読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第305回は「設える」の読み方です!
今日のお題【設える】
「設える」、正しく読めますか?
「あつらえる」とか「ととのえる」と読みたくなってしまいますが、違うんです。
■ヒント
「設える」の意味は
「設ける。整える。また、飾りつける。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「会社の創立記念イベントのためにパーティ会場を設える」
「お茶の先生のご自宅は、床の間の設えが見事だった」
正解は……
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■正解は…
正解は、「しつらえる」でした!
■「設える」と混同しやすい言葉
「誂(あつら)える」と「整(ととの)える」は、「設(しつら)える」と混同しやすいと言われています。
それぞれの意味は下のようになります。
「誂える」…注文して思い通りのものを作らせる。注文する。
「整える」…形などの乱れがないようにきちんとする。準備をする。用意をする。
オーダーメイドで何かを作ってもらうときは「誂える」、備えつけたり飾りつけたりするときは「設える」、準備するときは「整える」を使います。
使い分けできると職場での評価も上がるかも!?
取材・文/星野美和