマークするという驚異的な伸びを記録した『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)。韓国の映画・ドラマを扱うことから“韓国のゴールデングローブ賞”と称される「第59回百想芸術大賞」で、TVドラマ部門の大賞を受賞した作品です。

最近韓ドラにハマったという方のためにプチ情報を添えさせていただくと、この年はソン・ヘギョが同じくNetflixで配信されている『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で、TVドラマ部門の女性最優秀演技賞を受賞。人気・功績を二分していたことからも、その話題性の高さがうかがえます。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 主演 パク・ウンビン

邦題にもあるように、ウ・ヨンウは天才肌。回転ドアを通り抜けられなかったり、ペットボトルの蓋を開けられなかったり、感覚過敏だったりと苦手なことが多いですが、5歳で刑法を丸暗記し、ロースクールを首席で卒業、司法試験もほぼ満点で合格する天才的な頭脳を持っています。

出勤初日の朝、鏡の前で父がこの日のために用意してくれた新しい服をあてて、感情と表情をまとめた表から「うれしい」を指さしてニッコリと笑顔を浮かべるヨンウ。混雑する通勤電車では防音用のヘッドホンをつけて不安を和らげるヨンウ。「どちらから読んでもウ・ヨンウです。キツツキ、トマト、スイス……」という名前にちなんだ風変わりな自己紹介も。ヨンウのかわいさに癒されると同時に、彼女のマイルールや自閉スペクトラム症を抱えながら生きる努力が伝わってきて、がんばれ! と応援したくなる主人公なんです。

演じるのは、子役出身で『ストーブリーグ』『恋慕』など数多くのドラマで活躍するパク・ウンビン。緻密な役作りと抜群の演技力に定評がある彼女ですが、本作は「自信がない」と何度もオファーを断ったそう。しかし、製作陣は、責任感の強いパク・ウンビンにしか演じられないと待ち続け、最初のオファーから1年後にキャスティングが実現しました。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 主演 パク・ウンビン

リーガルドラマでもある本作は、ヨンウの能力が最大限に発揮されるお仕事シーンも見どころ。天性の記憶力はもちろんのこと、いわゆる“普通”の弁護士ではないヨンウだからこそ可能な、“当たり前”にとらわれない着眼点で案件の本質を見抜き、依頼人たちを救っていきます。

でも、ただ無双するだけじゃないんです。ヨンウが活躍できるのは、“ほどよいところで折り合いをつければいいだろう”という妥協を一切しないからこそ。依頼人の話を細かすぎるくらいに聞いて、常に全身全霊で依頼人と向き合うヨンウが頼もしくてかっこいい!

また、依頼人に脱北者の母、知的障がいのある女性、激化する学歴社会から子どもを解放しようとする誘拐犯などを登場させ、差別や偏見といった社会問題を描いているところも本作が高く評価されているポイント。特に、重度の自閉スペクトラム症の男性を弁護する第3話は、ヨンウや被告人が生きるうえで避けられない厳しい現実にフォーカスした名作回となっています。

ヨンウの奮闘を感動物語で終わらせるのではなく、さまざまな事情を抱えるマイノリティたちのリアルにも目を向けた構成が、Netflixの非英語テレビ部門世界1位を記録する大ヒットに繋がったのでしょう。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 チョン・ミョンソク役 カン・ギヨン

そして、ヨンウを取り巻く仲間たちもこれまた魅力的。訴訟チームのスタッフのイ・ジュノを演じたカン・テオは、本作で大ブレイク。ヨンウを優しくサポートするジュノとはロマンスも展開され、少しずつ近づいていく2人の恋模様がほっこりとしたときめきを届けてくれます。

ヨンウの上司となるシニア弁護士のチョン・ミョンソクも、最初こそ“普通じゃない弁護士”のヨンウを雇うことに否定的でしたが、その実力を見てすぐに反省をし、ヨンウを受け入れるいい人。過剰に優しくすることもなく、フラットな目線でヨンウを導く理想の上司です。演じたカン・ギヨンはコメディ演技に定評があり、ヨンウ×ミョンソクのクスッとくる掛け合いも見どころです。

配信サイト

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
全16話
Netflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」独占配信中

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
【働く30代におすすめの韓国ドラマ】主人公の成長に心打たれる! 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

経済危機の90年代韓国で困難に立ち向かう青年の成長を描いた『テプン商事』

テプン商事:キム・ミンハとジュノ

オ・ミンソ(キム・ミンハ)とカン・テプン(ジュノ)

『テプン商事』

全16話
出演:ジュノ、キム・ミンハ、キム・ミンソクほか

Netflixシリーズ「テプン商事」独占配信中

あらすじ

1997年のアジア通貨危機(IMF機器)のさなか、経営難の会社を父親から引き継ぐことになった自由奔放な息子カン・テプン(ジュノ)。心強い経理担当のオ・ミソン(キム・ミンハ)と協力し、大人、そして商社マンとしての生き方を学びながら、向こう見ずだった青年から新米社長へと成長していく。

ここが見どころ!

1997年の韓国通貨危機下で経営難に陥った貿易会社を父親から引き継ぐことになった、自由奔放な主人公カン・テプンが、苦悩と葛藤を重ねながら新米社長として成長していくヒューマンドラマ。経済危機という激動の時代においても前を向こうとする若者たちの姿を通してあたたかな共感と希望を届け、反響を呼びました。

 

主人公テプンを演じるのは、2PMのメンバーであり、『キング・ザ・ランド』や『赤い袖先』など数々のヒットメイカーを生み出し、俳優としても活躍中のジュノ。そして、テプンと協力し合う経理担当オ・ミソンを、『Pachinko パチンコ』で世界的に注目を集めたキム・ミンハが務めています。

でも、その前に「IMF危機って何?」「1997年の韓国ってどんな感じだったの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思うので、当時の時代背景を説明しますね。

1996年までの韓国は、高い経済成長率を誇っていました。なので、裕福な親の財力をあてにしながら、アックジョン(ソウルにある西麻布のような繁華街)を拠点に、高級ブランドを身に付け、派手な消費生活を送っていた若者たちが話題に。それが“オレンジ族”です(日本の“バブル世代”と似ていますね)。ジュノ演じるテプンも、そんな“オレンジ族”のひとりでした。

しかし、1997年に入ると企業の過剰投資や金融市場の不安定さなどにより、ウォンが暴落。街はリストラされた失業者であふれ返り、そんな中でテプンの父カン・ジニョン(ソン・ドンイル)も金策に追われ……。同年11月には、韓国はIMF(国際通貨基金)に緊急支援を要請。代償として厳しい経済構造改革を受け入れざるを得ず、多くの人が一夜にして職や家庭を失うことになったのでした。

そんな嵐のような現実を、財閥のような富豪ではなく、中小企業の社長令息たちはどう生きたか。なろう小説風にタイトルをつけるならば、「バブル世代を謳歌しまくった中小企業の社長令息、IMF時代になったら本気出す~嵐のような現実の中で生まれた信頼と絆は僕らの希望~」という感じです。

時代背景がわかってきたところで、見どころ紹介です。

それは……ジュノそのもの!

