物心ついた頃から無意識レベルで「……スキ♡」な人も多いであろう、フライドポテト。カット法から揚げ方、味つけまで、実は多様性に富んでいるアダルト(!?)なポテトの世界を、4人の賢者がご案内♪
文筆家
ツレヅレハナコさん
強靭な胃袋を持つ食いしん坊。ビストロのステークフリットも大好物で、「ビストロロジウラ」「マルディグラ」のポテトも好き。
美容エディター
森山和子さん
熱が通ったセンスのよい誌面づくりに定評アリ。フライドポテト愛好歴35年の大ベテランで、目覚めはモスバーガーのポテト+モスマヨ!
カメラマン
清水奈緒さん
雑誌や広告などで活躍。幼少期をアメリカで過ごしたため、ポテト料理は幼なじみのような存在。マクドナルドへは定期的に通っている。
BAILA編集部
編集NW
学生時代はフライドポテトを片手に勉学に励む。フライドポテトを食べまくる、本場ベルギー&オランダへの一人旅を2度決行ずみ。
1.永福食堂の「インカのめざめのポテトフライ」
「ジャンクじゃない、フェーズが一段高いポテトです」BAILA編集部/編集NW
風通しのよさが魅力のイタリアン。使用するのは、一流シェフが信頼を寄せるルコラステーション厳選のインカのめざめ。下ゆで後に冷凍し、余分な水分を飛ばしてから揚げるゆえ「栗のように甘く濃厚な味わいで2回注文したほど。添えてあるトリュフ塩とも好相性」(NW)。¥880
【イモProfile】
・指定農園から届くじゃがいもを使用
・厳選したトリュフ塩を添えて
・ナチュラルワインとも好相性♪
DATA
東京都杉並区和泉3の33の20
☎03(6317)7329
営業時間:17時〜23時
定休日:月・火曜
※仕入れにより熟成キタアカリになる場合も
2.Cadota(カドタ)の「フライドポテト」
「取材で伺い、あまりの美味しさに感動!」カメラマン/清水奈緒さん
イタリアのプーリア州などで研鑽を積んだシェフが営む居心地のいいイタリアン。名物のこちらは、シェフの地元・埼玉県坂戸産やOme Farmのじゃがいもを使用。冷凍してから米油で揚げるから、「表面はさっくりなのに、中は驚くほどねっとり濃厚。大人のためのごちそうポテト」(清水)。¥800
【イモProfile】
・厚みがあり、長さ10cmのものも
・米油を使用=体にもやさしい
・伯方、藻塩、ヒマラヤ塩をブレンド
DATA
東京都豊島区長崎4の9の3
☎050-3574-0315
営業時間:17時〜22時(21時LO)
定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)+不定休
3.香福味坊の「ポテトと唐辛子揚げ」
「自家製クミンスパイスの配合が、最高すぎる!」文筆家/ツレヅレハナコさん
広々とした空間に味坊全店の魅力を集結させた秋葉原にある味坊のテーマパーク。「自社農園などから届くポテトには、揚げた自家製のクミンスパイス(ピーナッツやごま、クミンシードとクミンパウダー、唐辛子入り)をたっぷり。ガッツリめの料理の合間のおつまみにぴったりです」(ハナコ)。¥500
【イモProfile】
・厚めにスライス=ザックザク☆
・揚げ唐辛子が最高のうま味!
