天然酵母パンって普通のパンとどこがちがうの?
そんなパン好きの間でもはや定番人気なのが天然酵母のパンですが、食べたことありますか?
簡単に言えば、パン生地を発酵させるためのイースト菌の代わりに、果物などで作る酵母エキスを使って焼くのが天然酵母のパン。一般的に「固い」「酸っぱい」というイメージが強いと思いますが、いえいえ、やわらかいものもあり、食パンから惣菜パン、菓子パンまで種類も幅広く作れるんです。
自家製酵母の作り方から教えてもらえます
天然酵母パンのレッスンは月に3〜4回。パンの種類はフォカッチャやプレッツェル、スコーン、タマネギパンなど野菜や果物を使ったものなど多彩。予約制で1回だけでも参加できます。
今回はイングリッシュマフィンのレッスンにお邪魔させてもらいました。ちなみに天然酵母のイングリッシュマフィンって初めてききました。どんな味?と参加する前からワクワク…。
ベンチタイムという生地を寝かせる時間や、2次発酵の時間を使って、1次発酵までの生地作りやレーズンエキスの作り方などの説明があります。1次発酵前の生地を持って帰れるので、家で復習ができるのもうれしいポイント。
「天然酵母のパン作りは“大雑把”なんです。普通のお菓子作りやパン作りはレシピや工程が細かく決まっているので、それに慣れている方は戸惑ってしまうと思います」。
実際神戸さんも作り始めた当初はパンが膨らまなかったり、失敗の連続だったそう。
「気温や湿度で発酵の状態が微妙に変わるので、本当にその都度調整が必要。発酵状態の見極めは、何回も作っているとだんだん分かってきます」。
レッスンでは、例えば生地を引っ張ってみた時の状態や指の感触など、その見極めのポイントを細かく教えてもらえます。しっかりメモしなければ!
その状態で2次発酵させ、いよいよ天板をかぶせてオーブンへ。
やっぱり嬉しい焼き立てパンの試食タイム
丸い形の中央にこんがりと焼き色がついていて、何ともおいしそう。見た目はおなじみのイングリッシュマフィンです。
いつもレッスンの最後は神戸さん手作りのデリやスープと共に試食。家庭料理のレッスンもされている神戸さん、毎回パンに合う新しい料理との組み合わせや食べ方を提案してくれます。
今回マフィンに合わせたのは、野菜たっぷりのスープと自家製ハムのサラダ。スープはカマンベールを溶かしながらいただくとコクがアップ。パンにサラダを乗せたり、スープに浸してもおいしいです。他にメープルシロップやライムのジャムなどを合わせていただきました。
天然酵母のイングリッシュマフィンは、コーンミールのつぶつぶが焼くことでさらに風味を増し、底がカリッと歯ごたえがあり、中はもっちり。天然酵母らしい酸味もあり、噛むほどにおいしさが口の中に広がります。
ブログまたはInstagram「@coeurpain」からでも申込可能。
¥4500(税込、材料費、試食、生地持ち帰り込み)
スケジュールやパンの内容などはブログをチェックして。
住所:奈良県生駒市(住所の詳細は予約時に)
営業時間:11:00〜14:00ごろ(スケジュールはブログ内に記載)
不定休
☎非公開(予約はブログ内に記載の連絡先に)
取材/天見真里子 撮影/佐藤純子