ムーブメントが定着しつつあるナチュラルワイン「ナチュール」。とは言っても何を選び、どう味わうのが最適解か、イマイチわからない人も多いのでは? そんなあなたに、稀少な銘柄が良心価格で飲め、購入もできる“角打ち”スタイルのお店をご紹介。今回は、学芸大学にある「wineshop lulu(ワインショップ ルル)」をご案内します。
【wineshop lulu(ワインショップ ルル)@学芸大学】造り手の個性や人間性も教えてもらえる
優しい、けれど骨太な銘柄がズラリ
世界各地のワイナリーを巡って探求し続ける
ワインのインポーターや酒屋の卸売業を経た江本真亜耶さんが「ナチュールを気軽に飲んだり、魅力を直に伝えたい」という思いからオープン。今も生産者に会いに行ったり、ときにはワイナリーで働くこともある彼女が選ぶのは、フランスを中心に真摯にワイン造りと向き合う造り手の銘柄ばかり。洒落た立ち飲みスペースでは、約10種のグラスワイン¥1000〜とともに「LAMMAS」から仕入れるチーズ1人前¥400〜やレストラン「kabi」のチーズケーキも味わえる。
DATA
東京都目黒区鷹番3の18の3 1F
営業時間:15時〜22時(日曜12時〜18時)
定休日:月曜
@wineshop_lulu
ナチュールとは?
日本では“極力自然に近い形で栽培したぶどうを用いてワインを醸造したい”という造り手の考えや手法を反映したワインをさすことが多い。個性的かつ“生きた飲み物”ゆえ、ワインのストーリーや飲み頃を的確に教えてくれるお店を選びたいもの。英語では「ナチュラルワイン」とも言う。
撮影/千鶴 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2024年7月号掲載