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【弘中綾香、30歳】アナウンサーは天職ですか? 仕事との向き合い方を知るQ&A!

アナウンサーの既成概念にとらわれず、“自分らしさ”を大切にしながらその魅力で唯一無二のポジションを確立してきた弘中綾香。そんな彼女がこれまでどのように仕事を乗り越えてきたのか、仕事に悩める30代にとってエールとなるお話を聞かせてくれた。

弘中綾香の仕事との向き合い方とは?

弘中綾香ってどんな人?

Q.アナウンサーという仕事のやりがいって?

A.出演者として表に出ているのは私たちですが、その裏側ではたくさんの人たちが動いている。アナウンサーってチームワークのお仕事なんです。
そのチームの一員として認められていること、役立てていることがいちばんの喜びであり、やりがい。

Q.仕事に対する具体的なビジョンは持っていますか?

A.これも人生計画と同じで特にないんです。私が大切にしているのは遠い先の未来ではなくその時々、自分の中にわき上がる「したい」「やりたい」という思い。そして、その思いをちゃんと言葉にして伝えること。私一人には力がないけれど、周りの方の力を借りればそれが現実になるかもしれない。「やりたいです」「誰か助けてください」って、“助け待ち”なんです。

Q.自分の個性や才能はどうやって見つけましたか?

A.学校の教育方針もあるのかもしれませんが、私の周りは自分の意見をハッキリ言う友達が多かったんです。同調よりも個々の意見を大切にする環境で育ってきたので、気づけば『人と同じことをしてもつまらないな』と感じるように。それはアナウンサーになってからも同じ。私が言えること、私にしか言えないことを大切にしたいという思いが自分の中にあって。気づいたら、こんな感じになっていました(笑)。

Q.苦手な人とのつきあい方とは?

A.苦手な人と出会ったときや相手の言動にモヤモヤしたときは
「えー、ウケる(笑)」
いっそ面白がってしまったほうが心は健やかな気がします。

Q.仕事を辞めたい、転職したいと思ったことは?

A.あります、あります。でも、「辞めたいな」と思ったときはまだまだ未熟だったので。“道半ば”の今は答えを出す時期ではないかなと。「やり切った」と思えるまで頑張ってみようと。続けているうちに「楽しい」と思えるようになりました。

Q.職場の人間関係で大切にしていることって?

A.職場の人間関係においては、“当たり前のことを当たり前にする”それしか考えていないです。たとえば、それはメールの返信をするとか、遅刻しないとか、振られた仕事をちゃんとやる、人として最低限の礼儀をわきまえるとか。職場はいい番組をつくるための場所。友達をつくる場所ではありませんから。皆と仲よくする必要はないと思うんです。人間、好き嫌いがあって当然ですから。
全員に愛されようなんて無理な話ですし、全員に愛される必要もないですしね。
自分が尊敬している人、自分が仕事をしたいと思う人に認めてもらえればそれでいいって私は思っています。

Q.仕事をミスして落ち込んだときの心の立て直し方は?

A.友達や先輩や尊敬している人に話します。吐き出すことでスッキリしますしそこで解決策のヒントをもらえることもあるので。一人ではあまり抱え込まないかもしれない。

Q.弘中さんが思う“天職の見つけ方”って?

A.私がアナウンサーになるなんて、自分も周りもまったく思っていなかったので。今、思うことといえばただひとつ「いろんな入社試験を受けてよかったな」。大学生の私ができることなんてたかが知れていたし、「これがしたい」と自分で考えるより、「あなたにはこれが合いますよ」と認めてくれる会社に入ろうと考えたんです。そこで私を拾ってくれて、アナウンサーという仕事を与えてくれたのが今の会社だっただけで。
「自分にどんな仕事が合っているか」を決めるのは、実は自分ではなく周りなのかもしれないなって。
私はそんなふうに思っています。

Q.弘中流の“働くモチベーションを上げる方法”を教えてください!

A.買い物をすること、でしょうか。そもそも、仕事とはお金を稼ぐためのものなので。お金を使うことで「働かなくちゃ」の気持ちを上げる。「これを買えるのは働いているからだぞ」って(笑)。

Q.弘中さんにとって“仕事”ってどんな存在?

A.働いていない自分は想像できないので、必要なことではあると思うんですよね。同時に「それが人生のすべてになっちゃいけない」と思う自分も。
私にとって仕事は“自分が幸せになるため“、“自分らしく歩いていくため”の手段なのかもしれません。
自分らしく歩くことができなくなってしまったら、アナウンサーの仕事も私は手放すんじゃないかな。

弘中綾香

弘中綾香


ひろなか あやか●1991年神奈川県生まれ。’13年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして活躍するかたわら雑誌で3本のエッセイ連載を持つなど、自分自身の“表現”も大切に。今年は『弘中綾香の純度100%』と『ひろなかのなか』の2冊の本を出版。注目が集まっている。

ジャケット¥39600/シップス 渋谷店(ジェイシーエム) ネックレス(上)¥33880・(下)¥10890・バングル¥62920・リング¥19360(すべてニナ・エ・ジュール)・クリアリング¥16940(ナタリー・シュレッケンベルグ)/ショールーム 233 イヤカフ¥14300/UTS PR(ルフェール)

撮影/今城 純 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/辻村真理 取材・原文/石井美輪 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年9月号掲載

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