読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第294回は「上意下達」の読み方です!
今日のお題【上意下達】
「上意下達」は仕事を円滑に進めるために必須のコミュニケーションですよね。
ビジネスのシーンでもよく使われるこの言葉、
実は間違って読んでいる人が多いんです…!
■ヒント
「上意下達」の意味は
「上の者の意見・命令などを下の者に伝えること。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「上意下達ができないと仕事がうまく回らないよ」
「いまどき上意下達の企業風土は古いと言われてしまう」
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「じょういかたつ」でした!
もしかして「じょういげだつ」「じょういげたつ」と読んでいませんでしたが?
「上下(じょうげ)」という言葉に引っ張られて、うっかり誤読してしまいがちな言葉として有名だそうです。
■読み間違えやすい言葉
「上意下達」のほかにも、読み間違えやすい言葉はいろいろあります。
例えば、「重複」「年俸」「代替」、自信を持って読めていますか?
「重複」は「じゅうふく」ではなく「ちょうふく」、
「年俸」は「ねんぼう」ではなく「ねんぽう」、
「代替」は「だいがえ」ではなく「だいたい」と読みます。
ただ最近は、パソコンで「じゅうふく」と入力しても「重複」と変換されたり、「ねんぼう」と言っても「年俸」の意味で伝わったり、
漢字の読み方も変わってきているようです。
もしかしたら数年後は「じょういげたつ」の読み方が主流になっているかもしれませんね。
取材・文/星野美和