子どもたちの気持ちに寄り添う真摯な回答が胸を打つ、話題の連載がBAILAに出張! 仕事、結婚、恋愛etc.大人のリアルなお悩みに、小島よしおならぬ“よしお先生”が回答。今回は、今後のキャリアやライフプランに悩んでいる方にアドバイス!
【今後のキャリア&ライフプラン編】 挑戦と安定、 どっちが大事!?
3年後、5年後、10年後の自分は、何を達成してどうなっていたいのか。何かを選んだら、何かをあきらめるべき?選択する難しさに悩む人多数。
家庭も大事だけど、仕事で成長したい(トモさん28歳・メーカー広報)
30代目前の今、仕事が順調で、もっと今の職場で頑張りたい欲が増しています。その反面、結婚も控えており、仕事が多忙で転勤もある旦那さんからは、いざとなったらついてきてほしいと言われています。仕事を続けていては転勤先についていけないし、別居婚では子どもができるタイミングを逃してしまうかもという気持ちもあります。仕事がすごく楽しくてやりがいがあるし、もっと成長したいと考える私は間違っているのでしょうか。
やりがい、お金、軸足はどっちに置くべき!?(ジュンコさん31歳・イベント関係)
契約満期を迎えるため、正社員になるべきか、やりたいことに挑戦するために辞めるべきかを悩み中です。やりたいことに挑戦したいけど、コロナ禍でもお給料をもらえる現職はありがたく、この仕事を手放していいのかという不安もあります。また、妊活も考えます。上司には、正社員なら育休産休が取れると言われますが、子どもがいたらやりたいことはできないと思ったり。不安なことだけを考える毎日でそんな私に、活を入れてほしいです……!!
【よしお先生のこたえ】ダブルラッキー理論で、やりたいことから始めるべし!
トモさん、やりがいを感じて仕事が楽しいと思えるのは素敵なことですね! 人として成長したいとか進化したいと思うことは本能だから、否定する必要なんてありません。ジュンコさんのように、選択肢があるからこそ、先々を考えて不安や迷いが生まれるのも自然なこと。
お二人の悩みに対して、こっちが正解と言い切ることは難しいけれど、僕の考え方のひとつにある、“ダブルラッキー理論”が参考になればいいなと思いました。
たとえば、明日仕事があるのはとてもありがたいこと。でも、急遽スケジュールが変更になって、休みになった。そんなときに、「あ〜残念だな」ではなくて、「◯◯ができる時間ができてラッキー!」と思うようにする。こんなふうに、どっちに転んでも幸せにつなげる考え方をダブルラッキー理論と呼んでいます。ちなみに僕の場合は、仕事が飛んだら、資格を取得するために練習しているヨガの時間ができてラッキーだなって思っているよ。
明日の仕事と人生の選択はレベルが違うかもしれないけれど、難しく考えすぎないで、今やりたいことや、今できそうなことをまずやってみる。その先で思うようにいかないことがあっても、「Aがダメだった分、Bができる」と考えることができたら、きっとかたちは違っても幸せや喜びがあるはず。
ダブルラッキーな引き出しを持つためには、いろんな考え方や生き方があることを知ることも大事。そうすることで、“この道だけが正解”じゃなくて“、どっちの道も違う楽しさがある”と、発想を転換できるようになると僕は思います。
子ども向けの悩み相談AERA dot.の連載が話題に!
「どうして宿題をやらないといけないの?」「クラスの男子からちょっかいを出されるのがイヤです」など、子どもたちの疑問や悩みに答えるAERA dot.の人気連載「ボクといっしょに考えよう」。大人の心にも響くと注目を集めている。
小島よしお
1980年生まれ、沖縄県出身。早稲田大学卒の経歴を生かして、クイズ番組、バラエティに多く出演。ほか、子ども向けライブやYouTube「小島よしおのおっぱっぴー小学校」「ピーヤの休日【ピーヤTV】」も発信!
撮影/五十嵐勇生〈TRON〉 ヘア&メイク/奥川哲也〈dynamicdynamic〉 スタイリスト/松本ユウスケ(anahoc) 取材・原文/木村真悠子 (お悩みはLINE会員に3月29日〜31日までオープン形式で募集。相談者の名前は仮名、質問文は一部省略しております) ※BAILA2022年7月号掲載