今まで言葉にしてこなかったかもしれない“何者でもない”感。現状に大きな不満があるわけではない。だけどふと、"なりたかった自分”を思うと、なんとも言えない気持ちになることはありませんか? 自分以外の人はどんなふうに感じているのでしょうか。BAILA読者のコメントを集めました。
自分のことをうまく説明できない、いなくなっても影響がない、認められていないと感じる……。集まったのは似ているようで違う、違うようで似ている"何者感”。そのほかにも「都会に出るとたくさんの人であふれていて、満員電車の中でもまれているときに感じるもの」「これだ!という自分の進むべき道が、いまだに見えない」「このまま平凡な事務員として一生を終えていいのか……? もっと新しいチャレンジをしてもいいのかな、と30歳の今ふと思います」と、不満というほど強くはない寂しさや満たされなさが潜んでいるよう。
イラスト/いいあい 取材・原文/東 美希 ※BAILA2019年1月号掲載