・クミンの香りがエキゾチック
DATA
東京都千代田区神田佐久間町1の21B1F
☎03(3527)1658
営業時間:11時〜翌5時
無休
4.gnudiの「アンチョビバターの揚げニョッキ」
「あっと驚く変化球、ニョッキ風のフライドポテト」BAILA編集部/編集NW
つぶした男爵いもに、粉チーズと少量の小麦粉を練り込んだニョッキをフライ。「表面カリッ、そこにポテトのホクホク感とニョッキのモチモチ感が合わさった食感が絶妙。絡めたケッパーをきかせたアンチョビバターソースやふわり香るエストラゴンの香りがお酒にも合います」(NW)。¥1210
【イモProfile】
・珍しい揚げニョッキスタイル
・風味高いソースとの絡みが最高
・エアリー食感&香りも抜群
DATA
東京都渋谷区神宮前3の41の2岡本ビル1F
☎03(6438)9392
営業時間:17時〜24時(23時LO)、土15時〜23時(22時LO)
定休日:日・月曜
5.ステーキハウスB&Mの「フライドポテト」
「鉄板でサーブされる、コロンと丸い熱々ポテト」カメラマン/清水奈緒さん
ステーキはもちろん、サイドメニューも絶品のステーキ専門店。北海道の羊蹄山の麓で栽培された小ぶりのじゃがいもを、塩とバターで味つけ。ホックホクのじゃがいもは、鉄板でサーブされるので熱々。「マッシュポテトやホールポテトも楽しめる“サーバーサービスセット”もぜひ」(清水)。¥792
【イモProfile】
・じゃがいもの魅力を直球で感じて
・味つけは塩とバター、以上!
・マッシュや蒸したポテトもおすすめ
DATA
(目黒店)東京都目黒区下目黒2の24の122F
☎03(3495)4129
営業時間:17時〜24時(23時LO)
無休
6.デリー銀座店の「マサラチリポテト」
「これだけを食べに行ってもいいくらい」文筆家/ツレヅレハナコさん
カシミールカレーが名物だが、「銀座店限定で『マサラチリポテト』なるメニューが!ウェッジカットした北海道産の黄爵いもに、ガラムマサラ、チリ、ガーリック、カイエンペッパー、黒こしょう、さらに栽培したカレーリーフなどを贅沢に絡めて。ビールが恋しくなるガツンと系」(ハナコ)。¥660
【イモProfile】
・マサラスパイスが食欲をそそる!
・唐辛子の“ペリペリソース”つき
・カレーリーフの香りがアクセント
DATA
東京都中央区銀座6の3の11 3F
☎03(3571)7895
営業時間:11時30分〜22時(土日祝日11時50分〜)
※LOは閉店の30分前
無休
7.houseの「ポテトフライ目玉焼きのせ」
「バンズのない“てりたま”みたいで無限ループ!」美容エディター/森山和子さん
「美味しいフライドポテトとの出会いは、生きがいであり、宝探しのようなもの。思い出しては食べたくなるのが池尻にあるここ。細長いシューストリングスタイプのフライドポテトで、半熟の目玉焼きとにんにく入りのマヨネーズ、ケチャップなどをつけながら自由に楽しめます」(森山)。¥550
【イモProfile】
・とめどなく食べられる細長タイプ
・とろっとろな目玉焼きとともに
・マヨとピリ辛ケチャップをディップ
DATA
東京都目黒区東山3の1の11サンサーラ東山104
☎03(6452)3706
営業時間:17時00分〜翌1時
定休日:日・稀に月曜
8.Batis!の「Batis!のフライドポテト」
「味も食感もトッピングも、すべてが好みすぎ!」美容エディター/森山和子さん
十勝の尾藤さんの農場から届く高糖度のじゃがいもを使用。蒸してからじっくり揚げ、さらに無塩バターとトリュフ塩、ペコリーノチーズを雪のようにふって。「繊細な製法ながら、じゃがいもの魅力を豪快に味わえます。頑張った自分へのごほうびとしてトリュフがけにすることも」(森山)。¥750
【イモProfile】
・北海道のメークインと男爵のW使い
・外はガリッ、中はねっとりホクホク
・黒にんにく入りケチャップ添え♪
DATA
東京都世田谷区上馬4の2の24
☎090-2041-0716
営業時間:18時〜23時(22時LO)、土日祝12時〜15時(14時LO)、日18時〜22時(21時LO)
定休日:月曜
撮影/ITCHY 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2024年4月号掲載