「私可愛い」を宣言するアイドル道重さゆみさんと、「読まなくていい空気は読まない」と革命を志すアナウンサー弘中綾香さんが豪華共演。アイドルなのに、女子アナなのに、型にハマらない同世代の二人にインタビューしました。
ワンピース¥18000/アンクレイヴ ピアス¥24000・リング¥96000/ショールーム セッション(マリハ) シューズ¥23000/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店(ファビオ ルスコーニ)
「本当はみんな、私可愛いって思ったほうがいい」(綾香)
さゆみ 弘中さんは、ポワポワした赤ちゃんみたいな見た目からは想像できないほど、周りへの気配りがすごくて。リハーサルのときから、スタッフやゲストに話しかけてコミュニケーションをとっていて、尊敬のひと言です。
綾香 ありがとうございます。私の存在に気づいて覚えてもらっていただけで光栄すぎます。アナウンサーの仕事って画面に映っているのはほんの一部だけで、打ち合わせやリハーサルを通して作り手とゲストの架け橋になるのが大切な役割なんですよね。私もなってみるまで知らなかったけど……。最後にお目にかかったのが2年の休養が明けて復帰されたときのミュージックステーション。「2年間どんなふうに過ごしていたんですか?」と聞いたら、「何もしてませんでした」って(笑)。
さゆみ 本当にゆっくりしていました(笑)。私が覚えているのは、「私可愛い」みたいなトークをしているとき、弘中さんが笑顔でうんうん聞いてくれてすごく話しやすかったのを覚えています。周りに引かれちゃうと心が折れそうになることもあるので。あとで放送を確認したら、「可愛い!」って言ってくれていて、すごくうれしかったんです。
綾香 本当に可愛いから、素直に口に出しちゃいました。道重さんのことはアナウンサーになる前からずっと見ていて、可愛らしくてちょっと天然さんみたいな印象だったんです。でも、実際に会ってみると、グループを背負って引っぱっていこうという気概を感じて。「私可愛い」をトークのフックとして使っているのが伝わって、後輩に背中を見せて立っている人だというのが伝わりました。それに、「私可愛い」って、すごくいいキーワードだと。人生は限られているんだし、本当はみんなそう思っていいはず。自分のプライオリティをもっと上げたほうが絶対いい!
さゆみ 言葉の力って強くて、気持ちも表情も変わるんですよね。後輩にも、ネガティブなときは悪いところばかり気になるけど、それぞれいいところがあるんだから、そこを伸ばすほうが絶対に幸せって伝えてます。
綾香 素敵な先輩! 私は、人の言葉を気にしたくないから、エゴサーチは絶対しないんです。ネットニュースも見ないし。
さゆみ 潔い! 私はつい見ちゃうほうです。褒められてると単純にテンション上がります(笑)。ネガティブな意見を見てしまったとき、好きって言ってくれる人たちのことを考えるとどうでもよくなるし、幸せを感じられます。
ワンピース¥15000/ノーク イヤカフ(3点セット)¥ 30000・バングル¥70000・リング( 2点セット) ¥38000/ブランイリス エストネーション六本木ヒルズ店 シューズ¥24000/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店(ファビオ ルスコーニ)
「弘中さんと番組をやるなら、歌って踊る成長物語」(さゆみ)
綾香 もし二人の番組を作るとしたら、何がしたいですか?
さゆみ 一緒に歌と踊りを練習する成長物語にしたいです! 以前、弘中さんとモーニング娘。がダンスする番組を拝見したのですが、私は歌も踊りも大好きだけど苦手なので、二人で一緒に上達するところを見せたい!
綾香 私は道重さんと街ブラロケがしたいな。代官山みたいなおしゃれな街だとハマりすぎちゃうから、大阪のコッテコテのおじちゃんがいるお店に連れていって、どう切り抜けるかを見てみたい。
さゆみ それもある意味成長物語になりそう!
道重さゆみ SAYUMI MICHISHIGE
1989年山口県生まれ。歌手・タレント。アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーで、リーダーも経験。グループ卒業後、長年のモットーである「今の私がいちばん可愛い」があらためて脚光を浴び、ファン層を拡大中。パーソナルブック『SAYU〜LOVE30〜』が発売中。
弘中綾香 AYAKA HIRONAKA
1991年神奈川県生まれ。テレビ朝日アナウンサー。「ノブナカなんなん?」「激レアさんを連れてきた。」「かみひとえ」など、バラエティ番組を中心に独自の存在感を発揮。ラジオ出演や雑誌連載など、メディアの枠を超えた伸びやかな活動ぶりで注目されている。
撮影/野田若葉〈TRON〉 ヘア&メイク/犬木 愛〈 AGEE〉 スタイ リスト/斉藤くみ 取材・文/長田杏奈 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
【BAILA 8月号はこちらから!】