読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第445回は「外郎」の読み方です!
今日のお題【外郎】
色んな意味がありますが、食べ物が一番身近です。
■ヒント
「外郎」の漢字の意味は
「①外郎家が小田原で売り出した淡切りの薬。口臭の除去にも使用。②コメの粉に砂糖などを加えた蒸し菓子。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「老舗の和菓子屋で外郎を買った」
「歌舞伎の外郎売は長ゼリフで有名」
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正解は……
■正解は…
正解は……「ういろう」でした!
■ういろうもちの由来は「色」
和菓子屋さんで見る「ういろう」。外郎家が小田原で売り出した淡切りの薬、透頂香(とうちんこう)の色に似ているため、その名前がついたと言われています。
ちなみに「外郎」を「がいろう」と発音すると、昔の中国の官名になります。
外郎だった人が日本に亡命し帰化したのが、薬で有名な外郎家のはじまりと言われています。
取材・文/高橋夏果