食べたいものがあれば、それにたどり着くまでの作業はどんなに細かくても苦にならないという安西こずえさん。「私は基本、手の込んだものを作るのが好きなんです(笑)。時間がたっぷりとある、おこもり期間中はインスタグラムや料理家さんの本をすみずみまでチェック。和洋中、どれもレパートリーが増えた気がします」休日は自宅に仕事仲間を呼んで、料理を振る舞うことも多いというだけあって愛用の調理道具は必見!
① デクサスのカッティングボード
ナショナル麻布で見つけたこのカッティングボードは、リバーシブルで使えるうえ、縁の部分が少し高くなっているので、汁気があるものをカットしても外にこぼれにくいのがポイント。「木のまな板も持っていますが、洗うのも乾かすのもやや手間がかかるため、こちらの出番が断トツで多いですね。小ぶりなサイズ感で使いやすく、材料を切ったら、そのまま鍋まで運べるのがいい。キュートなイチゴモチーフもキッチンに華を添えてくれます」
② グローバルのペティナイフ
世界に誇る、日本の包丁メーカー「グローバル」。鋭い切れ味やステンレス製ならではのお手入れのしやすさに加え、刃と柄が一体化したスタイリッシュな佇まいが人気。「私が選んだのはペティナイフ。刃渡り13㎝と小さめなので、持ったときに収まりがよく、手もとがしっかり安定するんです。いろんな用途の包丁を持っているけれど、結局こればかり使っているかも」
③ バイエルンエッジの卓上型シャープナー
料理をする回数が増えると、どうしても包丁のキレが落ちてしまい、ちょっとしたストレスに。安西さんがこのおこもり生活中に購入したばかりというシャープナーは、料理上手な人たちにも高評価のアイテム。「とにかく簡単に研げるタイプのものが欲しくて、友人に教えてもらいアマゾンで購入。卓上型で安定感があり力を入れる必要もなし。刃先を数回通すだけで、切れ味が復活するのでとても重宝しています」
④ 源右衛門窯のうつわ
もともと和食器が好きだという安西さんが心底惚れ込んでいるのが、有田焼を代表する窯元・源右衛門窯。「熟練した職人さんたちが、すべての工程をひと通り行う、いわばハンドメイドのうつわ。世に出ている有田焼はプリントされたものが多いのですが、こちらは、すべて絵付け師さんが実際に絵を描いているんです。モダンなデザインが多く少々高価ですが、一生ものとして少しずつ集めています」オンラインショップで通販も可能。〈公式サイトはこちらから〉
⑤ 魚七味のステンレス卓上鍋
ステンレスを使った卓上鍋はアマゾンで購入。軽量でお手入れも楽なので普段使いにぴったり。「いわゆる鍋料理用に開発されたらしいのですが、深さや大きさがちょうどいいため、私はもっぱら揚げ物専用の鍋として使用しています。見た目もシンプルなので、キッチンにそのまま置いてもサマになるのもいいところ。使い込むうちにだんだんと味わいも増してきました」
すぐポチッとしたくなる料理道具がたくさん!自炊が楽しく&上手になるアイテムで、料理のレベルアップを狙いたい!
取材・文/野崎久実子 企画/倉田明恵〈BAILA〉