読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第524回は「拙い」の読み方です!
今日のお題【拙い】
いい意味ではありませんが、自分のことをへりくだって言う時に使ったりします。
■ヒント
「拙い」の意味は
「①下手だ。まずい。②能力・天性が劣っている。愚かだ。③不運である。(集英社『国語辞典』[第3版]より)」
■使い方はこう!
「会議で知識不足のまま拙い発言をしてしまい、反省する」
「拙い演奏ですが、私のピアノを聞いてください」
正解は……
↓↓↓
■正解は……
正解は……「つたない」でした!
音読みの「拙(せつ)」も同じ意味で使われます。
時代劇などで聞く「拙者(せっしゃ)」は自分をへりくだって言う言葉、
「拙宅(せったく)」は自分の家のことをへりくだって言うときに使います。
ビジネスの場で親しくなった人を自宅に招くときに
「拙宅にお立ち寄りください」などと使えるとスマートかも!?
ちなみに、今は、下手や能力がないなどの意味で使われることが多い「拙い」ですが、
昔は、「運が悪い」「薄命である」などの意味でも使われていたそうです。
取材・文/高橋夏果