重みのある演技と、心(というか脳内)をとろけさせる演技とで世界中を席捲した『赤い袖先』や、キング・オブ・ツンデレ御曹司ともいうべき『キング・ザ・ランド』など、汲めども尽きぬ魅力を持つジュノが、本作でキングぶりを発揮していたのでした。

最初は、アックジョンのクラブを遊び歩くアゲアゲ・オッパだったテプン(ソロデビュー当時のジュノをほうふつとさせる衣装が、またエモいです)。2PMならではの、瞬く間に心と視線を奪う華麗なダンスパフォーマンスを披露し、冒頭からテンションは爆上がり!

 

とまあ、オレンジ族時代からモテまくっていたテプンですが、勉強や一般常識はさっぱり。しかし、持ち前の地頭の良さと柔軟な発想力と熱血力で、逆境を乗り越えていくことになります。
遊び心がありつつも、「仲間と共に歩むことの大切さ」「お金よりも人が大事」という父からの教えを忠実に守り、どれほどしんどくても会社とその仲間の手を離さない度量の深さがあって、とにかくカッコイイ!
初回では「チャラ男すぎない?」と、一瞬思ったときもありましたが、ストーリーを重ねるうちに、テプンが、男前で硬派で優しくて素敵な男だということに気づかされます。

なぜなら、ジュノの演技が完璧だから!

 

「無双上等!」とばかりに自信に満ちたまなざしが、父との別れや会社のピンチによって“不安”や“決意”に変わるとき、テプンの揺れ動く感情をジュノは派手な演出に頼らず、沈黙で表現する巧みな演技力で表現。拳を握る、一瞬の間。唇がわずかに震える呼吸。視線が微かに揺れる瞬間。そのすべてが役に命を吹き込み、ジュノ本人と一体化する。自分は演じているのではなく、テプンとしてここで生きているのだと……。

 

父親の遺志を感じて涙ぐんだり、信じていた人に裏切られ、怒りを焦りあらわにしたり。不器用ながらも会社と社員を守ろうとする熱い姿、新米社長として成長する姿。彼の多彩な感情演技から感じ取れるのは、短気で不器用で正直すぎるひとりの若者の姿。試練が続く中でも必死に耐え抜き、起き上がり、次のステップへと進む強さとひたむきさを応援せずにはいられません。

 

しかもですよ? チャラオッパ時代(言い方!)から父親の靴を磨いたり、ガーデニングが日課だったり、自分だって眠いのに地下鉄で席を譲ってあげたりと、めちゃくちゃ優しくていい人。今の時代に忘れられがちな、人同士のぬくもりを知っていて、大切にしてるところがエモーい!

ジュノの演技も素晴らしいけれど、本作の作り込み方もハンパなかったです。

ポケベルや公衆電話といった、当時を象徴するアイテムだけでなく、あのころ流行していたX世代ファッション、街中の看板フォント、デスクに積まれた書類の分厚い質感に至るまで、気合を入れて再現。

細部にわたって綿密に作り上げられた映像から溢れ出す高濃度のノスタルジーが、視聴者を1997年にタイムリープさせてくれます。

さらに、画面の色調もどことなくフィルムライクで、画面全体から懐かしい空気が漂っていました。美術・小道具・演出の完成度の高さは、10点満点中の10点と言えるでしょう。

 

また、作り込みへの熱意は、各エピソードのタイトルにも。なんと、全16話それぞれのタイトルが、1990年代に大ヒットした韓国ドラマから引用されてるんです! しかも、単に引用しましたというものではなく、各回の内容にリンクさせるという徹底ぶり(たとえば、第2話「アスファルトの男」では、アスファルトの上で大の字になるジュノの姿が拝めます)。作り手の遊び心とドラマへのリスペクトや愛を感じて、韓ドラ好きの自分としてはきゅん♡としちゃいました。

 

余談ですが、本作は韓国で“時代劇”に分類されるそうで。ある配信番組に出演したジュノは「僕が生きていた(1997年を描いている)のに、もう”時代”になってしまったんだなと……」と、ジュノ本人も納得してなさそうなコメントをしていたのが地味にツボでした(笑)。

配信サイト

『テプン商事』

全16話

Netflixシリーズ「テプン商事」独占配信中

テプン商事 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
【働く30代におすすめの韓国ドラマ】ジュノ(2PM)主演! 経済危機の90年代韓国で困難に立ち向かう青年の成長を描いた『テプン商事』

Netflixの申し子、美しく青きソン・ガンが高く舞う!『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』

ナビレラ -それでも蝶は舞う- 写真左からチョロク(ソン・ガン)、ドクチュル(パク・イナン)

写真左からチョロク(ソン・ガン)、ドクチュル(パク・イナン)。

『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
全12話
出演:パク・イナン、ソン・ガンほか
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中

あらすじ

一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク(ソン・ガン)は、自分を取り巻く厳しい現実のせいでスランプに陥っていた。一方、郵便配達員として家族のために働き続けたシム・ドクチュル(パク・イナン)は定年を迎え、残りの人生を考え始めていた。ある日、友人の葬式の帰りにダンススタジオを通りかかったドクチュルは、チェロクが踊る姿に心を奪われる。
ドクチュルは子どもの頃バレエダンサーに憧れていたが、貧しい家庭環境がそれを許さなかった。かつてあきらめた夢に挑戦するため、ドクチュルはダンススタジオに再訪し、バレエのレッスンを受講したいと伝えるが、チェロクは相手にしない。それでも熱心に通い続けるドクチュルを見たバレエスタジオの団長から、チェロクドクチュルのバレエの指導者に、ドクチュルチェロクのマネージャーになるよう言い渡される。
かくて23歳と70歳の奇妙なバレエレッスンが始まり……。

