BAILA編集部員のおすすめをご紹介する「エディターズピック」、第5回目は、自分のご褒美にも手土産にも絶対喜ばれる、至極の名品「いちご大福」です♪
幼少の頃、酢豚に入っているパイナップルやサラダに入っているリンゴ、ドライカレーのレーズン、なんならアップルパイすらも、食べ物に混ざったフルーツが苦手でした。フルーツとは単体で食べるもの、という固定観念。今考えると、なんと狭い世界の中で生きていたことか。若い、若すぎる。
あれから月日は経ち、多くの挫折や苦悩、成功、愛憎…種々の人生経験を経て、今、食べ物in theフルーツの価値観を愛でられる大人になりました。
(そんなたいそうな話じゃーない)
今では、毎朝フルーツ欠かしませんし、酢豚は豚より先にパイナップルがなくなるレベル。フルーツ最高。
そんな“in the フルーツ好き”が今回「30代に幸せをくれるもの」として
おすすめしたいのが、この「翠江堂のいちご大福」です。
東京で愛されるづける名品「翠江堂のいちご大福」
春、いちごスイーツ百花繚乱。いろいろ目移りしますが、やっぱり「いちご大福」って特別ですよね。
ここ「御菓子司 翠江堂」は、1943年、下町・中央区新川に創業した老舗の和菓子舗。まだ「いちご大福」がメジャーになる以前の1986年より提供をスタートし、今では「いちご大福といえば翠江堂。翠江堂といえばいちご大福」な超有名店に。
今は日本中でたくさんのいちご大福に出会えますが、やっぱりここのいちご大福は他とは一線を画すALL TIME BEST。まさに「30代に幸せをくれる」名品です。
いちご大福なのに1年中食べられる幸せ…♪
翠江堂のいちご大福の一番の特徴は「1年中提供している」こと。
季節モノのイメージが強いですが、翠江堂では時期によってベストな苺を選り抜き、1年を通しての販売を可能にしています。ですが、もちろん苺は時期によって甘みも酸味も変わるもの。
使用する苺の時期に合わせて餡の甘みを繊細に調整し、毎日熟練職人が一つひとつ手作業で仕上げることで、変わらぬクオリティを提供してくれます。
苺とこし餡&薄皮生地の完璧なバランス
十勝産小豆を炊き上げたこし餡としっとりながら歯切れのよい薄皮、そしてフレッシュな苺。
口に運ぶと、ふわっとした柔らかな生地のあとに、シャクっという苺の食感と出会い、その瞬間ジュワっと口の中にジューシーさが滴る!
味わいは、こし餡がまた、いい仕事をしてくれるんです。(親のような目)
さっぱりとした舌触りかつ雑味のない甘さが、苺の瑞々しさと香り豊かな甘酸っぱさをぐるりと包み込み、食むほどに完璧なバランスに混ざり合っていきます。
イマドキなあしらいや派手な見栄えはないかもしれないけれど、
時代に左右されない確かな職人の技の結集。名品はやはり、いつの時代でも名品です。
現在は、新川本店の他、大手町店と有楽町店の計3箇所に出店。
特にいちごシーズンの今は、午後にはなくなってしまうのでお早めに。
春、新スタートを迎えたあの人に、この春頑張った自分へのご褒美に。
是非お試しあれ。(編集斉藤)