同じバイラ世代でも、それほど食べてないのに太りやすい人、けっこう食べているのに太りにくい人の2パターンが存在。その理由、実は腸内環境のせいかもしれません! 「やせ腸」への第一歩は、日々の生活習慣をちょっと見直すこと。「1時間に一回は動く」「スマホは目の高さに持ち上げる」など、3つの改善ポイントを教えます。
【新習慣5】デスク仕事中は…
×《デブ腸》動かざること山のごとし
○《やせ腸》1時間に1回はちょこちょこ動く
腸への刺激がないと腸の血流が悪化
歩くことで腸は揺すられますが、座りっぱなしでは腸への刺激が皆無。血流が滞り、動きが悪くなります。さらに猫背の姿勢だとお腹が「く」の字に曲がり、腸が圧迫されて便が詰まりやすい状態に。激しい運動は不要ですが、座りっぱなしは×。上体をひねったり、左右に倒したりすればOK。1時間に1回は体を軽く動かすよう心がけましょう。
【新習慣6】週末の朝は…
×《デブ腸》たっぷり朝寝坊して日頃の睡眠不足を解消
○《やせ腸》いつもと同じ時間に起きる
寝だめすると腸が時差ボケに!
休日に寝だめするのは、デブ腸まっしぐらのNGな生活習慣。睡眠時間がバラバラだと腸は時差ボケの状態に。大腸の動きと関連している自律神経のリズムがくるってしまい、腸内環境の悪化につながるのです。休日の寝だめはプラス1時間以内にして、睡眠不足は20分以内の昼寝でカバーを。朝は日光を浴びて朝食をとり、体内時計を整えましょう。
【新習慣7】スマホを見るときは…
×《デブ腸》うつむいて操作している
○《やせ腸》スマホを目の高さに
スマホ猫背が腸の動きをつかさどる神経を圧迫
体重50kgで頭の重さは約5kg。下を向いて背中を丸めると、首や背中への負荷は3〜5倍に激増します。長時間、猫背の姿勢でスマホ操作を続けると、内臓や背骨に沿って走っている神経が圧迫されるので、腸の動きが鈍くなりがち。スマホを目の高さに上げて首を下に向けすぎないようにしたり、スマホを持つひじを手で支え、負担を減らして。
みやま市工藤内科院長
工藤孝文先生
糖尿病、ダイエット治療、漢方治療が専門。テレビに肥満治療専門家として登場するなどメディア出演も多数。
『医師が教える“デブ腸”を“やせ腸”に変える50の法則 美人体質は腸が9割』
昨年秋の発売以来、人気を博している工藤先生の「腸美活」指南本(学研プラス)も注目。
監修/工藤孝文 イラスト/山中玲奈 取材・原文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2021年4月号掲載
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