ここが見どころ

今回紹介するのは、“47歳”もの年の差を超えて、バレエでつながった老人と若者の物語、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』。嬉しくも悲しく、熱くて切なく。観る者すべてに勇気と感動を与える極上の夢追い物語でした……。

高みを目指す若きバレリーノ、チェロク役には人気俳優ソン・ガン。70歳でバレエに挑戦するのドクチュルを、大御所俳優パク・イナンが熱演しています。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- ソン・ガンのソロカット

高校時代のチョロク。このルックスでソン・ガンの実年齢が30歳って嘘ですよね……。

186cmの高身長に、小玉スイカのような小さな頭。スラリと伸びた長い手足に、どこかあどけなさの残る顔……。そんなソン・ガンが演じているのは、溢れんばかりの才能を持ったバレリーノ、チェロクです。第1話での彼の登場シーンは、ため息しかでない静謐さ。 
薄暗いダンススタジオに差し込んだ優しい光。その先には、長い手足を広げ、高く舞い上がるチェロクが。その姿はスタジオという暗く狭い場所から、光に満ちあふれた大空へ飛び出そうと羽ばたく蝶のように舞い踊っていて……。
この幻想的なシーンは、ドクチュルのみならず、視聴者の心をも奪うことでしょう。
素晴らしいダンスを披露しているソン・ガンは、本作に出演するまでバレエ経験がなかったとか。本作を機に、約半年間の練習を重ねて身につけたそうですが、短期間で魅惑の舞いをマスターしたソン・ガン、恐ろしい子!

 

 

ナビレラ -それでも蝶は舞う- ソン・ガンのソロカット

自主レッスン中のチョロク。

一方、パク・イナンが演じているドクチュルは、バレエスタジオの門を叩いたものの、当然、最初は全然踊れなくて、基礎動作とストレッチばかりなのですが、どうみても素人のそれなんですね。しかしドクチュルは、47コも年下のチェロクを“師”として敬い、厳しい練習にも必死に食らいつき、自主練習も欠かさず、真剣にバレエと向き合います。
その一方で、チェロクのマネージャーとしてのドクチュルは、持ち前の勤勉さで、毎朝のコールはもちろん、コンディションや練習量、食事などを事細かに記録。さらに風邪をひけば、家を訪ねておかゆを作り、薬やおかず、梅エキスといった体にいいものもしっかりと差し入れるなど、渾身のサポート。
スランプでやさぐれモードになっているチェロクから見れば、ただのお節介にしか思えないのですが、次第にお節介は真心となって、孤独と不安で隙間だらけだったチェロクの心を埋めていくのです。また、ドクチュルがバレエに挑む真摯な姿が、チェロクの心に情熱の火を灯していき、二人の間に特別な絆を結んでいくのです。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- パク・イナンのソロカット

バーでレッスン中のドクチュル。毎瞬間、全力投球!

「今こそ新しいことを始めよう」。そんな希望を胸に抱きつつも、なかなか踏み出せずにいることってありませんか?

ドクチュルがバレエに挑むキッカケは、旧知の友が最期に言い残した後悔でした。友の慟哭を聞いて、「バレエをやらないまま、人生を終えることはできない」と決心したドクチュル。世間体や、家族の反対や、体力的限界にも負けず、必死にバレエに食らいつきます。そこまで努力しても、妻や息子、孫は「いい歳をして何を言っているのか」と冷ややか。

一方、若いチェロクが順調満帆かと言われたら、そうではありません。親元を離れて生きているチェロクは、経済的にも精神的にも不安だらけ。若いが故の迷いもあります。

つまり、夢を追うことへの苦悩や葛藤は、年齢に関係なく付きまとうってこと。だからこそ、本作で描かれる夢を追うことの苦悩、乗り越えた先にある奇跡が、心を揺さぶるのだと思います。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- パク・イナンのソロカット

人生の先輩ドクチョルがよく口にする「ケンチャナ(大丈夫)」の言葉は包容力抜群!

「準備が整うまで待つな。まずはスタートを切れ」
「さあ次はお前の番だ」

そう若者たちに声をかけるドクチュルの言葉は、画面の向こう側にいる我々にもエールを贈ってくれているようで、胸に沁みます。

 

年齢も、生きてきた環境も違う2人をつないでいるのは、バレエへの情熱。自分の夢を他人に踏みつけられたり、容赦のない“老い”という時の流れに、怒り、苦しみ、絶望しながらも前へと進み続ける2人。彼らを見ていると、「したいことをする」その先には「幸せ」というまばゆい光景が広がっているのだなと思いました。

タイトルの“ナビレラ(나빌레라)”は、韓国語で「蝶のように美しく羽ばたく」という意味。ソン・ガンの蝶のような舞いに見惚れ、パク・イナンの演技やセリフに胸打たれ。2人の追いかける夢の結末に涙するはずです。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- 路上で舞うドクチュルと見守るチョロクの2ショット

配信サイト

『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
全12話
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中

ナビレラ -それでも蝶は舞う- | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
ソン・ガンがバレエに挑戦! 『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』が教えてくれる、“幸せの意味”【韓ドラオタクおすすめの1本】

スター弁護士×新米弁護士のシスターフッドがアツい! 『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』

グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~ チャン・ナラ ナム・ジヒョン

『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』(2024)
全32話
出演:チャン・ナラ、ナム・ジヒョン、キム・ジュハン、ピョ・ジフン(P.O/Block B)ほか
© SBS
──
配信情報:Lemino、Netflix、Prime Video、U-NEXTほか

あらすじ

新米弁護士ハン・ユリ(ナム・ジヒョン)は、大手のテジョン法律事務所に採用される。しかし配属されたのは、希望していた企業案件を扱うチームではなく、最も避けたかった離婚問題を扱う離婚チームだった。高い勝率を誇る離婚専門のスター弁護士チャ・ウンギョン(チャン・ナラ)のもとで仕事を学び始めるユリだったが、依頼人の利益を最優先するウンギョンのやり方についていけない。退職届を書こうとした時、ユリはウンギョンの夫の不倫現場を目撃してしまう。スター弁護士の離婚に世間の注目が集まる中、ウンギョンはユリを代理人に指名する。

ここが見どころ!

グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~ チャン・ナラ ナム・ジヒョン

© SBS

本作は、人情派な新米弁護士が現実主義のスター弁護士のもとで反発しながらも成長し、さらにそのスター弁護士の離婚訴訟を弁護することになるというストーリー。脚本を手掛けたのは、なんと現役の離婚専門弁護士! そのリアルな視点から描かれたエピソードが共感できると評判を呼び、W主演を務めたチャン・ナラがSBS演技大賞で大賞、ナム・ジヒョンが最優秀演技賞に輝き、サブキャストたちも優秀演技賞を受賞するなど大ヒットを記録しました。

一つ目の見どころとなるのが、さまざまな離婚案件。身近なテーマなので“リーガルもの”でも内容がわかりやすく、テンポよく解決していく様は爽快。最初は野次馬根性をくすぐられながら視聴していましたが、同じ「離婚」でもそこに至った経緯や争点は千差万別で、自分が固定概念に縛られていたことにハッとさせられる場面も。

グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~ ピョ・ジフン ナム・ジヒョン

© SBS

例えば、親権が絡む案件。高額な慰謝料を支払う代わりに親権を要求する浮気夫に、断腸の思いで合意する依頼人。当初の希望とは異なる形での和解でしたが、多忙な浮気夫は次第に子どもを依頼人に預けるようになり、子どもたちはこれまでの生活レベルを保ったまま大好きな母親と過ごす時間も確保できるという、実質的な勝利を手に入れるのでした。

また、親権を押し付けあう夫婦のエピソードでは、被告側の夫がだらしなくて無責任でも、ウンギョンとユリは依頼人である妻が望む「親権を渡すこと」を達成するべく奔走します。子どもたちはどうなってしまうの? と心配になりますが、ダメ夫は親権を持ったことで父親としての責任感が生まれ、自分の時間ができた母親は育児ノイローゼから解放され、子どもとの関係も好転。新しい家族の在り方にたどり着くのです。

これらはすべてウンギョンの読み通り。「弁護士はサービス業だ」と言ってのけ、ロボットのように案件を高速処理していくウンギョンですが、冷たく見えて判決のその先まで見通しているところがスター弁護士たる所以。必ずしも“倫理的な正しさ”が正解=依頼人の利益になるとは限らないのだと、結婚と離婚、人間関係について考えさせられます。

グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~ キム・ジュンハン チャン・ナラ

© SBS

メインの見どころとなるのは、やはりウンギョンの離婚訴訟。ウンギョンの口添えでテジョン法律事務所の医療顧問になった夫ジサンですが、なんとウンギョンの一番近くで働く秘書室長チェ・サラと不倫していたのです! 許せん! そして、ウンギョンはそれを知りながら、「優秀な部下と娘の面倒を見てくれる夫を追い払って、月収以下の慰謝料を受け取るのなら今のほうがマシだ」と合理化し、気づいていないフリをしていたのでした。

会社と家庭の効率を優先するウンギョンに「自分の人生は?」と問いかけるユリ。ユリは父親の浮気が原因で両親が離婚した背景があり、悲しむ母親を見てきたし、自身も板挟みになる子どもだったので、合理化して片づけられる問題ではないことを一番よく知っているんですね。

一方で、平気な顔をしていてもウンギョンだって当然傷ついているわけで。我慢の限界がきてついに訴訟を起こすことを決意、「私とは違う目線を持っているから」と情に厚いユリを代理人に指名します。「世界一完璧な離婚ショーを見せてやるのよ」と覚悟を決めるウンギョンがかっこよく、その背中を押したのがユリの一言なのも胸熱! 納得できないことをしっかり主張するユリと、「傲慢ね」なんてこき下ろしながら利益につながる見込みがあれば聞き入れるウンギョン。圧倒的なキャリアの差があっても互いに刺激を受けて成長していく2人は、まさにグッド・パートナーなのです。普段の業務ではユリのことを「ハン弁(ビョン)」と呼ぶウンギョンですが、代理人と依頼人として会話する時は「ハン弁護士」と略さずに呼ぶところも、ユリを信頼しているのが伝わって来てグッとくるポイントです。

そして、特筆したいのがチャン・ナラの感情演技。ジサンやサラの前では平静を保ち、一人になった瞬間に感情があふれ出す時の瞬発力たるや、サレ妻を演じさせたら今、右に出るものはいないのではないでしょうか。『VIP-迷路の始まり-』『私のハッピーエンド』でもサレ妻を演じたチャン・ナラですが、完全にはまり役になったという感じ。涙を流すまいとこわばる表情筋や赤くなる目のふちなど、ウンギョンの心情を繊細に表現する演技は見ごたえたっぷりです。

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【DVD-BOX 1&2】好評発売中!
価格:15,840円(税込)
発売元:PLAN Kエンタテインメント
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
© SBS

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配信サイト

『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』(2024)
全32話
Prime Videoで配信中

グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~ | Prime Video
【働く30代におすすめの韓国ドラマ】スター弁護士×新米弁護士のシスターフッドがアツい! 『グッド・パートナー ~離婚のお悩み解決します~』

弱者に寄り添う公益弁護人は踊る! 法廷ドラマ『プロボノ: アナタの正義救います!』

『プロボノ: アナタの正義救います!』

全12話
出演: チョン・ギョンホ、ソ・ジュヨン、イ・ユヨン、ユン・ナム、ソ・ヘウォン、カン・ヒョンソク、チェ・デフン、キム・ガプスほか
Netflixシリーズ「プロボノ: アナタの正義救います!」独占配信中

あらすじ

多くの人望と輝かしいキャリアを、スキャンダルによって唐突に断たれた判事のカン・ダウィット(チョン・ギョンホ)。大手法律事務所のプロボノチームで再起を図る中で、知ることのなかったつましく暮らす人たちと出会い、希望と使命を見いだしていく。

ここが見どころ!

