読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第309回は「二進も三進も」の読み方です!
今日のお題【二進も三進も】
「二進も三進も」、正しく読めますか?
たいてい「二進も三進も行かない」と使います。
そろばんを習ってた人は、読めるかも?
■ヒント
「二進も三進も」の意味は
「いき詰まってどうにも動きがとれないさま。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「経営が悪化して二進も三進も行かなくなってしまった」
「クライアントとの交渉が難航して二進も三進も行かない状態」
正解は……
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■正解は…
正解は、「にっちもさっちも」でした!
■由来は、そろばん!?
そろばん用語である、二進(にしん)と三進(さんしん)が語源と言われています。
ちなみに二進は2÷2、三進は3÷3のことですっきり割り切れること表します。
「二進も三進も行かない」となると、すっきり割り切れない=どうにもならないに繋がっていると推測できます。行き詰ったとき、この漢字を思い出せたら賢い!
取材・文/高橋夏果