読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第132回は「生飯を読む」の読み方です!
今日のお題【生飯を読む】。
「生飯を読む」、正しく読めますか?
たまーに、芸能人の方がカミングアウトすることがあります。
■ヒント
「生飯を読む」と同じ「鯖読み」の意味は
「鯖を読むこと。数をごまかすこと。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「お見合い相手の女性、年齢を10歳も生飯読んでたんだって。」
「合コンで身長を聞かれて、ついつい生飯を読みました。」
正解は……
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■正解は…
正解は、「さばをよむ」でした!
■一般的には「鯖を読む」
辞書に載っている通り、さばを読むは「鯖を読む」として一般的に知られています。由来がたくさんあるため一概には言えませんが、傷みやすいさばを漁師たちが目分量で急いで売りさばいたことから、数をごまかす「鯖を読む」に繋がったといわれています。
一方、今回のクイズに出てきた「生飯」とは、修行僧たちが、鬼神・餓鬼・無縁仏米をわけ与えることを現す言葉なんだそう。こちらも由来たくさんあるため一概には言えないのですが、生飯に取り分ける分のご飯を多めに盛った姿に由来しているという説が有力。
さばを読むと聞くと、数を少なくするイメージがありますが
ほんとのところ多めに盛るのが正しい使い方かも!?
取材・文/高橋夏果