読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第65回は「準える」の読み方です!
今日のお題【準える】。
「準える」、正しく読めますか?
読めそうで読めない…! 歯がゆいと思った人多いのでは?
■ヒント
「準える」の意味は
「仮にそう考える。同じものとみなす。同じものとみなす。擬る。なずらえる。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
最後の「なずらえる」が大ヒント!!!!
■使い方はこう!
「他社の事例を、今すすめている企画に準えて施策を練った。」
「父は、若かりし頃の母を花に準えて語っていた。」
“例える”に近い表現かもしれません。
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「なぞらえる」でした!
■ちなみに、この漢字も一緒!
准える、準える、擬える、実際の使い方に違いはありません。
ただ、漢字の持つニュアンスが違うので、使い分けしたい人は参考にしてみてください。
擬…「そのものに似ていること。似せて作ること。また、そのもの。まがいもの。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
准…「そのものにつぐ。なぞらえる。認めゆるす。承認する。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
準…「①水平を計る道具。みずもり。「順縄・水準器」②物事をはかる規準や尺度。めやす。のり。③のっとる。よりどころにする。④用意する。⑤それにつぐ意を表す。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
今日の漢字“なぞらえる”を使い分けられたら、達人級ですね!
他の漢字にも興味が出てきたら、ぜひ過去をさかのぼって挑戦してみてくださいね。
取材・文/高橋夏果