今回取り上げるのは、最高裁判事候補にまで上り詰めた出世欲の強い裁判官が、罠にハメられ、法律事務所の公益弁護士になることで、人として成長していくという法廷ヒューマンドラマ。ロマンスもほぼ絡まず、ストーリーは民事事件の法廷劇中心。さらに、全12話で2エピソードごとに事件がひと段落するのでサクッと観れるのが魅力的……ではあるのですが! 逆に「もう少し続けてくれたら良かったのに」と名残惜しくなる感動作でした。

本作の主人公カン・ダウィットを演じる俳優は……みなさん、もうご存じですよね? そう、あの“努力の天才”チョン・ギョンホ! 今回もやってくれました~。今作では『賢い医師生活』シリーズでのクールな医師の役と、『労務士ノ・ムジン』でのコミカルな演技をほどよく融合させたキャラクターを作り出して、「チョン・ギョンホ劇場」開幕! “言葉巧みにまくしたてる弁論“と“全身を使っての大仰なパフォーマンス”を繰り出し、法廷をよりドラマチックに、より人情の通った場に染め上げております。

『プロボノ: アナタの正義救います!』:チョン・ギョンホ

判事姿のダウィット。

制作陣には、『梨泰院クラス』や『雲が描いた月明り』を手掛けたキム・ソンユンとペク・サンフンが共同演出。脚本は、元・ソウル中央地方裁判所部長判事の経歴を持つムン・ユソク(『悪魔判事』)が担当、プロの目線で社会を鋭くえぐります。

プロボノチームのほぼ全ての登場人物に、大なり小なりのサイドストーリー(後述しますね)が用意されている点も◎。一方で豪華キャストも続々登場。敵か味方か最後まで読めない同僚弁護士のオ・ジョンイン(イ・ユヨン)の父親弁護士にキム・ガプス(『涙の女王』『賢い医師生活』など)、『梨泰院クラス』のユ・ジェミョンが病院代表に。さらに『応答せよ』&『賢い医師生活』シリーズでおなじみ、名バイ・プレーヤーのソン・ドンイルもカメオ出演。物語に笑いと深みを与えてくれています♡ 

ではもう少し、あらすじを説明していきます。

高卒から汚職捜査部門最年少の主席判事にまで上り詰めたダウィットは、出世に執着するあまり、権力にすりよってばかり……といっても、頭脳明晰さのみならず、マスコミを利用した自己アピール力が長けていたりすることも要因。パッと見はかなりの俗物で、出世欲の塊のような彼だけど、じつはちゃんとわけが。それは、劣悪な労働条件下の作業中、工場の裁断機で腕を切断(涙)。その母の最期の言葉が「一生懸命前に進みなさい。お前は、出世できる人だから」だったからなのです……。母のために頂点目指して、ひたすら頑張ってきたのが、スター判事のダウィットなんです。

長年の目標だった最高裁判事候補まであと一歩というある時、謎の男から多額の現金を受け取る動画のせいで収賄の疑いをかけられ、辞職に追い込まれます。そんな時、大手弁護士事務所オ&パートナーズの代表でかつての後輩ジョンイン(イ・ユヨン)が、ダウィットに手を差し伸べるが、そこはパク・ギップム弁護士(ソ・ジュヨン)ら公益弁護士、通称「プロボノ」の部署。お金にならない庶民からの依頼に顔をしかめるダウィット。一方、ほかのメンバーもプロボノの仕事を軽んじる彼に不信感をあらわに。険悪だった彼だったが、依頼者からの難題を解決していくうち、仲間同志の結束が深まっていき……。

ダウィットが仕事を失うキッカケとなった収賄の証拠動画を捏造した黒幕を突き止めていくメインストーリーや、被告人代理人としてダウィットとぶつかるウ・ミョンフン弁護士(チェ・デフン)との弁論バトル、チームワークで謎を解き明かしていく見事な連携バディ、サクサク進む物語は、エンタメとしての見ごたえ十分。

『プロボノ: アナタの正義救います!』:チョン・ギョンホ

チョン・ギョンホ演じるカン・ダウィット。

「プロボノ」とは、専門家が仕事で培った知識やスキルを活かして行う“社会貢献活動”のこと。弁護士の無料法律相談などが知られていますが、ほかにもマーケティング、IT、デザインといった、様々な分野の専門家がNPOや地域団体などの課題解決を支援する取り組み全体を指すそう。ちなみに、韓国の公益弁護士(プロボノ)は、約4万人の弁護士のうち、わずか150人前後(約0.3%)。“少数者を代弁する少数者”と言える存在のプロボノたちですが、社会の冷遇、人権問題、ネットの誹謗中傷といった、深刻な社会課題に取り組み、その活動が注目されています。

作品でも、プロボノメンバー固有の深い知識が問題解決に導くのですが、依頼されるテーマが、よくある法廷ドラマのように凶悪犯罪を扱うのではなく、庶民の身近な問題にフォーカスされていて秀逸。捨て犬の所有権争い、障害を持つ子供の賠償金、国際結婚の離婚訴訟、女性の中絶の権利、在韓外国人への暴力……。事件そのものはシンプルなのに、展開が読めないんです。新事実の開示によるどんでん返しの連続で、ついつい前のめりになってストーリーを追っかけてしまうんですよね。

プロボノ: アナタの正義救います!:ソ・ジュヨン

農家をお手伝い中のパク弁護士(ソ・ジュヨン)。

プロボノチームのメンバーひとりひとりが魅力的なのも本作のポイント。チャン・ヨンシル弁護士(ユン・ナム)はあらゆる労働デモに参加し、普段の声は小さいが、声なき声を救いあげる。悪事を絶対に許さないユ・ナンヒ弁護士(ソ・ヘウォン)は校内暴力の被害者で、暴力が怖いが、人を軽視したくないという理由から声を上げる。そして、一見野心家のようなファン・ジュユ弁護士(カン・ヒョンソク)は、長い就職浪人を経験しています。

そして、主人公のダウィットは……貧しい母子家庭で育ち、実力だけでは生きていけない世間でのし上がろうと走り続けた結果、初心を忘れてしまうのでした。依頼人を無条件に信頼するパク弁護士「何不自由なく育って、苦労していないからだ」と言ったり、彼女の身振り手振りが大げさだと、心の中で悪態をつくダウィット。じつは彼女はCODA(ろう者・難聴者の親を持つ聴者の子ども)で、ジェスチャーは両親と意思疎通を図るためものだったことを後に知るのですが、その時、気まずそうなダウィットの姿に自分を重ねてしまう人は多いんじゃないでしょうか。

また、劇中、障がい者や移民といったマイノリティが描かれているのですが、彼らの窮状を救う施策に対して反対する人たちは、口をそろえてこう言います。「苦しいのは私たちも同じ」「みんな大変なんだ」と。でも、考えてみれば、彼らが言う“みんな”に、そもそもマイノリティは含まれていないですよね……。本作では「私たち」の心に根付く無意識の差別や偏見、価値観の偏りを浮き彫りにするエピソードが満載で、幾度となくハッとさせられます。

