忙しく働く合間に、花を活ける理由は? どんな花をどんなふうに飾るの? BAILAきってのおしゃれさんたちのリアルな花ライフをリポート。ヘアスタイリストShucoさんは、パリ仕込みのセンスを活かしたナチュラルな生け方ぜひ真似したい!
Hair Stylist shucoさん「パリの日々がよみがえる、仲間と楽しむ花」
マルシェで買った花を、蚤の市で見つけた花器にざっくりと生ける。花を飾る習慣は、パリで身につけたというshucoさん。うねりや厚みに味のある職人の手作りのガラスベースやネットオークションで掘り出したヴィンテージ花器に、動きのある花をラフに投げ入れるのが定番。「ラ・ヴィ・アン・ローズ(バラ色の人生)という言葉は、バラとワインと美味しい食べ物があれば幸せというフランスの価値観を表しているそう。仲間と美味しいものを持ち寄って、ワインや会話を楽しむ。そういう空間に自然に花があるのが幸せ」
1種の花をリズミカルにナチュラルに生ける
一見シンプルながら、縁の部分が波状になったSEMPREのガラスベースに、コロンと丸いキャンディのようなジニアをランダムに飾って。食卓の花は目線を遮らないように、低めに生けるのがポイント(shucoさん)
キャンドルやアートが並ぶ棚には枝物を飾ることが多い。この日は、ヘンリー・ディーンのベースに小さな青柿をアレンジ(shucoさん)
ヴィンテージの花器にビターの花色のシックなオンシジュームを。これまでの蘭のイメージを覆す個性的で大人な雰囲気が好き(shucoさん)
洗面所のヘンリーディーンのベースに、花好きの間で噂の「#加藤さんの蘭」を。「花もちもよく、3週間は楽しめます」(shucoさん)
枕元には季節の花を。まっすぐじゃない茎が好き
枕元から見上げる位置には、うねうねとした茎のフォルムがニュアンスたっぷりのコスモスを。「目が覚めたときや眠る前、季節の花が目に入ると幸せ」(shucoさん)
お花はここで
MIHO FLOWERS
東京都渋谷区神宮前2の13の7・3D
※予約制 不定休
mail:info@mihoflowers.com
https://www.mihoflowers.com/
Instagram:mihoflowers
「オーナーの岡本美穂さんと縁があり、2年ほど定期的に買ってます。鮮度と個性的なセレクトが唯一無二」(shucoさん)
Hair Stylist
shucoさん
パリ仕込みのセンスと毛髪診断士®の知見を併せ持つ、ヘアスタイリスト。大人の女性のためのヘアアクセサリーブランド「TRESSE」や、YouTubeチャンネル「shucohair」も人気。
撮影/nae. 取材・原文/長田杏奈 ※BAILA2021年11月号掲載