10000円以内で楽しめるおひとり贅沢デナー鮨をご紹介。今回は、2022年1月にオープンした立ち食い鮨店「鮨川」をご案内。with コロナに合わせたお店のスタイルや“おまかせ”にありがちなモヤっと感をなくした注文方法など、次世代にふさわしい鮨店にぜひ足を運んでみて。
【鮨川】立ち食い、オンライン注文、 明瞭会計⏤⏤次世代ニューカマー

今年1月、京王線・笹塚駅から徒歩8分の場所にオープン。スマートな縦長の空間の正体は、立ち食い鮨店だ。「鮨屋にありがちな、おまかせにつきまとうモヤッと感をなくしたい」思いから、QRコードでメニューを読み取り、注文はすべてオンライン。毎日書き換えられるネタシートには、産地と原価と連動した適正価格も明記している。約25種の中から一貫ずつ(¥200〜)注文してもいいし、「梅」(約10貫)、「竹」(約15貫)、「松」(約20貫)のようにコースでのオーダーもあり。便利でスマートだけど、店主自ら川崎にある北部市場で仕入れる魚介と、手仕事を施したネタケースの中で美しく輝くネタには、とめどない愛情が詰まっている
(上の写真)約10貫の「梅コース」。コースは「梅」¥3000のほか、「竹」¥5000と「松」¥8000も。つまみ感覚で楽しめるよう、サイズは小ぶり
珍しい日本酒、たくさんそろってます

店主の早川太輔さん

もう少し食べたいときは、追加で「トロタク」¥1000と「生本鮪脳天」¥550などを。希少価値の高い気鋭の酒蔵の日本酒は常時20種以上。1合¥600〜

目の前にネタケースはあるが、注文はwithコロナに合わせてオンラインで。味も接客も、機械的な冷たさは一切なし

サービスも会計も極めて明瞭!

DATA
東京都渋谷区笹塚1の62の6・1F
営18時〜23時
不定休
※営業の詳細はインスタグラム(@sushikawa_tachigui)で確認を
撮影/山下みどり 取材・原文/広沢幸乃 ※BAILA2022年6月号掲載