子どもたちの気持ちに寄り添う真摯な回答が胸を打つ、話題の連載がBAILAに出張! 仕事、結婚、恋愛etc.大人のリアルなお悩みに、小島よしおならぬ“よしお先生”が回答。今回は結婚について。後悔しない未来を選ぶにはどうしたら?
【結婚編】結婚したい!? 一人が楽!? 幸せって比べられるもの?
結婚して支え合えるパートナーと過ごしたい人も、積極的に結婚したいと言い切れない人も、後悔しない未来を選びたい!
明日にでも結婚したいのに誤解されてチャンスもないなんて!(みさこさん37歳・医師)
結婚ができないことが悩みです。一人で生きてはいけないので、絶対に結婚したいのですが、結婚相談所もマッチングアプリも出会いを探せるのは30代前半までと痛感し、今までの自分の生き方を悔いています。仕事が大好きですが、仕事だけの人生を望んでいません。なのに、この年まで独身だと、あたかも仕事を選択したかのように思われて、ますます結婚願望のない人だと誤解されます。周りの人に紹介してほしいと頼んでも、冗談だと思われるのが、とてもつらいです。
一人が楽と知りつつ結婚願望があるという矛盾に悩む(まりさん28歳・マーケティング)
30歳に近づき、キャリアも培われて経済的にも安定した生活を送れるようになりました。一方で周りが結婚ラッシュを迎え、親からプレッシャーのようなものを感じることがあります。子どもは大好きなのですが、友人ですら家に泊めるとどっと疲れてしまうくらい、他人と過ごすのが苦手なんです。このまま一人で過ごしたい自分と、家庭を持つことに憧れる自分がいて、将来が見えず、漠然とした不安があります。
【よしお先生のこたえ】結婚したい人は言霊を大切に。“しない幸せ”も尊重したい
みさこさんは、それはつらいよね。結婚願望があるのに冗談だと思われてしまうなんて。ここでひとついえるのは言霊です!「結婚したいのに、できないのよ〜」とは言わず、「結婚したいの!」で止めるんです。あきらめるフレーズやネガティブな言葉は、今日からやめにしましょう。大丈夫、“絶対に結婚できる”と思っていたらできるから! 僕も36歳で結婚したんだけど、めちゃくちゃ婚活してました。飲み会や合コンにも参加しまくったけど、絶対にいい人と結婚できるって信じてました! もうひとつ、僕が実践していたのは、よく目にする場所に目標を書いて貼ること。僕の場合はトイレの壁で、「いい人に出会う」「子どものカリスマになる」「大きな家を建てる」とか。半年に一回くらいは貼り替えて内容もアップデートしていましたね。僕の経験上、口にする言葉、目にする言葉を前向きなものに変えると、いい影響があるはずです。
一方で、まりさんのように、一人が楽かもしれないと思っている方も、実は多いんじゃないかな。一人が合っている人はそのままでいいと思うんですよね。僕たちよりも上の世代は、結婚して子どもができて、マイホームがある=幸せのかたちだった時代があって。でも、今はそれだけが人生における幸せじゃない。色々な選択肢があるし、暮らす場所も一緒に年をとる相手も、ハッピーになる方法は一つではないよね。子どもがいたほうが幸せな人もいるし、そうじゃない人もいる。親や友達など周りのことも気になるだろうけど、まりさんの本心を何より大切にしてほしいなと思います。
言ってしまえば、お金の心配がクリアになったら、人はいろんな生き方が選べるんだよね。これについては、次のお悩みでも一緒に考えてみましょう。
子ども向けの悩み相談AERA dot.の連載が話題に!
「どうして宿題をやらないといけないの?」「クラスの男子からちょっかいを出されるのがイヤです」など、子どもたちの疑問や悩みに答えるAERA dot.の人気連載「ボクといっしょに考えよう」。大人の心にも響くと注目を集めている。
小島よしお
1980年生まれ、沖縄県出身。早稲田大学卒の経歴を生かして、クイズ番組、バラエティに多く出演。ほか、子ども向けライブやYouTube「小島よしおのおっぱっぴー小学校」「ピーヤの休日【ピーヤTV】」も発信!
撮影/五十嵐勇生〈TRON〉 ヘア&メイク/奥川哲也〈dynamicdynamic〉 スタイリスト/松本ユウスケ(anahoc) 取材・原文/木村真悠子 (お悩みはLINE会員に3月29日〜31日までオープン形式で募集。相談者の名前は仮名、質問文は一部省略しております) ※BAILA2022年7月号掲載