マッチングアプリで恋人ができた、最高のパートナーと出会えたという人もいる一方、本当の恋が見つからなかったという人も。そんな3人を迎えて、“本当の恋が見つからなかった人座談会”を開催。赤裸々トークは必見。
フリーランス
Aさん(30歳)
2年前に「Bumble」でアプリ初挑戦。今年「ペアーズ」でリベンジするも1カ月で離脱。
金融
Sさん(29歳)
26歳のとき、「ペアーズ」と「東カレデート」に登録。飲み会で現在の夫と出会い、退会。
IT
Hさん(33歳)
離婚を機に、30歳のときに「東カレデート」に登録。10人以上と会うも交際には至らず。
警戒心MAX&受け身姿勢 恋の落ち方的にも不向き!?
A 成功者の体験談を読んで、自分は甘かった!と思いました。私はメッセージのやり取りが苦手で続かず、なかなか会うに至りませんでした……。
S 会ったことがない人とのメッセージって、モチベが上がらないですよね。私はまったく知らない人と会うのは不安だから、頑張って続けたけど。
H 恋愛したいモードのときは頑張れるけど、仕事が忙しかったり私生活が充実していたりすると、つい返事を忘れちゃう。数日後に返信しようとしたら、マッチ解除されていたことが多々。
A 同じくです! 自分が元凶とはいえ、イラッとしませんか!?
H するする。ヘコむ機会が多いのも、アプリが苦手な理由のひとつです。会ったあと、次に会う連絡が来ないと「不合格だったんだ」と感じてしまうし……自己肯定感が下がりました。会う約束をドタキャンされたこともあった!
S 周りにもドタキャン被害者が多くて、アプリで出会う人は信用できないな、と警戒していました。5人と会ったのですが、素性を隠しているかも?と疑ってしまい、好きになれなかった。
A 自分はピンときていない相手からアプローチされると、余計に警戒しますよね。私は“イイネ”してくれた人に返す受け身の姿勢だったので、自分から積極的に行動していれば、印象が違ったのかも……と感じました。
H 私も受け身でした。まだ自分は好きになれていないから、相手の欠点ばかり気になっちゃうんですよね。特に写真やメッセージの印象がすごくいい人は、期待値が上がってしまい、会うと落胆するパターンがお決まり。
S 今の夫とは飲み会で出会ったんですけど、自分以外の人との接し方を見られたり、彼に対する他人の意見を聞ける環境での恋愛が自分には合っているな、と気づきました。アプリで出会った人とは、基本的に1対1のコミュニケーションしかないので。
A 確かに! 私も、もともと友達から恋愛に発展するタイプ。好きになるのに時間がかかる性格だから、そもそもアプリとの相性がよくないのかも。
H 向き不向きはあるよね。私も多分、不向きだと思う(笑)。でもみんなそれなりにモヤモヤしていると知って気が楽になりました。出会いは運要素もあるし、もう一度チャレンジしようかな。
A わかる。もしや同じく“アプリ向いてない”相手と出会えたらいいのかも?
最高のパートナーと出会えなかった理由はこれ
・メッセージでの会話をマメに続けられなかった
・基本的にすべて受け身の姿勢だった
・出会った人のことを心から信用できなかった
成功者と自らの体験を比較して、3人が導き出した反省点がこちら。メッセージでの会話に失敗しないための秘訣を、BAILA2024年10月号で元マッチングアプリの中の人・とーまさんが解説。見かけたらぜひ手に取ってみて。
イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2024年10月号掲載