野菜ソムリエ・Atsushiさんが教える、美をつくる食習慣! アラサー特有の不調は食事でリカバリーできることも。ピンチのときでも焦らず対処できる、食材のパワーをお教えします。
【お悩み別】美しく&痩せる食べ方・体の不調編
Q 貧血ぎみなときのおすすめ食品は?
A 実は鉄分が抜群に豊富なのり!抗酸化値がナッツ中最大のくるみもおすすめ
鉄分といえばレバーのイメージですが、実はのりはレバー並みに栄養価が高い日本のスーパーフード。手軽に貧血予防ができますよ。さらにナッツの中で断トツに亜鉛が豊富なくるみもおすすめ。亜鉛不足は抜け毛や肌荒れにも効果的なので、積極的にとりましょう。
Q なかなか疲れが取れないときのおすすめは?
A アスパラガスは食べる栄養ドリンク!
アスパラガスに豊富に含まれるアスパラギン酸は、栄養ドリンクにも配合されるほど疲労回復効果の高いアミノ酸。なかなか疲れが取れない人には特におすすめです。抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEをすべて含むので、高い美肌効果も。
Q 体調がイマイチすぐれないときは何を食べればいい?
A 毎日でも食べてほしいスーパーフード茶色い宝石デーツ
中東で奇跡の果物と呼ばれるデーツは、鉄分やリン、銅、マグネシウム、カリウムなどのミネラルをバランスよく含んでいます。ミネラルは体の機能をコンディショニングする働きがありますし、濃厚で甘いのに1個10kcal程度の低GI食品。栄養が高くヘルシーな茶色い宝石です。
Q 健康な体をつくるためには何を食べるとよい?
A カレー粉は栄養がぎっしり詰まった魔法のパウダー
抗酸化作用と抗菌作用が強いターメリックをはじめ、多くのスパイスが配合されたカレー粉は体にいいことだらけ。カレーを作るときはかぼちゃをレンジで加熱してからマッシュして入れると、小麦粉を使わなくてもとろみが出ます。スープやサラダにも大活躍です。
Q むくみを取りたいです!
A 大豆と緑黄色野菜のいいとこ取りな枝豆と美容栄養素たっぷりのアボカドでむくみ解消!
カリウムが豊富な枝豆やアボカドは、むくみを解消して便秘もスッキリ。特に大豆が熟す前の枝豆は、大豆と緑黄色野菜の栄養を併せ持つスーパー野菜。アルコールの分解を促して肝機能の働きも高めるのでお酒のおつまみにもぴったり。冷凍でも栄養はそのまま!
Q 冷え性を助けてくれるのは?
A 体を温め、喉鼻を守る冬野菜で解消!
ビタミンCやβカロテンが豊富な冬野菜のなかでも、特に根菜類は、体を温めてくれる効果があり、冷え予防にぴったりです。キムチやコチュジャンなどに含まれる唐辛子も血行を促進して発汗作用があるので、冬に積極的にとると足先までポカポカしますよ。
撮影/中垣美沙 ヘア&メイク/今関梨華〈Linx〉 フードコーディネート/田村つぼみ 取材・原文/松山 梢 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載