読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第485回は「噎せる」の読み方です!
今日のお題【噎せる】
ゴホゴホッ…この様子を何と言う?
■ヒント
「噎せる」の意味は
「①煙・飲食物・ほこりなどが気管に入り、せき込む。むせぶ。②感動して胸が詰まる。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「焼き鳥屋さんで煙に噎せる」
「耐えられない悲しみに噎び泣く」
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正解は……
■正解は…
正解は……「むせる」でした!
■成り立ちの違いは分かる?
「むせる」は「噎せる」とも「咽る」とも書きます。
「咽」は「のむ・のど」を表した漢字。 咽喉(いんこう)などとも使われます。
一方、「噎」の字は「口+壹」でできており、「壹」はつぼを密閉する様子、つまり「食事がのどにつまる」という意味になるそう。
どちらも口や喉に関係しており、むせる状況が想像しやすいですよね。
取材・文/高橋夏果