「スマホに夢中になっていると、どうしても体が猫背に縮こまり、呼吸も浅くなってしまいます。呼吸が浅いと血流が悪くなり、結果むくみの原因に。胸を開けるようになる肋骨ストレッチを定期的に行って」(丸山先生)
肋骨ストレッチ①
まずは、肋骨のすき間部分に指を置く。
肋骨ストレッチ②
そのまま、圧をかけながら、指を置いた側の腕をゆっくりと回す。しっかりおへその下まで空気を入れるように。大きく呼吸ができるようになり、むくみの改善に。
「脚を上げて寝ると、物理的に脚にたまった水分が流れるので、むくみ解消には効果的なのは本当。ただ、脚を上げすぎると顔へと水分が移動して、逆に顔がむくんでしまうことも。短時間or頭と同じ高さで寝て」(田路先生)
寝返りが打てない状態では、腰痛などを引き起こしてしまうことも。ゆるやかなVの字を描くように、顔と同じ高さに脚を上げて寝るのがベター。
「水分や老廃物を手でしっかり押し流すのも、もちろん有効。でも、足首をかるく動かしたり、ツボを押す程度でも、脚のポンプ機能を高め巡りを改善することは可能です。オフィスやお家など、すきま時間でトライを」(丸山先生)
自宅でむくみに効くツボ
くるぶしから指4本分の位置にある三陰交と、ひざの内下方にある陰綾泉。押して痛みがあるなら、余分な水分がたまっている合図。
オフィスで足首パタパタ
足首を上下にパタパタすれば、血流を送り出すポンプ機能がUP! 座った状態でできるので、仕事中の気分転換にもおすすめ。
オフィスで内ももポカポカ
ひざの内側にある「血海」というツボ。文字どおり、血液の流れに関するツボなので、ここをペットボトルなどで温めるだけでも巡り改善!
「むくんでいる部分をマッサージをするのではなく、その滞りの原因である大きな筋肉をほぐし、全身の巡りを循環させるのがポイント。顔だと耳や首、脚だとお尻をほぐすことで、せき止めていた詰まりを解消できます」(丸山先生)
顔のむくみに「耳こりほぐし」①
耳は首の筋肉、胸鎖乳突筋が近いため、耳が硬いと首も詰まっている合図。まずは外側に引っぱって。
顔のむくみに「耳こりほぐし」②
耳全体を柔らかくなるまで、四方に引っぱりながらほぐす。顔がポカポカ温まったらOK!
脚のむくみに「尻筋ストレッチ」①
寝ながら片脚を組み、ひざを抱えて胸に近づける。頑張れる人は1分キープ。反対側も同様に。
脚のむくみに「尻筋ストレッチ」②
慣れてきたら、組んでいる脚をひざに近づけて。お尻の筋肉がしっかりのびているのを感じて。