毎日の生活でなにげなくやっていることが、実はあなたを太らせる“デブグセ”だった! ちょっとの意識で体が変わる、正しい痩せグセを身につけて来年こそスッキリBODYを手に入れて。今回は食事編。「食事の20分前にレモン水」「食べる順番はミートファースト」など、無理なく取り入れられる5つのルールをご紹介します。
教えてくださったのは
工藤内科医師 工藤孝文先生
工藤内科にてダイエット外来を担当。『工藤孝文式 神ダイエット』(辰巳出版)など著書も多数。
こんな“デブグセ”心当たりありませんか?
☑食事の時間が不規則
☑コンビニをよく利用する
☑脂っこい食べ物が好き
☑菓子パンをよく食べる
☑口いっぱい詰め込むように食べるクセがある
☑おなかいっぱい食べないと満腹を感じない
《痩せグセ1》朝食に、牛乳、卵、バナナをプラス
朝は牛乳や卵、バナナなどをとることからスタート。「これらの食品に含まれるトリプトファンという成分は、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの材料になり、精神を安定させるので、ストレスによるどか食い防止につながります」
《痩せグセ2》食事の20分ほど前にレモン水を飲む
食事の20分前に1杯のレモン水を。「レモンの香りや刺激が脳の満腹中枢に働きかけ、満腹ホルモン“レプチン”の分泌を促し、空腹ホルモン“グレリン”を抑え込むので、過剰な食欲の抑制になるんです」
《痩せグセ3》食べる順番はミートファースト
食事は肉から食べる“ミートファースト”に。「肉から食べるとインクレチンという食欲を抑えるホルモンが分泌されやすくなり、食べすぎ防止になります。インクレチンは血糖値の上昇もゆるやかにするので、食べたものが脂肪に変わりにくくなり、太りにくくなるのです」
《痩せグセ4》食器を小さいサイズに変える
食器を小さいサイズに変えるのも食べすぎ防止に効果的な方法。「実は満腹感は視覚の影響を受けやすく、目の前の食器が空っぽになると満腹になったと感じます。ですから食器を小さくすれば少ない量で満腹感を感じ、食べすぎが防げるのです」
《痩せグセ5》一日1杯、だしを飲む
一日カップ1杯、だしを飲むことをルーティンに。「だしに含まれるグルタミン酸は快楽ホルモンのドーパミンに近い働きをし、飲むと薄味でも満足します。2週間続けると濃い味好きの“デブ味覚”から薄味で満足する“痩せ味覚”になっていきます」
撮影/伊藤奈穂実 イラスト/沼田光太郎 取材・原文/和田美穂 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年1月号掲載
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