読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第429回は「俤」の読み方です!
今日のお題【俤】
「俤」、正しく読めますか?
赤ちゃんの頃の写真を見て「○○がある」と発する一言!
■ヒント
「俤」の漢字の意味は
「①心の中に浮かぶ物の姿やありさま。②顔かたち。面差し。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「祖母に、若い時の母の俤があるとよく言われる」
「年をとった父は、すっかり昔の俤がなくなってしまった」
↓↓↓
正解は……
■正解は…
正解は、「おもかげ」でした。
■「俤」、「面影」、「於母影」!?
「おもかげ」は「面影」と書くこともあります。
こちらのほうが読みやすいかもしれません。
文学好きな人のなかには、森鴎外らによる翻訳詩集『於母影(おもかげ)』を思い浮かべた人もいるのでは?
ちょっと詩的な、きれいな日本語ですよね。
取材・文/高橋夏果