読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
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今日のお題【蔑ろ】。
「蔑ろ」、正しく読めますか?
軽蔑(けいべつ)の「蔑」という漢字です。
「ねんごろ」ではありませんよ。それは「懇ろ」です。
■ヒント
「蔑ろ」はこんな意味を持つ言葉です。
①あなどり軽んずるさま。無視するさま。
②人目などを気にしないさま。無造作で、打ち解けたさま。
(集英社『国語辞典』[第3版])
基本的には①の意味で使われることが多いと思います。
マイナスなイメージがある言葉ですね。
■使い方はこう!
「仕事を優先しすぎて彼を蔑ろにした結果、上手くいかなかった」
「小さなミスでもでも蔑ろにしてはいけない」
「休み時間を蔑ろに過ごす」
少し堅い言葉なのでよく使うわけではないかもしれませんが、耳にしたことは絶対にあるはず。
わかりましたか?
正解は……
↓↓↓
■正解は…

正解は、「ないがしろ」 でした!
ちなみに……【蔑む】は読める?

ちなみに、こちらは読めますか……?
「蔑ろ」と同じ漢字で後ろに「む」がつく、別の読み方です。
意味は「見下げる。あなどる。軽蔑する。(集英社『国語辞典』[第3版])」
「蔑ろ」と意味の方向性は同じである、あの言葉です!
■正解は…

正しくは「さげすむ」でした。
どちらも「あなどる」という意味で共通しています。
送り仮名によって読み方がこんなに変化するなんで面白いですよね!
せっかくなので「ないがしろ」と併せて、覚えてくださいね♪
取材・文/田畑紫陽子〈BAILA〉