プロボノ: アナタの正義救います!:ソ・ジュヨン、ソ・ヘウォン。カン・ヒョンソク、ユン・ナム

傍聴席にいる、プロボノチーム。左から、プロボノ: アナタの正義救います!:パク・ギップム弁護士(ソ・ジュヨン)、ユ・ナンヒ弁護士(ソ・ヘウォン)、ファン・ジュヌ弁護士(カン・ヒョンソク)、チャン・ヨンシル弁護士(ユン・ナム)。

番組の制作発表時、制作陣は作品について「大がかりな正義の実現よりも、不当な目に遭った隣人の手を握ってあげる物語」という方向性を示していました。続けてパク弁護士を演じたソ・ジュヨンは、「『プロボノ』は“それにもかかわらず”の精神を示しています。“私ひとりが変わっても世の中は変わらないだろう”という気持ちを持つ人々に、“私ひとりでも動いて、この世界を変える”というメッセージを伝えたいです」と、涙ながらに語ったとか……。

お金と権力が支配する不条理なシステム=今の世の中で、つねに負け続けている人々がいます。それは、社会的弱者。プロボノ弁護士は、寄る辺のない彼らに寄り添い、手を差し出して連帯します。負けるとしても。いや、共に負けるために。「負けるために戦うなんて……」と思う人もいらっしゃると思うのですが、その疑問に、ダウィットはこう答えています。

「たとえ負けても、敗北を踏み台に世界は半歩、前に進む。次の誰かはそこを新しい出発点にできる」

弱いものが強いものに負けるのは当然だ、仕方ない、世の中は弱肉強食だとかいう理論が一般化しつつある中、「だからといって、弱者を放置するのはおかしいよね?」という、ごく普通の、すごく素朴でまっとうな正義というものがここに描かれていました。

……と、カタい感じになってしまいましたが、本作でのお説教クサさはゼロなので! というか、チョン・ギョンホの軽快なダンスとシュールなひとりコント、そして軽口ともへらず口とも言える見事な話芸に聞き入って、クスッと笑って、ほろっとしちゃってください。

配信サイト

『プロボノ: アナタの正義救います!』

全12話
出演: チョン・ギョンホ、ソ・ジュヨン、イ・ユヨン、ユン・ナム、ソ・ヘウォン、カン・ヒョンソク、チェ・デフン、キム・ガプスほか
Netflixシリーズ「プロボノ: アナタの正義救います!」独占配信中

プロボノ: アナタの正義救います! | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
【働く30代におすすめの韓国ドラマ】弱者に寄り添う公益弁護人は踊る! 法廷ドラマ『プロボノ: アナタの正義救います!』

セレブたちのお受験戦争を描いた『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』

SKYキャッスル~上流階級の妻たち~ DVD-BOX 

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
出演:ヨム・ジョンア、イ・テラン、キム・ソヒョン、ユン・セアほか
【DVD-BOX1~3】発売中
全36話(※韓国版全20話を全36話に再編集)
© Jcontentree corp & JTBC Content Hub Co., Ltd. all rights reserved.
発売元:アクロス/クロックワークス/TCエンタテインメント/ひかりTV/GYAO
販売元:TCエンタテインメント
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配信情報:U-NEXT、Netflix、Prime Videoほか

あらすじ

韓国上位0.1%の選ばれたセレブのみが住む高級住宅街“SKYキャッスル”。そこに暮らす親たちは、我が子を一流大学に入れるために血眼になっていた。娘イェソ(キム・ヘユン)をソウル医大に入れたいソジン(ヨム・ジョンア)は、息子を同大学に合格させた隣の邸宅の住人からVVIPの顧客だけが招待される入試コーディネーターの説明会の招待状を受け取り、合格率100%を誇る超一流入試コーディネーターのキム・ジュヨン(キム・ソヒョン)との面談にこぎつける。お受験戦争で一歩リードしたと安堵するソジンだったが、数日後、その住人が猟銃で謎の自殺を遂げる事件が発生する。

ここが見どころ!

本作は、2018年にケーブルテレビ局「JTBC」で放送され、1%台だった視聴率が最終回には最高視聴率23.8%をマークした大ヒットドラマ。私たちがよく知る『愛の不時着』、『梨泰院クラス』、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、『涙の女王』も実はケーブルテレビ局のドラマで、今でこそケーブルテレビ局から数多くのヒット作が誕生していますが、当時は『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016)が持っていた非地上波チャンネル歴代最高視聴率20.5%の記録を塗り替える偉業として、大きな話題を集めました。

数字だけでも当時の人気ぶりがうかがえますが、ジュヨンのことを「ソンセンニム(先生)」を崩して「スェンニ~ム」と呼ぶソジンや、ソジンに「私のことを信じなければなりません」「すべてを受け入れられますか?」と覚悟を問うジュヨン、何かと「そうよ」を2回繰り返すセレブママ友・ジニ(オ・ナラ)など、主要キャラクターたちの口癖や決め台詞は軒並み流行語に。テーマ曲「We All Lie」も最初のワンフレーズだけでSKYキャッスルだ! と通じるほどのヒットソングとなりました。こちらは、miletのカバーで日本リメイク版でも採用されています。

SKYキャッスル~上流階級の妻たち~

© Jcontentree corp & JTBC Content Hub Co., Ltd. all rights reserved.

ドラマの舞台となるSKYキャッスルの“SKY”には、お受験戦争をテーマにしたドラマらしい別の意味が含まれているんです。韓国では、日本の東京大学に相当する最難関の「ソウル大学」、名門として知られる「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」の3校のことを、それぞれの頭文字を合わせて「SKY」と呼びます。高麗大学と延世大学は、学園祭やスポーツの試合でバチバチ火花を散らす良きライバルで、韓国の“早慶”というイメージです。

毎年11月になると、通称「スヌン」と呼ばれる韓国の大学入学共通テストが行われ、パトカーや白バイが受験生を試験会場まで送り届ける映像が日本のニュース番組でも流れたりしますが、試験当日は国を挙げて受験生をサポートするほど韓国は超学歴社会。SNSの普及やグローバル化により”成功の形”が多様化しても、SKY出身の圧倒的な勝ち組感は揺るぎないんですよね。特に、上位0.1%の富裕層だけれど財閥ではないSKYキャッスルの住人たちにとっては、一流であることを証明するネームバリューが何よりも大切なのかもしれません。

