旅先への想いを馳せるだけで、幸せな気持ちに満たされる。いつか行く日を夢見て、旅ラバーの女性たちが旅先で収めた写真を見ながら妄想を。今回は、“旅バカ”編集者ひとりっPさんをはじめとした4人の旅好きがお気に入りスポットを紹介。
タヒチ【ボラボラ島】
“旅バカ”編集者
ひとりっPさん
ひとり旅のスペシャリスト。絶景写真と旅ガイドを収めた著書『明日も世界のどこかでひとりっぷ2 秘境・絶景編』を含む「ひとりっぷ」シリーズ1〜4(集英社)発売中。
『明日も世界のどこかでひとりっぷ2 秘境・絶景編』より
心が震え涙が出そうになった景色から楽園の旅が始まる
「ボラボラ島に降りる飛行機からの景色です。操縦席に向かって左側からしかこれが見えないので左窓席を死守! たくさんのリゾートに行きましたがタヒチはやっぱりワンアンドオンリー。火山と環礁がつくる絶景は独特で、このブルーのグラデーションを見るためにボラボラに行く価値があります」(ひとりっPさん)
イラン【シーラーズのピンクモスク】
スーパーバイラーズ
諸田景子さん
テレビ局でドラマプロデュースの仕事をする傍ら、すき間を見つけては旅に出るスキマトラベラー。行っていない大陸は南極だけ。
恋愛運アップという噂もあるピンクモスクで光に包まれる
「飛行機を乗り継いで行く国で、5都市を10日間で巡りました。ステンドグラスに日が差し込むことで作り出されるこの景色。日の光が低めに入る秋〜冬に訪れたおかげで狙いどおりの光に。カラフルな光が建物を満たし、その中に自分が交ざることは今までしたことのない経験で幸せでした」(諸田景子さん)
ドイツ【ベルリンのクロイツベルク】
BIOTOP バイヤー
曽根英理菜さん
BIOTOPバイヤーであり、BIOTOPのランジェリーライン「ё BIOTOP Lingerie(ヨー ビオトープ ランジェリー)」のディレクターも兼任。
自分にとって今何が必要なのかを考えさせられる機会に
「クロイツベルクはベルリン有数のクールなエリア。ぶらぶら歩いているとき、自然と歴史ある建物が重なるシックな場所に出会い、心地よさを感じ長居を。アート、歴史、自然、音楽が調和されているベルリンは心地よく、今本当に必要なものは何だろうと立ち止まるいい機会をくれた場所です」(曽根英理菜さん)
タイ【クラビ】
数々の映画やドラマに出演。30カ国以上旅をし、そのライフスタイルをまとめたWEBも注目を集めている。
ダイナミックな自然を満喫した数日間は忘れられない思い出
「独身時代に何度も行ったタイ。自然と都会どちらも楽しめるのでこのときは家族で訪れました。太陽のエネルギーが強いこの場所は夕日がきれいで、岩の形も独特。昼間の暑さが落ち着く夕方のビーチは楽園のように美しく、子どもたちは砂遊びを楽しみ、幸せを感じていたひとときを今でも鮮明に思い出します」(桃生亜希子さん)
コーディネート・取材・原文/柿本真希 ※BAILA2022年1月号掲載