だしを飲むだけで食欲旺盛な“デブ舌”から薄味でカロリー低めな食事を好む“ピュア舌”へと変化! 今回は基本のだしのとり方と、ズボラでもできるお手軽だしのとり方を料理家・栄養士の田村つぼみさんに伺いました。
料理家・栄養士 田村つぼみさん
料理研究家・浜内千波氏のもとで修業後独立。毎日の“ふだんごはん”を無理せず楽しく健康に!をモットーに、書籍や女性誌での掲載を中心に活躍中。健康や美容レシピに定評がある。www.tsubomi-t-cooking.com/
Instagram:tsubomi_tamura
ライターNがトライ!「一番だし」のとり方
【材料】 かつお節...10g(ふた握り) 昆布...2枚 水...1ℓ
昆布は切り込みを入れるとうまみが出やすく!
昆布ははさみで数カ所切り込みを入れたり、手で細かに折ったりしておくと、うまみ成分がより出やすくなる
昆布は弱火で。ネバリが出る前に取る
鍋に水と切り込みを入れた昆布を入れて30分ほどおく。弱火で加熱して沸騰直前で昆布を取り出す。
沸騰した鍋にかつお節を入れる
お湯がフツフツと沸騰したら中火にし、かつお節を入れていく。かつお節のいい香りがふわっと立つ
お玉でアクを取る
鍋にかつお節のアクが浮き上がってくるので、お玉などですくい取っていく
2分加熱し、火を止めて放置
かつお節を入れて約2分加熱したら、火を止める。かつお節が鍋の底に沈むまで放置
ゆっくりこせば、黄金だしの完成
ボウルの上のざるにキッチンぺーパーを敷き、ゆっくりとだしを流す。黄金の一番だしのでき上がり
編集スガコがトライ! めんどくさがりさん向け「ズボラだし」のとり方
<コーヒードリッパーでお湯を注ぐだけ編>
【材料】 かつお節...5g(ひと握り) 水...500mℓ
コーヒードリッパーにホルダーとフィルターをセットし、かつお節を入れ、ゆっくりとお湯を注いでいくだけでOK。この分量で、おなかがすいたときに気軽に飲める約3杯分のだし。
<耐熱びんに放置するだけ編>
【材料】 かつお節...5g(ひと握り) 昆布...2枚 干ししいたけ...1枚 水...1ℓ
昆布、しいたけ、かつお節を耐熱びんに。熱湯を200mℓほど注いで1分放置し、水を800mℓ注ぎ冷蔵保存。1時間後から飲めて3日間保存可能。
かつお節は袋に入れるとあとで楽!
撮影/鈴木希代江 イラスト/紫芝幸代 取材・原文/中島 彩 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年4月号掲載
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