ただ添えるじゃない。果汁であえたり、果肉を焼くことでいろいろな表情を見せてくれる「レモン」。今回は料理家のワタナベマキさんに暑い夏におすすめな「厚切り豚のレモンソテー」のレシピを教えていただきました。
厚切り豚のレモンソテー
レモンの苦みは皮に多く含まれる。酸味も際立つよう焼き上がりの直前に、さっと火を通すのがコツ。
焼きレモンが豚肉のポテンシャルを引き上げる
●材料(2人分)
豚ロース厚切り肉……2〜4枚(300g)
トマト……2個
にんにく……1かけ
バゲット……2㎝厚4枚
レモン……1個
オリーブ油……小さじ2
塩・黒こしょう……各適量
〈ディルバター〉
バター……10g
ディル……2枝
塩……ひとつまみ
●作り方
①豚肉は常温に戻し、筋切りする。へたを取ったトマトは横半分に切る。ディルバターを作る。バターを室温に戻してやわらかくし、刻んだディル、塩を加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める。
②フライパンにつぶしたにんにくとオリーブ油を入れて中火にかけ、香りがたったら豚肉を入れて焼き目がつくまで焼く。豚肉を裏返し、あいたスペースにトマトとバゲットを入れ、弱めの中火で約6分焼く。
③レモンを半分にカットし、果汁を搾ったらまるごとフライパンに入れてさっと焼き、全体に塩・黒こしょうをふる。器に盛り、温かいうちにディルバターをのせる。
撮影/伊藤徹也 スタイリスト/中里真理子 調理/ワタナベマキ 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年7月号掲載