入試コーディネーターが住人の自殺に関わっていると気づきながらも、娘の合格のために突き進むソジン。娘イェソのライバルだった女子生徒が転落死したり、母親たちが髪を引っ張り合って喧嘩したりと、受験戦争に人生を狂わされていく姿を昼ドラっぽく刺激的に描いて視聴者を引き込みつつ、その根底には幼少期から大学入試のために過酷な競争を強いられる韓国の学歴&格差社会への風刺が込められており、社会派ドラマとしても見応えがあります。

ソジン役に『完璧な他人』のヨム・ジョンア、ジュヨン役に角田光代のベストセラー小説「紙の月」の韓国ドラマ版リメイクで主演を務めたキム・ソヒョン、最近『完璧な家族』で本作以来5年ぶりに夫婦役で再共演したことでも話題を呼んだキム・ビョンチョル&ユン・セアら、ベテラン勢の迫真の演技は言わずもがな。本作は、演技派たちと互角に渡り合う子役キャストの高い演技力も見どころとなっています。

ソジンの娘イェソを演じるのは、『偶然見つけたハル』『ソンジェ背負って走れ』で“新ラブコメ女王”に台頭しているキム・ヘユン。イェソは高校に首席入学する秀才でありながら、成績1位じゃないと気が済まない自己中心的な人物。普段のラブリーなキム・ヘユンからは想像がつかないくらい、傲慢でヒステリックなキャラクターを熱演(もはや怪演)し、当時は視聴者から本名よりもイェソとして覚えられていたほど。無名時代が長かったキム・ヘユンの最初の出世作としても一見の価値ありです。

また、イェソと同じく首席で入学したSKYキャッスルの新たな住人ウジュ役には、『女神降臨』のセヨン役や『シュルプ』のウィソン君役で知られる、ボーイズグループ・SF9のチャニ。最高峰の勉強環境で成績を伸ばすイェソに対し、ウジュは自力で成績トップになった心優しい優等生。欲深い登場人物たちの中で唯一のオアシスのような存在なのですが、とんでもない悲劇に巻き込まれていき……。当時18歳だったチャニの等身大の演技が見事にハマっています。

そのほかの子役キャストも韓ドラ通にはおなじみの実力派が揃い、4つの家族を軸に展開される複雑な構成でも個々のドラマがしっかりと伝わってきます。ベテランも若手も主役級の活躍を見せているのが本作のすごいところ!

セレブママたちのマウントの取り合いを見物する気持ちでスタートしたら、物語の奥深さに魅了され、気づいたら涙しながら完走していたのは私だけじゃないはず。日本リメイク版と見比べながら楽しむのもおすすめです!

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のDVD-BOXはこちら

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
出演:ヨム・ジョンア、イ・テラン、キム・ソヒョン、ユン・セアほか
DVD-BOX1~3】発売中
全36話(※韓国版全20話を全36話に再編集)
© Jcontentree corp & JTBC Content Hub Co., Ltd. all rights reserved.
発売元:アクロス/クロックワークス/TCエンタテインメント/ひかりTV/GYAO
販売元:TCエンタテインメント

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のDVD-BOXはこちら

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『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
全36話
U-NEXTで配信中

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【働く30代におすすめの韓国ドラマ】社会派ドラマ好きも必見! セレブたちのお受験戦争を描いた『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』

「弱さを抱えて生きる意味」を改めて問う『弱いヒーロー』シリーズ

弱いヒーローClass2:傷だらけのシウン

シウンの傷跡が痛々しい。(Class2)

『弱いヒーロー』
Class1、Class2

各シリーズ全8話
出演:パク・ジフン、チェ・ヒョンウク、ホン・ギョン、シン・スンホ、イ・ヨン、リョウン、チェ・ミニョン、イ・ジュニョン、ユ・スビン、ぺ・ナラ、イ・ミンジェほか
Netflixシリーズ「弱いヒーロー」Class1~2:独占配信中

あらすじ

いつもひとりで黙々と勉強に没頭している優等生シウン(パク・ジフン)。ぱっと目“勉強しかできない軟弱な優等生”の彼は、ある日、優れた頭脳を活かしてクラスメイトたちからのいじめに毅然と立ち向かう。
仲間とともにシウンが、学内外にはびこるいじめや暴力に対抗していく過程と成長を描いたアクションスクールドラマ。

ここが見どころ!

今回紹介するのは「弱いヒーロー」シリーズ。2025年4月のシーズン2公開に先駆けてシーズン1(2022年)を配信を開始したところ、シーズン1と2が同時にTOP5にランクインするという、異例の快挙を達成した作品です。

暴力の渦に巻き込まれる中で成長していく若者たちの青春アクションドラマでして、高校を舞台に、10代の友情や嫉妬、その葛藤や関係の歪みが繊細に描かれながらも、各シーズン全8話。ミニシリーズの韓国ドラマ1作品を観る感覚で完走できちゃうんですね。お手軽!

両シーズンの主人公ヨン・シウンを演じるのはパク・ジフン。国民的オーディション番組『PRODUCE101 シーズン2』から生まれたWanna One出身、「私の心の中に保存♡」で大ブレイクした彼です! 愛嬌たっぷりな“保存男子”と、学園ノアールクライシス作品とのイメージが結び付かないんですけど、これがどうして神キャスティング。

というわけで、次は各シーズンについての説明をします。

弱いヒーローClass1:シウンとジュンテ

廊下を歩くシウンとジュンテ。(Class2)

シリーズを通しての大筋は、秀才の高校生・シウンが、仲間たちとともに、学校にはびこるいじめや暴力に立ち向かっていくというストーリー。スカッと痛快な学園モノを想像する方もいるかもしれませんが、ぜんっぜん違うんですよ。勉強や家庭の事情で、大小さまざまなストレスを抱えた現代の若者たちの理不尽な現実を描く、めちゃくちゃシリアスな物語になっていて、最初から最後まで、ずっとずーっと胸が痛かったです……。

舞台はビョクサン高校。主人公のシウンは、勉強以外に興味関心のない優等生。小柄で、運動も苦手な、いわゆるガリ勉タイプ。でも目ヂカラが半端なく、自分の意見をハッキリきっぱりと伝える性格。勉強を邪魔されると、すぐさま怒りスイッチON! 
どんな相手であっても立ち向かうし、売られたケンカはもれなく買う。自分の身体的な弱点を補うため、周りの環境を応用して戦う知略型ファイターで、その貪欲さにどん引くというか、あまりお近づきにはなれなそうなタイプのニューヒーローです(笑)。

そんな一匹オオカミだったシウンに変化が訪れるのは、ケンカは強いのにしない主義のスホ(チェ・ヒョンウク)と、繊細で情緒不安定、でもなんだか放っておけないボムソク(ホン・ギョン)と友達になってから。放課後に遊んだり、一緒に食事をしたり、ビリヤードやカラオケに行ったりと、ごく普通の学校生活を送りつつ、3人は友情を育んでいくのですが……ざわ……ざわざわが止まらなーい! 

