パーフェクトは目指さなくてOK。簡素化だけど気分がアガル&清潔感あるマスクメイクを!
マスクの日のメイクって、みなさん悩まれていませんか?メイクを薄くしちゃうとぼやっとした顔になってしまったり、反対に濃くしちゃうと迫力のある顔になってしまったり…。大切なのは、簡単ながらも気分と清潔感がアップするメイクの頑張りどころを知ること!! ポイントは下の3つです。
教えてくれたのは…
ヘア&メイク長井かおりさん
流行にたやすく流されない、その人の個性を生かしたいちばんきれいな自分に出会えるメイク提案が好評。メイク本『テクニックさえ身につければ、「キレイ」はもっと引き出せる』ほか、本を出せばヒットするといわれる人気者。
HOW TO MAKE POINT
1:眉やアイラインの「線」は盛って、ぼんやり顔をくっきり!
2:まぶたの「面」は気分がアガルカラーを、抜き気味に
3:湿気で落ちさせないメイクで、清潔感キープ
「まず1つめ、線ですね。顔の半分がマスクで隠れてしまい血色や色みがないですから、顔がぼやけがち。そんなぬぼっとした顔に力を与えてくれるのが、線となるアイラインやアイブロウ!いつもよりアイラインもアイブロウも少し長めに引き、くっきりとした線を作るのがポイントです。アイラインは、ブラックだと悪目立ちしてしまうので、なじみのいい濃いめのブラウンかつ、マスク付近の湿気でも落ちない、持ちのいいジェルタイプのアイライナーを。下からあててまつ毛とまつ毛の間を埋めていき、目のキワは真横にすっと流すように、少し切れ長に引いてみてください」(長井さん)
キワに引きやすく絶妙なタッチで、涙やこすれにも最強。インテグレート スナイプジェルライナー BR620¥950(編集部調べ)/資生堂
「そして眉。眉はよく眉下を描き足す人が多いですが、マスクメイクの時はあんまり下に
攻め込まず、完璧な対称じゃなくていいから上の方を攻めて描くように。上を太くしていつもの山よりはもうちょっと外側にスライドして長めに描いていくと、眉というパーツがしっかり際立ち、マスクで目立つ顔の余白が気にならなくなるんです。アイテムを変えずとも、描き方次第でいかようにもなるのが眉のいいところですよね」
抜きどころのアイシャドウ。まぶたの自由を謳歌して
「そして2つめは、まぶたのアイメイク。ここは、力の入ったグラデーションとか、過剰なキラキラものは避け、簡素化したアイメイクでOK! 閉塞感がでないよう、あえて力を抜くべき箇所です。カラーは、自分の気持ちがアガル単色のカラーを自由に選んで、指でまぶたにさらっとなじませていって。ピンポイントに効かす単色使いなので、赤みメイクや旬のイエローカラーなどにトライしても、浮かずに案外しっくりくるから、ぜひ挑戦したいカラーがあればこの機会に試してみてください。まぶたに抜け感があるだけで、ぐっとお洒落感も増しますし、気持ちもアガルこと間違いなし!!」
マスク蒸れによるにじみを回避
「最後に、メイク落ちについて。マスクをしている時って、マスクから上がってくる湿気でアイメイクが落ちたり、まつ毛が下がってくるって、言いますよね。アイラインやマスカラのにじみやへにょんとカールが落ちてきたまつ毛は清潔感を損なうので、落ちないよう徹底しましょう。アイライナーは上にも書いたジェルタイプ、マスカラもフィルムやウォータープルーフタイプなど、アイテム選びがポイントです。まつ毛は最初からぐりんと上げず、目もとのラインと同化するぐらいのなだらかなカールだと、日中にカールが落ちても目立たず、いい感じですよ」
瞬時にカールロックし、ロングまつ毛に。お湯で簡単オフ。ファシオ パワフルフィルム マスカラ(ロング) BK001¥1200/コーセー
「どれもちょっと心がけるだけの簡単テクニックで、マスク時の顔がぱっとあか抜けますから、ぜひお試しを。マスク生活な日々でも、ポジティブな気持ちでメイクを楽しんでみてくださいね♪」
取材・文/中島彩 構成/渡辺敦子〈BAILA〉