少額から手軽に始められる「つみたてNISA」。口座開設や商品購入の手順、見直しなどまとめてレッスン! 今回は、口座開設の仕方。銀行・ネット証券それぞれのメリット&デメリットも確認しておこう。
つみたてNISA 始め方のステップ
《STEP1》いくら投資するか決める
多くの金融機関では1000円以上、中には100円からOKなところも。積立額の変更はいつでも可能。上限は年間40万円まで。
→STEP1の記事をチェック!
《STEP2》金融機関を選んで口座開設
銀行・証券会社・保険会社などからひとつを自分で選択。金融機関によって商品やサービスが異なるので慎重に選ぼう。
《STEP3》商品を選んで購入
口座開設をした金融機関の品ぞろえからコストを考慮し選択。1本で様々な資産に分散投資できる「バランス型」がおすすめ。
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《STEP2》金融機関を選んで口座開設
口座は一人ひとつのみ
つみたてNISAを始めるには、金融機関でつみたてNISA口座を開設する必要がある。一人1口座しか開設できないので、条件を比較して自分で選択を。これまでに取引をしたことがない金融機関の場合には、証券会社なら総合口座、銀行ならば投資信託口座も同時に開設。すでに取引がある場合は、つみたてNISA口座開設の手続きだけを行う。口座開設申込後は、税務署による審査を経て、完了すると積み立てを始められる。
(参考)一般NISAと新しいNISAとは
NISAには、年間120万円まで株式や投資信託で運用できる一般NISAもあり、つみたてNISAと一般NISAはどちらかしか利用できない。ただし2024年に一般NISAは「新NISA」に改正。改正後は、投資対象を現在のつみたてNISA対象商品とする1階部分と、従来の2階部分の2階建ての仕組みとなる。
普段利用する銀行vsネット証券
金融機関選びのポイントは、①商品ラインナップ②最低積立金額③積立頻度④銀行引き落としの有無の4つ。各金融機関とも様々なサービスを提供しているので、下の表を参考に自分に適したところを選ぼう。
【ネット証券】
メリット
○ 商品のラインナップが豊富で選択肢が広い
○ つみたてNISA以外の投資もしやすい
デメリット
× 商品が多すぎて選択に迷う
× 対面での相談は難しい
【店舗型の大手銀行】
メリット
○ 商品がしぼり込まれていて投資初心者でも選びやすい
○ 対面で相談しやすく心理的ハードルが低い
デメリット
× 広い選択肢から選びたいなら不向き
× つみたてNISA以外の投資はしにくい
必要な書類は?
窓口や郵送、オンライン申込ともに本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、住民票の写しなど)が必要。金融機関によっては、本人確認書類を撮影してウェブにアップロードすることですべての手続きをオンラインですませることが可能な場合もある。
監修/井戸美枝 イラスト/3rdeye 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2022年9月号掲載