弱いヒーローClass1:教室でイスを投げつけようとするシウン

マジでイスを投げつける5秒前のシウン。(Class1)

同級生たちの暴力や不良グループとのいざこざはエスカレートするわ、水面下では犯罪がうごめいているわで、それにシウンたちは絡めとられていきます。小さな不安や恐れ、ささいな疑念と嫉妬の積み重ねはすれ違いを生み、3人の関係に大きな影を落とします。
「どこかでわかりあえたら」と、祈るような気持ちで観ていたのですが、結果は……。

あきらかに度を超えたいじめや校内暴力。高校生が抱える孤独。大人の都合で踏みにじられる子供の尊厳。そんな中で同世代との友情は救いであり、希望でもあるというのに、ほんの少しバランスが崩れただけで、相手の切り裂くナイフにもなりうる“ガラスの十代”に、美しさと切なさと痛みを感じました……。

弱いヒーローClass1:相手につかみかかるシウン

マジで相手に殴りかかる5秒前のシウン。(Class1)

そしてシーズン2。

ウンジャン高校の転入生となったシウンは、前の学校で人を殺したとウワサされ、線を引かれていた。ところが、不良学生ヒョマン(ユ・スビン)にいじめられていたジュンテ(チェ・ミニョン)から、ある事件がきっかけで慕われるように。

シウンが気に入らないヒョマンは、自身と対立するヒョンタク(イ・ミンジェ)シウンを争わせようと画策するも、ウンジャン高校のボス、フミン(リョウン)の介入で不発に終わる。フミンシウンは一緒に過ごすようになる中、近隣の学校を束ねている「連合」がウンジャン高校を引き入れるべく、シウンたちに嫌がらせと暴力を繰り返す……。

弱いヒーローClass2:ヒョマンとシウン

マジで戦う5秒前のヒョマンとシウン。ヒョマン役を演じたユ・スビンは『愛の不時着』出演後、ブレイクしたバイプレイヤー。 (Class2)

シーズン2のシウンも “弱いヒーロー”のままでした(よかった!)。

シーズン1では虚無の眼差しをしていたシウンですが、シーズン2では、それに諦念・傷心・哀愁が落とし込まれて、見るだけで闇に吸い込まれるようなダークみが増しておりました。寄るな・触るな・近づくなと周囲を突き放しつつ、心の中では誰よりも友情を渇望している。友情を失って傷付くことへの恐れと哀しみが強く宿ったダークさ。シリーズ1と2で“眼差し”を演じわけたパク・ジフンの底知れぬ表現力にビビり散らかしました。

一体、どんな人生を送ってきたらこんな目ができるの……。

弱いヒーローClass2:シウン

虚無の目をしたシウン。(Class2)

といっても、転校先でのシウンは、かつてのスホのように机に突っ伏して寝るのがデフォルトなんですけども、そこはシウン。その気もないのに、いろいろ巻き込まれておりました。そして、ある事件に巻き込まれるクラスメイトを目にして、ついに覚醒!

虚無プラスアルファの目をカッと見開き、相手と周囲を分析。「攻撃は最大の防御って言葉、知ってる?」とばかりにケンカを仕掛け、相手の隙が見えたら、打つべし・打つべし・打つべし!  「カッコよさ」とか「スマートさ」なんか1ミリも考えずに勝利をもぎ取ろうとする泥臭ささは、弱いけど強くて。それは自身の弱さや葛藤を認めてキチッと受け入れた人だけが手に入れることのできる強さなのかも。

今回のシウンの仲間は、正義感&ケンカがむちゃくちゃ強い友達思いのフミン、ケンカは弱いけど芯が強く、行動力のあるアニメオタクのジュンテ、目立たないけど、じつはケンカが強くて目が届く配慮の人・ヒョンタクの4人。彼らも暴走してしまうか否かは、本編で確認してくださいね。

弱いヒーローClass1:シウン、ボムソク、スホ

左からシウン、ボムソク、スホ(Class1)。

見どころは、青春のほろ苦さと若者たちの成長だけではありません。いろんなブロマンスが楽しめるんです!

シーズン1では、シウン、スホ、ボムソクの三角関係ブロマンス。この三人は、タチの悪いいじめられっ子に絡まれたことをキッカケに仲良くなり、みんなで協力して相手をやっつけたことで、“弱いヒーローたち”として認知されるようになるんですが、このことが歪みの呼び水になっちゃうんです。

他人を信じず、人を寄せ付けまいとハリネズミ状態になっているシウンの気持ちなどお構いなしに、ズカズカ踏み込む天真爛漫なスホ。彼の能天気っぷりに怒る力も削がれ、されるがままに身を任せていたら、居心地がいいと思い始めて顔をほころばせるシウンが、ただただ尊い! 

でも、彼らを間近で観ているボムソクは違ったみたいです……。

頭脳派シウンと肉体派スホ。2人の能力は彼ら自身が努力して手に入れたけど、ボムソクは家がお金持ちというだけで、自身にはなんのとりえもないことをわかっていました。愛情を知らない境遇だったせいか、承認欲求強めボーイに育った彼は、シウンとスホに憧れとも嫉妬ともつかぬ複雑な思いを抱き、叶わぬ恋心(?)をこじらせまくって修羅の道に至るのです。「どれほど思いを募らせたら、そんな選択をしてしまうの!?」と胸が苦しくなる悲しいブロマンスでした……。

配信サイト

『弱いヒーロー』
Class1、Class2

各シリーズ全8話
Netflixシリーズ「弱いヒーロー」Class1~2:独占配信中

弱いヒーロー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
【働く30代におすすめの韓国ドラマ】「弱さを抱えて生きる意味」を改めて問う『弱いヒーロー』シリーズ

まとめ「主人公の成長をテーマにしたおすすめドラマ」のポイント

今回ご紹介した韓国ドラマの魅力は、主人公たちがさまざまな困難や葛藤を抱えながら、少しずつ成長していく姿にあります。笑いあり、涙ありの展開の中で、主人公たちが確実に前進していく姿に、ついつい感情移入してしまうはず。ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね!

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